公開当時のTVスポットでは海中でジャクリーン・ビセットの腕が謎の生物に引っぱられるシーンがヘヴィー・ローテーションで流され、劇中では大して意味のないそのスリリングなシーンがこの映画の目玉となってしまいました。ハネムーンでバミューダを訪れたカップルが麻薬組織の陰謀に巻き込まれながら宝探しをするというサスペンス・アドヴェンチャーですが、大袈裟すぎるシーンが無いことがかえってリアルだと思います。クライマックスではほんとにハラハラしました。ジョン・バリーのテーマ曲と、ドナ・サマーの歌う「Down Deep Inside」、ベケットの「Disco Calypso」など音楽も印象的です。ロバート・ショウとルイーズ・ゴセットが味のあるいい演技をしています。ジャクリーン・ビセットの神秘的な美しさも必見。