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社会学

トップの選ばれている商品およびレビュー


__により 長谷川 公一
残り
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"内容の詰まった、知的刺激に溢れた一冊。" - __により サイゴンの坂道 (東京都)
New Liberal Arts Selectionのシリーズは、他に『政治学』と『心理学』が出ており、本書はその3冊目として出版されている。

 他のシリーズ同様、内容が盛り沢山であり、取り上げられている領域も広く、非常に勉強になる。私は今まで、10冊以上の社会学の概説書を手にしたのだが、本書が最も高品質であるように思える。基本的な知識を抑えつつ、当該分野の先行研究をきっちり紹介してくれている。これ一冊で、社会学入門から、大学院入試、そして修士論文まで対応できるだろう(院試ならば、オーソドックスな『社会学のあゆみ』や『クロニクル社会学』、そしてちと古くて難易度高いが『命題コレクション』なども併読すれば万全ではないだろうか)。

 値段は入門書としては少し高いが、それだけの価値はあるだろう。面白くて勉強になる一冊であった。

__により 岩本 茂樹
在庫あり。
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"岩本茂樹が本になったようです。" - __により funks (兵庫県)
岩本茂樹先生の講義の面白さが、そのまま本になったようである。読むだけでまるで講義をされているようだった。

自分が感じた良い悪い点を書きたいと思う。

☆良い点

読みやすい。小難しい書き方はされておらず、教授自身の面白い体験が、どのような難しい社会学の考え方に当てはまるのか、が書かれている。
「入門」に相応しい内容ではないだろうか。
あくまで「入門」なので、社会学の導入に使うのは良いが、その後ずっと使えるかと言われれば・・・(ºωº)

安い。他の本に比べて、この本は値段が低めに設定されてある。これは教授自身が、印税は要らないから学生達が手に取りやすいように、と配慮されたからである。
このような配慮をしてくれるのも、茂樹先生の良いところだと自分は思う。

☆悪い点
特になし。強いて挙げるなら、「事例」と「社会学的な考え」は結びつくが、それが「誰の考え」であるかは、教科書ではあっさりしているので頭に残りにくい、という事だろうか。
自分でちゃんと勉強すればいい事なので、☆のマイナスはナシにしている。

総じて、社会学の入門書としてはいい本だと思う。手に取りやすく、何より「社会学の面白さ」がわかるのが良いと感じた。

通常1~3か月以内に発送します。
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"間違いなく大著" - __により 竹沢
確かに、翻訳がいまいちという意見は少しわかりますが、原文(英語)を読むとその理由がハッキリと理解できます。
日本語と英語の本質的な部分で、訳すのが難しいのです。
特に学問書なので、曖昧で自己解釈の範囲内にしか収まらない訳では意味がないので、このような訳になるのだと思います。
また著者の英文にもクセがあること、日本社会学会には未だない言葉が輸入されてきて、この本で初めて訳されていることも原因では。
そのような中でも、よく訳されている方だと思います。

他の方は退屈と言いますが、この本は間違いなく社会学の大著です。
社会学の基礎知識が無い方に退屈と捉えられているのでは?
そのような方には、日本人の学者が日本語で書いてくれた入門書をオススメします。

__により 加藤 秀俊
残り
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"身近な事例と、豆知識が楽しい、いろいろな連想を拡げてくれる加藤節を久しぶりに楽しんだ。" - __により 土筆の子
「社会学」とは世間話とのこと。読書案内もあり、紹介されている本をいくつか読んでみようと思う。英語の勉強にも使えそうだ。ときに押しつぶされそうになる日々の中で、加藤さんの本に出会って30年、時々に救われてきたように思う。読者に自分でも何か研究できる、そして書ける、書かねばと感じさせてもくれる。巻末に1962年の「中公新書刊行のことば」がある。最近の中公新書には掲載されないのもあるけれど、加藤さんが書かれたそうだ。

以下、メモ (連想を書いて見ます。)
第一章、「社会学」-現代の世間学
P16,17:加藤さんの別著「メディアの展開」ででてきた江戸時代の識者に、またお会いしました。松浦清山、太田南畝、貝原益軒、等々。
P18<世間師、宮本常一>:武蔵野美大に研究室を設けていたそう。現在、美大で火・木の10:00から16:30まで資料館が開館。近所なので行ってみた。収集品がデザインのひな型になっているようだった。
P24<ホーボー「hobo」>:住所不定、あちこち放浪の旅をつづける浮浪者のこと。「ホウボウさまよう」の日本語のことばに発音が似ている。外国語と日本語でたまに語感が似ている言葉があるのは不思議。タイ語:カンサイ(左側)これは関西を連想。赤坂の食堂、外人さんが来ていたこともあり「蕎麦」と「サバ」を混乱気味であった。
P30<Barbara Ehrenreich: Nickel and Dimed, Henry Holt and Co. 2001 著者の下層社会での経験をそのまましるした名著>:読んでみたい。

第二章、集団―つながる縁。
P44<あんまりひどい縁だと「縁切り寺」。>、P49<ギターがじょうずなんだってね。>
P54<部長が定年退職、しぜんと疎遠になっていく。>、P56<バスケットボール部で合宿をかさねてきた友人。> と身近な例。
P47<米山俊直>:伊丹・西宮の大手前大学学長、淀川・琵琶湖流域委員会の委員もされていた。著者と共著の「新遠野物語」を読んだことがある。
P59<Erik H. Erikson: Childhood and Society. Norton. 1950 こどもが社会のなかでどう育っていくかを論じた名著>:読んでみたい。

第三章、コミュニケーション-ことばの力
P80<新聞の功罪、アメリカのハースト系新聞の捏造記事が、米西戦争をもたらした>。ベトナム戦争、イラク戦争、アラブの春、シリア内戦(戦争)も同根のように思える。
P87<梅棹忠夫、情報の文明学、中公文庫、1999 : 情報産業論>:を読んでみた。胚(embryo)、内胚葉産業・農業、中胚葉産業・工業、外胚葉産業・情報産業。エンゲル係数、お布施の原理。

第四章、組織―顔のない顔
P111<肥後守>:鉛筆を削るナイフの話を著者からお聞きしたことがある。
P113<国家という法人>:社会人のランク分けなど、管理されているのをこのところさらに実感。
P114<桜井徳太郎、講集団成立過程の研究、吉川弘文館、1962>:半年かけて読んでみたいと思う。

第五章、行動―ひとの居場所
P131<せまいながらも楽しい我が家>:「My Blue Heaven」なるヒット曲があった。
P138<アジール(居場所のないひとの居場所)独語>:
ゾミア(大陸部東南アジアにおいて、歴史的に低平地の人口集積地に基盤をおく政府による支配が困難であった巨大な山塊地域)を連想。ジェームズ・C・スコット、ゾミア:脱国家の世界史、2013、は大分の本だった。アサイラム(英語、ピッツバーグにサルマン・ラシュディ―などの亡命者の保護施設があるそうだ)。マルーン(中南米の逃亡奴隷がつくった独立地域)。
P139<てら銭、(寺銭)>:こういったミニ知識が得した気になる加藤節。

第六章、自我―人生劇場
P150等<椿姫、ボヴァリー夫人、修禅寺物語>:スマホで調べながら読むのが楽しかった。
P150<役割葛藤、役割移転>:サルトルの「実存は本質に先立つ(存在と役割)」、ボーヴォワールの「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」を連想。
P155<シバイ(ハワイの英語)、振り付け、芝居>:「河原の芝生に腰をおろして演技を見た。」に由来とのこと。ミニ知識。

第七章、方法―地べたの学問
P178<アイオア州・トウモロコシ>:映画『フィールド・オブ・ドリームス』(Field of Dreams)を連想。
P180<菅江真澄>:秋田の博物館へ行かねばならぬ。
P182<イザベラ・バード>:行きつけのスタジオには本棚があり同書も置いてある。通して読むには大分。加藤さんの本、「紀行を旅する、中公文庫、1987」に要約されている。東京駅ステーションギャラリー回廊で展示会をしている。
P188<定性、定量>:例えば人口密度を調べて見た。小平市9千人。つくば市800人。東京の人口重心はこれからもっと東に移動していくそうだ。
P189<川喜田二郎>:津で出会う。百五銀行頭取・陶芸家だった川喜田半泥子のご親戚。川喜田半泥子の祖父、川喜田石水は札幌の名付け親、北海道で活躍した松浦武四郎のパトロンだった。

使える漢字に出会える。:彷徨(ほうこう)、矮小(わいしょう)。

__により 友枝 敏雄
残り
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"広い、深い、細かい。教科書で迷ったら、これ。" - __により 1618gr
「理論を学ぶうえで最も重要な概念と命題をセレクト 
社会学者の英知を結集した、新しいスタンダード」
という本の帯に、すべてが表されています。
使われている言葉の解像度が高く、意味が明瞭であり、一文ずつに込められた情報量の密度が高い。47人の執筆者が70の概念を述べているため、「概念と命題」の幅が広い。そんな強みが、この『社会学の力 最重要概念・命題集』にあります。

社会学の教科書と言えば『社会学』(有斐閣、2007年)が特に有名でしたが、10年も経ったため古くなりました。
『社会学の力』(有斐閣、2017年6月)は『社会学』(有斐閣、2007年)に比べるとページ数は少ないものの、中身はぎっしり詰まっています。

『命題コレクション 社会学』は、筑摩書房から1986年に、ちくま学芸文庫から2011年にそれぞれ出版され、社会学系の大学院入学試験の対策として重宝されていました。
今後は『社会学の力』が『命題コレクション 社会学』の後継だとみなされるかもしれません。

『社会学文献事典』は1998年に弘文堂から出版され、その後『縮刷版 社会学文献事典』が2014年に出版されました。『縮刷版 社会学文献事典』も良本ですが、文献事典なので、『社会学の力』とは内容が違います。

新しい教科書としては、2016年に晃洋書房から出版された『大学生のための社会学入門』がありますが、タイトルの通り入門書です。『社会学の力』は、社会学を始めたばかりの大学1年生には難しいかもしれません。
さらに『大学生のための社会学入門』の内容は具体的で、『社会学の力』の内容は抽象的です。

最後に1冊。
2016年12月に有斐閣から『質的社会調査の方法 他者の合理性の理解社会学』が出版され、あらゆる分野の読者から極めて高く評価され、学術書とは思えないほど売れ、発売から4か月で3刷が決定しました。
『質的社会調査の方法 他者の合理性の理解社会学』はかなり独創的で画期的な教科書ですが、『社会学の力』はど真ん中でスタンダードな教科書です。

なお、有斐閣の四竈佑介さんは、『質的社会調査の方法 他者の合理性の理解社会学』と『社会学の力』の両方で編集を担当されました。今後も四竈佑介さんからは目が離せません。

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"小冊子だが広汎な内容" - __により 1066-1154 (Japan)
本書は、100ページに満たない小冊子だが、内容が凄い。文字通り「根本(基礎)概念」の展開であり、この概念を考察せずに、社会理論は不可能と思えるものばかりだ。一行一句のレヴェルで、いちいち考えながら読んでいかねばならず、密度の濃いこと話のほかだ。だが、一方で、新カント派的な緻密さはともかく、どこか視野狭窄的な無理なスタンスにこれで良いのだろうか、と言う疑問が浮かんでくる。とはいえ、厳密に検討する本書のスタイルは不可避であることには違いは無い。気になるのは「目的合理的行為」で、いろいろ想念が浮かぶ。電車に遅れずに最短の道のりで急ぐことは或る意味で目的に対して合理的だが、走ることは合理的か。走るぐらいなら少し早く起床して家を出ることが合理的かもしれない。しかし、走らないことには間に合わない状況なら走るという選択肢は合理性の度合いが高くなる、逆に走っても走らなくても余り関係がないなら、走ることは「感情的」行為になる、等々。結局、目的合理的かどうかを決定するのは、「状況」についての情報量と相関的な関係にあることが分かる。「合理性」については、ハーバーマスの「コミュのケイション的行為の理論」の第1章が参照されるべきだ。歴史上の「意味」とその「理解」について話を進めると、フーコーの方法論と大いに対立する論点がある。歴史の問題に本書を援用すると、「証拠」の問題が抜けていることが分かるが、コリングウッドの歴史哲学との対比が参考になる。

__により 筒井 淳也
残り
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"羅針盤" - __により 1618gr
独特の教科書です。
たいていの社会学系の教科書は、
「メディア」「家族」「階層」「エスノメソドロジー」「ラベリング」
などいう対象や概念ごとにページが分かれているのですが、
この『社会学入門』は違います。
著者は『社会学入門』の全体を一貫して、社会学な調査手法、着眼点、もののとらえ方、つまりアプローチを解説しています。
『社会学入門』の中ではたくさんの具体的な現象、社会問題、統計が述べられていますが、
読者がそれらの個別具体的なトピックをそれぞれ結びつけて考える過程で、社会学的なアプローチを学ぶことができるのです。
『社会学入門』は、現代日本の読者(特に大学生か?)にとって身近に感じられる話題を導入にしたうえで、
ページをめくるにつれて考察が深まり、最後には上位の概念へと変換されていきます。
しかも量的なアプローチと質的なアプローチの両方が示されているので、
断片的だったもの同士が線で結ばれていき、立体的な姿が見えてゆくプロセスの面白さを体験できます。
道筋の描きかたが上手いと思いました。

社会学系の授業を担当されている大学教員の方は、ぜひ『社会学入門』をお読みになってください。

社会学の歴史的経緯や古典について学びたい方や、社会学系の大学院入学試験のために勉強したい方は、
『社会学の力 最重要概念・命題集』(2017年、有斐閣)を読んでください。
『社会学の力』は、一つの概念・命題ごとに4ページずつ使われており、それぞれの概念と命題を深く細かく学ぶことができます。
しかも執筆者が47人もいます。
スタンダードで直球勝負の教科書です。

有斐閣の『社会学』(2007年)は社会学の教科書の中で有名で、588ページもの大ボリュームであり、
扱っている内容の幅がものすごく広いというメリットがありますが、
2017年の今では古いかもしれません。

質的研究に取り組む方は、『質的社会調査の方法 他者の合理性の理解社会学』を読んでください。
著者は岸政彦先生、石岡丈昇先生、丸山里美先生です。
2016年に有斐閣ストゥディアから出版され、今ではKindle版もあります。

ちなみに私は『社会学の力』『質的社会調査の方法』『大学生のための社会学入門』『〔全訂新版〕現代文化を学ぶ人のために』の
カスタマーレビューをAmazonに投稿したので、そちらもご参考になさってください。

『社会学入門』の執筆のきっかけは、有斐閣の四竈佑介さんが
「いままでになかった社会学のテキストを作りたい」と考え、
著者に呼びかけたことだったそうです。
「あとがき」では、著者から四竈佑介さんへ、深い感謝の言葉が綴られています。
四竈佑介さんは『質的社会調査の方法』と『社会学の力』でも編集を担当されたそうです。

__により 宮島 喬
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"辞典としてではなく基本用語集として" - __により ニートdeニート
項目として1009個の用語が掲載されています。この数を辞書として見ると、……何とも頼りない気がしますね。3つ星をつけておられる方がおられますが、私もうなずけます。ところが、本書を「基本用語集」として見たらどうでしょう。今まで辞書と思っていた本書の、何か別の側面が見えてきそうな気がします。

 本書には1009の基本用語が掲載されています。これらを覚えたら、社会学の全体像が見えてきそうな気がしませんか。大学受験時代、このレビューをご覧の多くの方がお世話になったであろう某社の『日本史B用語集』には「独立の説明文を付したもの(用語)約6400」とあります。高校生の時にこれらを縦横無尽に使っていたのです。1009くらいなら、たとえ「全部を暗記する」としても何とかなりそうです。

 本書は「基本用語集」として秀逸な書籍です。さらに、本書の索引は和文事項索引だけでなく、和文人名索引・欧文索引さらには文献索引が付いています。「文献の逆引き」には「文献索引」が役立つでしょう。また、原著を読んでいて「日本語としてなら知っているはずなのに、英語で書かれているからついつい基本的なテクニカルタームに引っかかる」という経験はありませんか。本書は欧文索引が充実しているので原著を読む基礎体力作りにもこの「用語集」は使えるでしょう。

 院試を念頭に置いている学部の方、マスターに入りはしたけれど、「意外に自分は基礎体力がないなぁ」と思っている方、どうぞ一度本書を手にとってください。ただし一つお願いがあります。その際には「これは基本用語集なんだ」と思いながら手に取ってください。

 辞書は素直に使うと辞書です。しかし、社会のあらゆる事象を斜から見るのが社会学の視点です(例えばデュルケームの自殺論)。では、その社会学の視点で本書を見るとどうか。なんと実は、本書は「基本用語集」だった。意外な事実の発見です。

 用語集として安価とは言い難いですが、心理学などと違い基本用語集が出版されていない社会学の領域においては一冊手元に置いておいて損はしないと思います。

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"幅広い領域を網羅する入門書" - __により たまお (都内)
『本当にわかる社会学』

本書は社会学の「入門書の入門書」である。
社会学とは何たるものかを、基礎概念から紹介している。ひとつのテーマを見開き2ページという限られた紙面に凝縮しているにも関わらず、古典から現代社会学の最新キーワードに至るまで、他の入門書では取り扱わないテーマも幅広く網羅する。

もちろん扱うテーマを無駄に増やしているというわけではない。
歴史的前後関係や、他の概念との関係性がつかめるような物語性こそが、本書の特徴なのだ。
たとえば第一章の「個人と集団」においては、方法論的個人主義と方法論的集団主義という社会学の基礎概念から始まり、テンニースやリースマンまでテーマに沿いながら読者を誘う。

一般的な社会学入門書は、プロ倫や自殺論などにページの大半を割き、登場する社会学者や理論の数も限定されやすい退屈なものになりがちである。
しかし本書は「一口メモ」と明快な図解においてその難点をカバーし、前提となる最低限の知識を提供してくれる。
ジョック・ヤングやU・ベック、バウマン、ホックシールド、ジョージ・リッツァら現代社会学を牽引する学者から、政治学者のシャンタル・ムフ、憲法学者のローレンス・レッシングまで取り扱う幅広さは、他の入門書にはまずあり得ないだろう。加えてガルトゥングやネグリ、サイードまで、いわゆる「社会学」という範疇を超えた思想にも比重が置かれている。

また「入門書の入門書」にもかかわらず、その鋭敏な視座が際立つという点も本書の強みのひとつだ。
個別のテーマの導入には読者が概念化しやすいような具体例を例示し、末尾には問題提起と批判的な視点の提供を忘れない。読者迎合の文体ではなく、すっきりと洗練された語り口も非常に好感がもてる。
行間から滲み出る「現代の感性」は多方面に開かれた新鮮さがあり、読み手を飽きさせることがない。
閉鎖された学問の辛気臭さを払拭してくれる良書である。

本書は、社会学を学ぶということがどのようなことなのか?それにより私たちが<社会>とどのように関わってゆくべきか?そんな本質的なものまで再考させてくれる。
社会学を基礎から学びたい人にも、すでに社会学を学んでいる人にも、双方が活用できる有効なテキストである。

__により 内田 樹
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"よく練られた誠実な論集" - __により 本の虫
人口減少という避けがたい現実に対する各論者の知見のエッセンスが濃縮されていて、新書がコンパクトに11冊詰まったような本。密度が高くて読み応えがあります。
なかでもブレイディみかこ氏の、ヨーロッパの人口減少を踏まえた上で近年の「反緊縮」の潮流に関する論考は必見で、このテーマに風穴をあける視点でした。井上智洋氏の、AIがもたらす大変化を前に国民は何にプライオリティを置くべきかは教育的示唆に富んでいるし、藻谷浩介氏の精緻な統計分析は、このテーマにかんする様々な「思い込み」を取り払ってくれるもの。隈研吾氏の身体性あふれる最後のメッセージや、一次生産者たちと密に関わってきた高橋博之氏の野性味あふれる言葉にも力が沸いてきました。
ちなみに内田樹氏の脱成長論は一部の人に誤解されているようですが、(国民を疲弊させる)強欲なグローバル資本主義が目指すような成長戦略をやめて、「ここでしか生きられない人たち」も快適に暮らせるような国民経済の形にソフトランディングしませんかと提案しているのであって、何も昭和の貧乏礼賛でも、新自由主義肯定でもない。普通に客観的に読めば。
内田氏の編者としてのバランス感覚の発揮された本書は、(人口減少という困難のなかでも)本当の意味で国民が豊かに暮らせる「成長への第一歩」となる本だと思いました。

__により 古市 憲寿
残り
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"タイトルに偽りなし。古市君が社会学者たちに、文字通り「あなた、ちゃんと研究しなさいよ」と指導されます" - __により はむのぺてぃ
お馴染みの“社会学者”古市氏が、12名の気鋭の社会学者たちに以下の質問を問い、教えを請うやりとりの対話集です。
・社会学とは何か
・社会学は誰のためにあるのか
・社会学は何の役に立つのか

社会学に明るくない人にもわかりやすい受け答えで語られており、また社会学の定義や目的も様々な研究者により多角的に説明されています。社会学の意義、全体像、社会学が取り扱う領域への理解は、この1冊でも大分深まります。何より、「社会学って何か面白そうだな」と思わせるあたり、そこらの基礎テキストより効果的な入門書かもしれません。出て来る12人の先生のキャラも立っていて、古市君がまさかの素直でおとなしい聞き手とは驚きました笑。社会学が、他と比べて人の個性に影響を受ける学問、という示唆も頷けます。

「社会学とは何か?」との問いひとつに対しても、先生方の社会学の定義が様々であることから見て、社会学という学問が捉えづらいものであること、そして色々な意味で若く、他と境界線の引きにくい分野であることが窺えました。

以前から、大きな事件が起こるとテレビに現れる社会学者のコメントは、なんとなく“敢えて斜め上を行く”ような“穿った”視点ばかりだな、と感じていましたが、上野千鶴子先生の「社会学は常識の関節外し、普通の人が当たり前のように信じていることを素直に信じない。常に疑ってかかるから、シニカルになる」という話に、そもそも学問が持つアプローチ特性によるものなのだ、と合点がいきました。また、慶応の小熊先生初め何人かの方が「社会学は政治学や経済学、法学の後の残余項目」と認識されていることも、結果として経済や政治の立場で語れない社会変化が起こると、メディアにとって社会学者は使い勝手が良い(=シャーマン)存在なのだ、と納得です。

ですが、それより何より面白かったのは、この本の「裏のテーマ」です。
読んでいて、あー・・と思いましたが、この企画の「社会学の基本を教えてもらう」というのは、表の目的です。
何のことはない、裏テーマは、古市氏(君)の世間での発言やふるまいに、社会学者の先生方が真っ当な注文を浴びせかけるという、指導の実況中継。「博論なんて本当に書いたほうが良いんですかね・・」と煮え切らない同氏に対して、社会学者たちが「あんた、ちゃんと研究しなさいよ」と手厳しくツッコミを入れる、という構図の面白さです。

特に佐藤先生、上野先生、仁平先生、本田先生のツッコミが鋭い・・!皆さん、「真っ当な研究も重ねていないのに、メディアで予言者を気取るな」と言わんばかりのご指導です。まるで研究室を除いているかのような錯覚を覚えました。そして何より驚いたのが、古市氏自体もまえがき、あとがきでそれを認めてしまっています。
「社会学が面白いことは知っているが、明確に社会学を規定し、流ちょうな説明が出来るわけではない。社会学者という肩書も、通りがいいから使っているに過ぎない。(p.7)」
「・・・「若者」を肩書にするわけにもいかないので、いつのころからか肩書が社会学者になっていった。初めは抵抗があったものの、代替案が見つからないので今日まで使い続けている(p.308)」
認めてしまうあたり素直な感じが若干拍子抜けですが、一方で古市氏のポテンシャルやメディアミックスの上手さ、若者の理解者というポジション取り、社会学の広報マンとしての動きなどは、先生方からも一定の評価を得ているようです。だからこそ、ちゃんと研究して真っ当に勝負しなさい、と殆どの教員から諭されており・・・そのやりとりがリアルで、大変面白く読ませていただきました。
仁平先生に至っては、「社会学者たちを担ぎ出したのも古市氏自身のブランド戦略なのでは・・?」と、これまた鋭いツッコミ。勉強になります。

本のタイトルは単なるキャッチコピー、くらいに思っていましたが。まさか出版物で本当に指導の一端を垣間見るなんて・・・ある意味貴重かもしれません。特に高校生、大学生、そして社会人の学び直しにどうぞ。

__により 奥村 隆
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"社会学の基礎参考書に加えるべき一冊" - __により 拳を握って立つ女 (神奈川県)
有斐閣の社会学の参考書はいいものが多いです。
本書はその優れた社会学の教科書の一冊として数えていいでしょう。

通常「社会学の教科書」には3通りの分類があると個人的には思ってます。
一つは社会学が扱う社会、家族、階級、文化、エスニシティ、システム、グローバリゼーションなど、
広範なテーマを包括的に扱ったもの。
このタイプは学部1年生や高校生でも簡単に読めて、
難しい専門用語や前提知識もあまり必要なく、
社会学はこんなことを扱い考える学問ですよと紹介しているもの。

二つめは社会学理論を紹介している参考書。
このタイプは、
一つめのタイプで示した社会学の諸テーマを考える前提となる、
社会学者たちの道具立てや認識論的枠組み、社会学の理論自体を扱ったもの。
若干抽象的であったり、明解なものから難解なものまで、
社会学が自分たちの研究領野においてどんな武器を使っているのか、
それはどういう仕組みなのかを紹介している。

3つめのタイプは、社会学の学説史、社会学者の人物史を紹介しているもの。
2つめの理論の教科書に近いのですが、
理論や学説がどういった現実の要請や背景から生まれたのか、
そしてどう批判されたり乗り越えられたのかという視点があります。
理論や学説はそれぞれの時代を生きた社会学者自身の産物であり、
また彼等自身の成長や変化の過程でもあるため、
社会学者自身を知ることも意味があります。

本書は3つめのタイプですが、
1つめの社会学が扱う諸分野、
それを研究するための諸理論などを知り、
理解するための前提となるものを提供してくれます。
1人の社会学者がどんな背景の元に生まれ、
その中でどんな必要から社会学に身を投じ、どんな思想を展開したのか。
それをわかりやすく紹介してくれます。

何よりも、複数人の執筆ではないのがありがたい。
複数人の著者による教科書、参考書は、
はっきり言ってハズレの章や、本全体が失敗のことがあります。
スタンダードな情報を提供すべき教科書で、
自分の狭い得意分野の手前味噌な知識を開陳するような執筆者も、稀ですがいます。
教科書としてはやはり体系だっていて、整合性があるべきです。
文体も「です、ます」調で、難解なところは少なめです。

このタイプの参考書にしては若干一章一章が長めですが、大して苦には感じないです。
あくまで社会学の歴史を扱っているため、理論や知識には網羅性がないですが、
それは他書を読めばいい話です。

社会学を学びたい学部1年生、
院試を目指しているが『社会学のあゆみ』はチンプンカンプン、
『クロニクル社会学』もまだ難しいと思う人などが、
読むといい位置付けでしょうか。
もし本書でもまだ難しいなら、
さらに平易で薄めの『ブリッジブック社会学』がオススメです。
それでもまだまだ難しいという人なら、
ミネルヴァから出ている「やわらかアカデミズム」シリーズの社会学の参考書です。
それすら難しいというなら、努力が足りないだけでしょう。

__により 石黒 圭
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"学問の紹介" - __により juhbeiyagyuu
副題が『社会言語学入門』となっているように、
これは学問を紹介した書籍である。
なので内容はかっちりしたものではあるが、お堅い話ばかりではなく、
ばんそうこうとバンドエイド、方言コスプレ、コテコテ大阪弁訳『聖書』、
若者言葉について(はずい・きもい・うざい/ありえないっしょ/まじっすか)、
”怪我一生”は中国語では?、肉まんか豚まんか、
などなど、読みやすい話も満載されている。
各章はまず、ごく普通の大学生くらいの人による質問を想定した『問い』と
それに対する『答え』で始まる。
章の最後に『まとめ』があるのもこの著者の特徴だろう。
「言葉遣いを変えたら、自分のイメージも変えられますか?」
「人によって話し方の丁寧さを変えるのは、不公平ではないですか?」
「レポートではなぜ、ふだんの日本語を使っちゃダメなんですか?」
など、親しみやすい問いが用意されているのが分かるだろう。
答えを読んでいるうちに社会言語学に惹き込まれていくことは受け合いである。
最後の章『言葉と政治』における、英語公用化に関する六つの注意点、
第一言語の重要性、言語教育が同化政策とならないように、等の論点は
言葉と社会のあり方を考えていく上で非常に重要なものであろう。

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"待望の一冊復刊" - __により Gaku
待望の復刊です。しかも文庫本で入手出来る凄さに身震いします。

__により 東 照二
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"最高の教科書!!面白い、読みやすい、わかりやすい" - __により たつ子Amazonのお客様
ある言語学者の先生におすすめいただいて読みましたが、
実にすばらしい。
テーマとして社会言語学を俯瞰しているものではない、
とまで著者はおっしゃいますが、初学者にとってこの学問に
触れるときに感じるときめきは楽しさの予感はぎゅっと詰まっている
し、文章はわかりやすく、引かれる例も興味深い。
リーディングリストがついていて、関心を持った分野は「次はこれ!」
みたいにしてくれたらもっとありがたいですが、参考文献の
リストは大きすぎないものがついています。
これだけ興味を引く内容をこれだけの紙数に収める力量も
見事というほかになく、社会言語学の世界に、
ぐいっと引き寄せられました。