上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0前半爽快後半失速
2018年6月13日に日本でレビュー済み
イギリスで起きた列車強盗事件をヒントに映画化された作品。前半強盗事件を起こす資金として宝石商を誘拐し、その後ロンドン市内で行われるイギリス映画としては比較的珍しいハードなカーチェイスは、当時の懐かしい車と相まって中々爽快。
しかし本番の列車強盗のシーンから、犯罪に荷担する登場人物が増えてスーリーが分かりづらくなる。しかも増えた連中がバラバラの寄せ集めであったため、綿密な仕事のはずが各人勝手な動きになってしまう。途中から登場するロンドン警察の動きも分かりづらさに拍車を掛ける。結果、最終的には主役以外はあっけなく逮捕という肩すかしの結末。アメリカ映画なら、もっと分かりやすく綿密なストーリーにして、スカッとしたエンディングに持っていくだろう。