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158件中1 - 10件目のレビューを表示
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2017年12月28日
このレビューは、オズの魔法使い(The Wizard of OZ)［DVD］世界初ワイドスクリーン（16：9）【超高画質名作映画シリーズ③】のレビューです。
この映画に関してのレビューは必要ないほどのミュージカル映画の名作ですから、私如き映画ファンが能書き並べてツベコベレビューする必要はありませんネ。
そこでこのソフトについてのみのレビューをしたいと思います。
販売元は、台湾のメディアディスク社と言う会社。
超高画質名作映画シリーズという高画質ＤＶＤを売りにしている会社です。
ただし映画の内容は、本編の前後にある配給元の映画会社のロゴマーク部分をカットしているため、本屋さんで売られているようなワンコインＤＶＤのような編集カットがされているので注意が必要です。
従って、メインタイトルの音楽が中途半端に始まったり、エンディングの音楽が終わる前に途中で消えて行ったりします。
映画ファンには納得の行かない編集が施されていますが、何せ高画質はかなりの魅力です。
他の作品も画像入りでレビューしてありますので映画ファンの方は、レビューを検索してみてください。
さて、この「オズの魔法使（い）」と「風と共に去りぬ」は、現代のテレビ事情に合わせてか？
世界初のワイドスクリーン化したＤＶＤです。
ワイドスクリーン化と言っても、元々スタンダード撮影された作品の上下をカットしてワイドスクリーン化したＤＶＤです。
他のレビュアーの方の中には、何か勘違いされて購入された方もいるようですが････。
カットというと何か聞こえが悪いので、トリミングしてスタンダードサイズの横の長さを拡大してビスタサイズの横に合わせたと言った方が良いでしょうか？
縦横の同時拡大ですから、当然縦方向は画面から飛び出てしまいカットされてしまう訳です。
正確に言うとビスタサイズと言うよりも１６：９比率の画面に合わせたと言った方が正確ですね。
とにかく画面を拡大しているために、今まで小さくて見難かった部分が拡大され見易くなる一方、逆に画質がザラザラした感じが強調されています。
オープニングタイトルの部分は、トリミングを抑えて横方向にかなり伸ばしているようですが････。
この会社の販売している他のソフトは、オリジナル画角を高画質で提供しているという点が売りだったのですが、今回は少しズッコケた感じです。
ワイド化などしないで、オリジナルのままソフト化していれば、他の作品と同様に、画質ももっと良かったかも知れませんね。
しかしながらこのようなワイドスクリーン化する傾向は、当時上映されたときにも行われていました。
例えば、三船敏郎＆アラン・ドロン＆チャールズ・ブロンソンの「レッド・サン」は、スタンダード撮影された映画ですが、上下に黒マスクを掛けワイドスクリーン化し、シネラマのサイズにまで上下をカットして上映をしています。
現在でもＤＶＤやブルーレイ化にあたってビスタサイズで収録している現状が多々あります。
最近の映画や最初からシネマスコープやビスタサイズで撮影された映画は別ですが、ヒッチコックの「サイコ」、「ゾンビ」など昔は殆どスタンダードサイズの映画が多く、近年ではシネスコとスタンダードの両方に対応するためのスーパー３５による撮影方法で「ターミネーター２」や「ブラック・レイン」、「トップ・ガン」、「ロボコップ」など、スタンダードの方が画面のカットが少ない場合の映画が沢山あります。
またグレゴリー･ペック主演の映画「白鯨」は、ＤＶＤはスタンダードサイズですが、テレビ放送では上下をカットしたビスタサイズで画面を拡大して放送されています。
どっちが良いのか解りませんが、私はオリジナル画角を大切にしたい映画ファンです。
このオズの魔法使（い）を見ていると現代のテレビサイズに慣れてきたせいか、あまり不自然さは感じられませんでしたが、よく見ていると肝心な部分が見えなくなっていたり、切れていたりするシーンが多々あり微妙でした。
しかしこの映画のファンとして星５つとさせていただきました。
この映画に関してのレビューは必要ないほどのミュージカル映画の名作ですから、私如き映画ファンが能書き並べてツベコベレビューする必要はありませんネ。
そこでこのソフトについてのみのレビューをしたいと思います。
販売元は、台湾のメディアディスク社と言う会社。
超高画質名作映画シリーズという高画質ＤＶＤを売りにしている会社です。
ただし映画の内容は、本編の前後にある配給元の映画会社のロゴマーク部分をカットしているため、本屋さんで売られているようなワンコインＤＶＤのような編集カットがされているので注意が必要です。
従って、メインタイトルの音楽が中途半端に始まったり、エンディングの音楽が終わる前に途中で消えて行ったりします。
映画ファンには納得の行かない編集が施されていますが、何せ高画質はかなりの魅力です。
他の作品も画像入りでレビューしてありますので映画ファンの方は、レビューを検索してみてください。
さて、この「オズの魔法使（い）」と「風と共に去りぬ」は、現代のテレビ事情に合わせてか？
世界初のワイドスクリーン化したＤＶＤです。
ワイドスクリーン化と言っても、元々スタンダード撮影された作品の上下をカットしてワイドスクリーン化したＤＶＤです。
他のレビュアーの方の中には、何か勘違いされて購入された方もいるようですが････。
カットというと何か聞こえが悪いので、トリミングしてスタンダードサイズの横の長さを拡大してビスタサイズの横に合わせたと言った方が良いでしょうか？
縦横の同時拡大ですから、当然縦方向は画面から飛び出てしまいカットされてしまう訳です。
正確に言うとビスタサイズと言うよりも１６：９比率の画面に合わせたと言った方が正確ですね。
とにかく画面を拡大しているために、今まで小さくて見難かった部分が拡大され見易くなる一方、逆に画質がザラザラした感じが強調されています。
オープニングタイトルの部分は、トリミングを抑えて横方向にかなり伸ばしているようですが････。
この会社の販売している他のソフトは、オリジナル画角を高画質で提供しているという点が売りだったのですが、今回は少しズッコケた感じです。
ワイド化などしないで、オリジナルのままソフト化していれば、他の作品と同様に、画質ももっと良かったかも知れませんね。
しかしながらこのようなワイドスクリーン化する傾向は、当時上映されたときにも行われていました。
例えば、三船敏郎＆アラン・ドロン＆チャールズ・ブロンソンの「レッド・サン」は、スタンダード撮影された映画ですが、上下に黒マスクを掛けワイドスクリーン化し、シネラマのサイズにまで上下をカットして上映をしています。
現在でもＤＶＤやブルーレイ化にあたってビスタサイズで収録している現状が多々あります。
最近の映画や最初からシネマスコープやビスタサイズで撮影された映画は別ですが、ヒッチコックの「サイコ」、「ゾンビ」など昔は殆どスタンダードサイズの映画が多く、近年ではシネスコとスタンダードの両方に対応するためのスーパー３５による撮影方法で「ターミネーター２」や「ブラック・レイン」、「トップ・ガン」、「ロボコップ」など、スタンダードの方が画面のカットが少ない場合の映画が沢山あります。
またグレゴリー･ペック主演の映画「白鯨」は、ＤＶＤはスタンダードサイズですが、テレビ放送では上下をカットしたビスタサイズで画面を拡大して放送されています。
どっちが良いのか解りませんが、私はオリジナル画角を大切にしたい映画ファンです。
このオズの魔法使（い）を見ていると現代のテレビサイズに慣れてきたせいか、あまり不自然さは感じられませんでしたが、よく見ていると肝心な部分が見えなくなっていたり、切れていたりするシーンが多々あり微妙でした。
しかしこの映画のファンとして星５つとさせていただきました。
2017年7月9日
いわずと知れた一家に一枚の傑作、
映像・音声ともに1939年公開とはとても信じられない素晴らしいデータが収録されている、
そしてDVDながら特典映像満載の長時間収録版(BL版ならさらに特典追加されている)、
ミュージカル・ファンタジーの面白さ以外にも、オールスタジオ撮影の一大特撮映画として登れる高みに登ってしまったような見事さがある、
すでに第二次世界大戦が始まっている時代にも関わらず、本作ほどの大作を作れる勢いがハリウッドにはあったことになる、
物語は、無いと思っていたものを見つける困難さと身近に存在しながら実は存在に気付いていないだけだった大事なものに目を覚ます人生訓を語っている、
ということはMアントニオーニ「欲望」は本作のパロディと思われる、
特典映像で気付いたこと、
本作以前に作られたオズではかかし男のメイクがバットマンのジョーカーそっくり、
日本ならかかしの顔はへのへのもへじが一般的？かと思うが、ジョーカー／道化師系が西洋では共通認識として存在する可能性がある、
映像・音声ともに1939年公開とはとても信じられない素晴らしいデータが収録されている、
そしてDVDながら特典映像満載の長時間収録版(BL版ならさらに特典追加されている)、
ミュージカル・ファンタジーの面白さ以外にも、オールスタジオ撮影の一大特撮映画として登れる高みに登ってしまったような見事さがある、
すでに第二次世界大戦が始まっている時代にも関わらず、本作ほどの大作を作れる勢いがハリウッドにはあったことになる、
物語は、無いと思っていたものを見つける困難さと身近に存在しながら実は存在に気付いていないだけだった大事なものに目を覚ます人生訓を語っている、
ということはMアントニオーニ「欲望」は本作のパロディと思われる、
特典映像で気付いたこと、
本作以前に作られたオズではかかし男のメイクがバットマンのジョーカーそっくり、
日本ならかかしの顔はへのへのもへじが一般的？かと思うが、ジョーカー／道化師系が西洋では共通認識として存在する可能性がある、
2019年4月24日
著作権切れパブリック・ドメイン作品。1939年度作品なので、ちょうど80年前の作品である。『風と共に去りぬ』『オズの魔法使い』『スミス都へ行く』『駅馬車』等の映画史に残る名作が公開された年で、「ハリウッド史上最高の年」であった。当時のアメリカの国力の象徴とかいう人もいるが、38年や39年は、まだまだアメリカ全体では失業者も多く労働者階級は貧しい生活に苦しんでいた時代。とくにオクラホマなどの農民は難民化したり貧しさから病気などで死ぬものも少なくない悲惨な状況だったのだ。アメリカの景気が完全に回復するのは、第二次世界大戦への参戦によってである。また、1940年になると（アメリカはヨーロッパの戦争と直接は関わっていないないのに）『海外特派員』『独裁者』といったプロパガンダ色を帯びた映画が公開されるようになる。
『ツイスター』(1996)では、竜巻観測装置が「ドロシー」と名付けられている。そして映画ではなく、現実の実際の竜巻観測装置の名称はTOtable Tornado Observatory、つまり「トト」。
一応『インターステラー』との関連を幾つか挙げておく（本作品の結末に関する記述があります）。
・地球＝カンザス
・別の銀河の人類の新天地＝虹の彼方のいずこか
・ワームホール＝竜巻
・ブランド教授＝マーヴェル教授（占い師）
・マン博士＝西の悪い魔女
・ブラックホール中心の特異点の観測データ＝魔女の箒
・彼ら（五次元生命体？）＝オズの魔法使い、あるいは北の良い魔女
・腕時計のモールス信号＝かかとを３回合わせる
・観測可能な愛＝ドロシーが学んだこと
インターステラーも「彼ら」がそこまで進んでいるなら、もっと分かりやすく助けてくれよ、と思いますが、自分自身の力で学ぶ必要があるってことですね。
『ツイスター』(1996)では、竜巻観測装置が「ドロシー」と名付けられている。そして映画ではなく、現実の実際の竜巻観測装置の名称はTOtable Tornado Observatory、つまり「トト」。
一応『インターステラー』との関連を幾つか挙げておく（本作品の結末に関する記述があります）。
・地球＝カンザス
・別の銀河の人類の新天地＝虹の彼方のいずこか
・ワームホール＝竜巻
・ブランド教授＝マーヴェル教授（占い師）
・マン博士＝西の悪い魔女
・ブラックホール中心の特異点の観測データ＝魔女の箒
・彼ら（五次元生命体？）＝オズの魔法使い、あるいは北の良い魔女
・腕時計のモールス信号＝かかとを３回合わせる
・観測可能な愛＝ドロシーが学んだこと
インターステラーも「彼ら」がそこまで進んでいるなら、もっと分かりやすく助けてくれよ、と思いますが、自分自身の力で学ぶ必要があるってことですね。
2017年12月10日
幼稚園年長の娘が、発表会でオズの魔法使いをするので予習的に鑑賞しました。
娘と一緒に観ましたが、デジタルリマスター版になっているとはいっても、1939年の作品とはやはり思えない映像美はやはり素晴らしいの一言に尽きると思います。ドロシーが魔法の国オズに着いて、画面が白黒からカラーに変わった瞬間に、娘が自然に「あっ！」っと声が出たのは映像が持つ力の表れだと思いました。
1939年といえば、ノモンハン事件やドイツのポーランド侵攻があり、世界が戦争の災厄に本格的に突入していく年ですが、そんな時期にこのような作品を撮る力を持っていたアメリカの底力はやはり侮れないものがありますね。
娘と一緒に観ましたが、デジタルリマスター版になっているとはいっても、1939年の作品とはやはり思えない映像美はやはり素晴らしいの一言に尽きると思います。ドロシーが魔法の国オズに着いて、画面が白黒からカラーに変わった瞬間に、娘が自然に「あっ！」っと声が出たのは映像が持つ力の表れだと思いました。
1939年といえば、ノモンハン事件やドイツのポーランド侵攻があり、世界が戦争の災厄に本格的に突入していく年ですが、そんな時期にこのような作品を撮る力を持っていたアメリカの底力はやはり侮れないものがありますね。
2018年5月24日
オズの世界と、現実の世界をカラーと白黒で描き分けるアイデアは秀逸です。時代を超えて語り継ぐことの出来る、色褪せない名作と思います。この映画が作られた時代に、誰でもお気に入りの映画を自分のものにして、手軽に高画質で、何度でも、大画面で見れることなど、誰が想像できたでしょうか。。。いい時代になったものです。
2019年5月4日
名作で古典って、面白いからとか楽しいからとか以前に、文化の素養としてとりあえず見ましょうね。と言うのが先に来てしまうし、この作品のレビューを検索すれば、解説や感想が沢山出てくるので書くことは大してないんじゃないかと思います。
ですので、少し映画を離れた楽しみ方を。
本作の原作は言わずと知れた『ライマン・フランク・ボーム』ですが『不思議の国のアリス』に影響を受けたことを公言していました。
ドロシーは田舎のアメリカ人版アリスな訳です。
オズでは田舎にいる純朴で真面目な農夫が非常に重要な役割を担っています。
詐欺師まがいの興行師さえ、カンザス出身である限りドロシーを助ける限りなく優しい西部の男です。
コレは、英文学と米文学の決定的な差です。
不条理や怖さを自然に見出しそれを美しとする英文学。
恵みや賛美を自然に対して謳いあげる米文学。
幻想は英文学に、自然賛歌は米文学に軍配が上がる事でしょう。
その接着剤として働いたのが「ｗ.ｗ.デンスロウ」
「The Wonderful Wizard of Oz」の挿絵画家です。
映画は彼のイメージが元になった造形を基本としています。
何を当たり前の事をと、おっしゃる方が多数だと思いますが「The WIZARD OF OZ (1903)」で検索してみて下さい。
完全にホラーです。
映画スタッフがデンスロウ風にするためにムチャクチャ頑張った跡が垣間見えます。
舞台版の「The WIZARD OF OZ (1903)」がどうしてホラーになったのか？ それはそれで物語があるのですが、其処まで書くと何やら解説になってしまうと思いますので、興味のある方調べてみて下さい。
ほんの少しかもしれませんが「ｗ.ｗ.デンスロウ」で貴方の生活が色鮮やかになりますように。
ですので、少し映画を離れた楽しみ方を。
本作の原作は言わずと知れた『ライマン・フランク・ボーム』ですが『不思議の国のアリス』に影響を受けたことを公言していました。
ドロシーは田舎のアメリカ人版アリスな訳です。
オズでは田舎にいる純朴で真面目な農夫が非常に重要な役割を担っています。
詐欺師まがいの興行師さえ、カンザス出身である限りドロシーを助ける限りなく優しい西部の男です。
コレは、英文学と米文学の決定的な差です。
不条理や怖さを自然に見出しそれを美しとする英文学。
恵みや賛美を自然に対して謳いあげる米文学。
幻想は英文学に、自然賛歌は米文学に軍配が上がる事でしょう。
その接着剤として働いたのが「ｗ.ｗ.デンスロウ」
「The Wonderful Wizard of Oz」の挿絵画家です。
映画は彼のイメージが元になった造形を基本としています。
何を当たり前の事をと、おっしゃる方が多数だと思いますが「The WIZARD OF OZ (1903)」で検索してみて下さい。
完全にホラーです。
映画スタッフがデンスロウ風にするためにムチャクチャ頑張った跡が垣間見えます。
舞台版の「The WIZARD OF OZ (1903)」がどうしてホラーになったのか？ それはそれで物語があるのですが、其処まで書くと何やら解説になってしまうと思いますので、興味のある方調べてみて下さい。
ほんの少しかもしれませんが「ｗ.ｗ.デンスロウ」で貴方の生活が色鮮やかになりますように。
2019年5月6日
アマゾンプライムの紹介画面に出ていたので見てみました。子供の頃簡易版の本で読んだことはありますが、映像としては見たことがない作品です。
ただオーバーザレインボウの劇中歌はあまりにも有名で、この歌を聞けば自分も含め納得する人は多いと思います。
作品に関してウィキペディアによれば、
『ライマン・フランク・ボームが著し、W. W.デンスロウが挿絵を担当した児童文学作品。1900年5月17日、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴのジョージ・M・ヒル・カンパニーから初版が出版され、以降何度も再版された。
1902年のミュージカル『オズの魔法使い』(The Wizard of Oz )、1939年の映画『オズの魔法使』(The Wizard of Oz )から『The Wizard of Oz 』という題名が定着した。』
と紹介されています。
加えて、この物語は”政治的アレゴリー（隠喩）”を意図しているという見方もあるようです。
ウィキには、19世紀後期の金融政策に関する金銀複本位制論争のアレゴリーを含んでいるという指摘が紹介されています。
それによれば
「オズ」とはアメリカのユートピアを意味し、それはおとぎ話の国とそれほど違いがない。
オズ王国はアメリカに類似している。東西南北の4つの国があり、首都はエメラルドの都である。
アメリカおよび国民は中西部、南部などに分割される。
19世紀、これらの地域によって表現する色が違っていた。
東部は工業地帯のブルーカラーから青
南部は赤土やレッドネックから赤
西部はカリフォルニア州のゴールドラッシュから黄色で表現されていた。
エメラルドの都となるワシントンD.C.は紙幣の色から緑で表現される。
物語の悪役は東西の悪い魔女である。悪い魔女たちは市民を魔法にかけ奴隷のように扱う。西の悪い魔女は発達した鉄道、石油王、そして自然豊かな西部に表現される。反面、干ばつ被害も甚大だった。そのため西の悪い魔女を殺す武器として「水」が引用されている。
東の悪い魔女は農業従事者を圧迫するウォール街など東部の経済、工業を表現しているとされているという・・・。（東の魔女はドロシーの家の下敷きになって死亡）
詳細を書く字数は足りませんが、ボームはより良い社会を作るには想像力が不可欠と信じており、オズ・シリーズの後期の本では「想像と夢は世界を改善に導く。想像力豊かな子供は創造や発明の得意な想像力豊かな大人になり市民を導いていくだろう」と記しているそうです。
ボームによる現代のおとぎ話としての『オズの魔法使い』は、オズを19世紀後期から20世紀初頭の言及や問題解決を表現するアメリカのユートピアとして描いているということにもなりそうです。
ところで、この映画は1939年の公開になるそうです。まさに第二次世界大戦開戦の年に封切られたわけですが、歴史的な視点から見ても興味を引かれざるを得ません。
東の魔女と西の魔女は何かに置き換わっていないでしょうか？そういう意味ではある種の国策映画と言えなくもないように思えます。
本作はモノクロから始まり、オズの世界から唐突にカラーに変わります。
この点に関しても調べてみるとカラー映画の走りとしては1910年代から着色されたものはあったそうですが、本格的な減色法の撮影機とプリント方式を開発した1918年以降から少しずつ普及していってはいるようです。
カラーの走りというわけではないにしてもこの映像効果は当時としては衝撃的に受け入れられたのではないでしょうか。
映画ではカラー効果をより強調するため原色が多用されているのが印象に残ります。
ストーリーとしては叙事詩的な王道の冒険譚と言えるものです。
冒険の中で仲間と出会い、問題を解決しながら成長していく分かりやすい構成になっています。
ただ、その中には『オズの魔法使い』を特徴づける価値観があり、これが見る者の心を打つ要素になっています。
それは、「求めるものは遠くにはなく、身近なところにあり、最初から自分が持っているものである」という作者の主張です。
脳みその無い案山子も、心の無いブリキの木こりも、勇気の無いライオンも最初からそれは自分の中にあり、それは冒険によって気づかされるという物語。
家が嫌で家出をしたドロシーの願いも、彼女が心から家に帰りたいと願ったときに初めて叶います。
家で目覚めたドロシーの場面は本当に秀逸だと思います。
ミュージカルとしての場のつなぎ方も素晴らしく、未だに見る価値のある作品であることには変わりはないでしょう。
ただオーバーザレインボウの劇中歌はあまりにも有名で、この歌を聞けば自分も含め納得する人は多いと思います。
作品に関してウィキペディアによれば、
『ライマン・フランク・ボームが著し、W. W.デンスロウが挿絵を担当した児童文学作品。1900年5月17日、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴのジョージ・M・ヒル・カンパニーから初版が出版され、以降何度も再版された。
1902年のミュージカル『オズの魔法使い』(The Wizard of Oz )、1939年の映画『オズの魔法使』(The Wizard of Oz )から『The Wizard of Oz 』という題名が定着した。』
と紹介されています。
加えて、この物語は”政治的アレゴリー（隠喩）”を意図しているという見方もあるようです。
ウィキには、19世紀後期の金融政策に関する金銀複本位制論争のアレゴリーを含んでいるという指摘が紹介されています。
それによれば
「オズ」とはアメリカのユートピアを意味し、それはおとぎ話の国とそれほど違いがない。
オズ王国はアメリカに類似している。東西南北の4つの国があり、首都はエメラルドの都である。
アメリカおよび国民は中西部、南部などに分割される。
19世紀、これらの地域によって表現する色が違っていた。
東部は工業地帯のブルーカラーから青
南部は赤土やレッドネックから赤
西部はカリフォルニア州のゴールドラッシュから黄色で表現されていた。
エメラルドの都となるワシントンD.C.は紙幣の色から緑で表現される。
物語の悪役は東西の悪い魔女である。悪い魔女たちは市民を魔法にかけ奴隷のように扱う。西の悪い魔女は発達した鉄道、石油王、そして自然豊かな西部に表現される。反面、干ばつ被害も甚大だった。そのため西の悪い魔女を殺す武器として「水」が引用されている。
東の悪い魔女は農業従事者を圧迫するウォール街など東部の経済、工業を表現しているとされているという・・・。（東の魔女はドロシーの家の下敷きになって死亡）
詳細を書く字数は足りませんが、ボームはより良い社会を作るには想像力が不可欠と信じており、オズ・シリーズの後期の本では「想像と夢は世界を改善に導く。想像力豊かな子供は創造や発明の得意な想像力豊かな大人になり市民を導いていくだろう」と記しているそうです。
ボームによる現代のおとぎ話としての『オズの魔法使い』は、オズを19世紀後期から20世紀初頭の言及や問題解決を表現するアメリカのユートピアとして描いているということにもなりそうです。
ところで、この映画は1939年の公開になるそうです。まさに第二次世界大戦開戦の年に封切られたわけですが、歴史的な視点から見ても興味を引かれざるを得ません。
東の魔女と西の魔女は何かに置き換わっていないでしょうか？そういう意味ではある種の国策映画と言えなくもないように思えます。
本作はモノクロから始まり、オズの世界から唐突にカラーに変わります。
この点に関しても調べてみるとカラー映画の走りとしては1910年代から着色されたものはあったそうですが、本格的な減色法の撮影機とプリント方式を開発した1918年以降から少しずつ普及していってはいるようです。
カラーの走りというわけではないにしてもこの映像効果は当時としては衝撃的に受け入れられたのではないでしょうか。
映画ではカラー効果をより強調するため原色が多用されているのが印象に残ります。
ストーリーとしては叙事詩的な王道の冒険譚と言えるものです。
冒険の中で仲間と出会い、問題を解決しながら成長していく分かりやすい構成になっています。
ただ、その中には『オズの魔法使い』を特徴づける価値観があり、これが見る者の心を打つ要素になっています。
それは、「求めるものは遠くにはなく、身近なところにあり、最初から自分が持っているものである」という作者の主張です。
脳みその無い案山子も、心の無いブリキの木こりも、勇気の無いライオンも最初からそれは自分の中にあり、それは冒険によって気づかされるという物語。
家が嫌で家出をしたドロシーの願いも、彼女が心から家に帰りたいと願ったときに初めて叶います。
家で目覚めたドロシーの場面は本当に秀逸だと思います。
ミュージカルとしての場のつなぎ方も素晴らしく、未だに見る価値のある作品であることには変わりはないでしょう。
2019年5月5日
影響があるといわれる作品
は
数多あるよう
だが
、
西遊記
な
ん
かも
当てはまるかもね
、
堺○章版
な
ん
か
が
懐かしいなぁ
、
あーゆー
のに
比べる
と
本作
は
だいぶ口数少なく
ただ話が流れてくだけか
に
見える
、
ゴダイ○
の
名曲に相当する
のは
ジュディガーランド
の
歌う
ｵｰﾊﾞｰｻﾞﾚｲﾝﾎﾞｩ
だろう
けど
も
、
歌中
の
青い鳥
っ
て
のは
、
みじかなところ
に
幸福はあった
の
だ
と
発見する話
に
関係がありそうだ
が
、
見つけた
っ
て
より
は
認識した
とか
気づいた
っ
つ
あたり
に
鑑賞意義
が
ありそうだ
、
、、
は
数多あるよう
だが
、
西遊記
な
ん
かも
当てはまるかもね
、
堺○章版
な
ん
か
が
懐かしいなぁ
、
あーゆー
のに
比べる
と
本作
は
だいぶ口数少なく
ただ話が流れてくだけか
に
見える
、
ゴダイ○
の
名曲に相当する
のは
ジュディガーランド
の
歌う
ｵｰﾊﾞｰｻﾞﾚｲﾝﾎﾞｩ
だろう
けど
も
、
歌中
の
青い鳥
っ
て
のは
、
みじかなところ
に
幸福はあった
の
だ
と
発見する話
に
関係がありそうだ
が
、
見つけた
っ
て
より
は
認識した
とか
気づいた
っ
つ
あたり
に
鑑賞意義
が
ありそうだ
、
、、
2015年3月9日
VHSテープと１０年前のDVDを所持しています。動画サイトでリマスター版の一部を見て画像の鮮明さに驚き、リマスター版を探しました。リマスター版はマンチキンの表情や犬の動きがはっきりと見えて嬉しかったです。黄色い道にしか見えなかったイエローブリックロードがちゃんとレンガに見えました。
音声も輪郭がはっきりして音割れしていた高音部分が聞きやすいです。購入してよかったです。
日本語吹き替え版が入っていないとのレビューがいくつかありますが、[メインメニュー]→[本編メニュー]→[音声字幕]で音声を日本語にすれば、同じ製品であれば吹き替えで再生できると思います。
音声も輪郭がはっきりして音割れしていた高音部分が聞きやすいです。購入してよかったです。
日本語吹き替え版が入っていないとのレビューがいくつかありますが、[メインメニュー]→[本編メニュー]→[音声字幕]で音声を日本語にすれば、同じ製品であれば吹き替えで再生できると思います。
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