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カスタマーレビュー

102 人中、98人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 読者が何も気づかないとでも考えているのか, 2011/11/5
投稿者 
レビュー対象商品: 電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。 (単行本(ソフトカバー))
著者の「電子書籍」に関する考察が深くない。ユーザーとして、書き手としての都合を述べた箇所はそれなりにわかるが、「売り手」つまり紙の書籍で言う所の出版社と書店の役割の部分の考え方に問題がある。その問題点に注目すると、著者が引き起こした問題に対して、どうしてあんなことが起きたのか納得できた。

【売り手としての考え方】

1. 著作権に対する考え方
35ページからは著者の著作権に対しての考え方が書かれている。《著作権は2年で十分》《「品切れ重版未定」は絶版とみなす》《ギリギリの線に触れるものについては敢えて相談しない》などと書かれているが、自身の著作でそれが「大きな」問題にならなかったからといって(どうして著者のサイトで売っているDVDが突然値上がりしたのかは謎だが)、他の人にその考えを無闇に適用してはまずいだろう。つまり他人の著作に対してそれをやってはいけないということだ。著者は他人の著作を自炊して自分のウェブサーバーにアップロードし、誰でもダウンロードできる状態にしていたことでも知られているが、こういった著作権に対する考え方がそれを引き起こしたのだろうと腑に落ちた。著者が著作権に対して《これが絶対に正しいと思ってい》ても、現行法はそうなっていないし、その考え方に誰でも従うわけではない。

2. システム・セキュリティ・コンテンツ保護に対する考え方
著者は売り方については何も論じていない。特にシステムについてまったく触れられていない。それはおそらく著者がそれらをあまり理解していなかったからだろう。なぜなら著者のサイトでは電子書籍を決済すると固定のURLが送られてきて、それに対してアクセスすると認証なしで電子書籍(PDFファイル)がダウンロードできるという信じがたいシステムをとっていたからだ。さらにそれらをGoogleにクロールされ、検索するとPDFファイルがヒットし、ダウンロードできてしまうという失敗をしている。個人レベルで少し売れればいいだけなら、売買契約を結んだ後にメールでPDFファイルを送るなどすればここまでのことは起こらないだろうし、多少の不正コピーには対処するコストを考えて事を荒立てないということもあるだろう。それでもPDFファイルにセキュリティくらいはかけてもいいと思う。その程度なら個人レベルでも十分対応可能だろう。
しかし、著者のように「日本一」電子書籍を売っているのだとすれば(そうは思わないが)十数万部を超えることになるため、そのようなレベルのセキュリティでは持たない。著者の販売システムには「セキュリティがない」のだが。
このあたりに対する記述がないのは意識が低いためであり、それがあのような問題を引き起こしたのだろうと納得すると共に、販売規模についても実は非常に小さいのではないかと考えている。

著者はなぜか電子書籍の第一人者のように振るまい、発言しているが、勘弁して欲しい。電子書籍の第一人者として萩野正昭氏を挙げるのは納得するが、著者は到底第一人者とは呼べない。

【「日本一」とは?】

もはや著者が日本一電子書籍を売った、そしてその根拠がこの本に書かれていると考えている方はいないと思うが、ところどころ不思議な記述があり、重要な記述がない。
24ページには《電子書籍(PDFやメルマガを含む)》と書かれている。メルマガを電子書籍とするのはあまり見ない解釈であるが、著者の作品はほとんどテキストのみであり、この本でも挿絵や図解などなくテキストのみだ。なるほどメールでも十分だろう。
ところで著者の誇っている「日本一」の基準はなんだろうか。部数であろうか、売上であろうか(※)。調査期間は2010年の1年間であろうか。それとも複数年の通算であろうか。電子書籍の定義は何だろうか。iPhoneアプリ、PDF、メルマガなどのうち何に対して集計しているのだろうか。それを誰が集計したのだろうか。調査対象は何人・何社・何団体なのだろうか。調査対象は著者が個人で販売している場合に限定なのか。調査に際し収集したデータは信頼できるものなのだろうか。これらはまったくこの本で明らかにされていない。

これで「日本一」を名乗るのは景品表示法のいわゆる「No.1表示」として問題にならないのだろうか。この本を講談社の雑誌以外で宣伝しているのを見たことはないので、講談社内では問題なしとしているのだろうか。

(※)例えば佐藤秀峰氏の漫画 on Webや赤松健氏のJコミは著者のサイトとシステムや収益構造が全く異なる。これらはどのように集計・評価しているのだろうか。

【その他】

指摘し始めるときりがないのだが、今までのレビューやクチコミ、コメントで指摘されていないものを3点挙げておく。

1. 24ページ《「ガッキィファイター」は'00年、無料メルマガとしてスタートしました。》
…これはメルマ!等で配信していた無料メルマガ「ガッキィファイター速報」のことであろうが、これのvol.1配信日は2001年3月26日である。このことはインターネットで「日垣隆先生 メルマガの歴史を語る」というページを探してもらえれば、メルマ!の当時のアーカイブを見つけることができる。
なおvol.1の発行部数はメルマ!では28部である。3ヶ月後のvol.13では272部、半年後のvol.30では538部、一年後のvol.60では1077部を数え、最終号vol.87では1885部となり、メルマガは有料化する。

2. 98ページ《新聞と全く関係ない商品をオマケにつける汚いやり方は、》
…著者は自分のサイトの顧客に外国紙幣をプレゼントしているが、これは関係ない商品をオマケにつけるやり方ではないのか。そしてそれは著者にとって「汚いやり方」ではないのか?

3. 256ページ《私自身は'86年に初の電子書籍を作っているし、販売を始めたのは'01年からである。》
…20〜24ページには'86年末に《電子書籍の時代を初めて意識した》エピソードが書かれている。それはモデムを買ってきてワープロを使ってホストコンピュータに接続し、新聞記事を検索したというエピソードなのだが、果たしてこの状態から'86年にどんな《初の電子書籍》を作ったのだろうか。さらに著者は『こう考えれば、うまくいく。』(第1刷)の13ページでは《私が電子書籍について準備を開始したのは、1987年のことだ。》と書いており、矛盾している。
一方、'01年に販売を始めた電子書籍とは有料メルマガのことなのだろう(先に述べたとおり、著者の定義ではメルマガは電子書籍に含まれる)が、メルマガが有料化したのは24ページに《'02年10月》と書かれている(これは正しい)。先に挙げた無料メルマガの2001年アーカイブを見ても、「電子書籍」を販売している様子は見られない。また、日刊サイゾーの「"知の暴君"日垣隆氏がサイゾーに降臨 Web3.0時代を語る!」というページでは著者は《13年前から自身の著作物を電子書籍で販売している》ことになっている。なお、この日刊サイゾーの記事は2010年7月の記事であり、インターネットで誰でも確認できる。

著者は一度自分の経歴や実績について過去に書いたものや発言を見直し、アニメや漫画でいうところの「設定資料」を作りなおしたほうがよいのではないだろうか。時期も内容も矛盾が多すぎる。それと共に、出版社と編集者は著者に対し校正・校閲・ファクトチェックをしっかりやっていただきたい。と言いたいところだが、奥付を見ると編集部の電話番号には週刊現代編集部の電話番号が書いてある。期待するだけ無駄なのか?

(2011年11月25日追記)電子書籍の定義と著者のそれらに対する実績の記述についてコメントに記載しました。
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最初の投稿: 2011/11/25 19:39:06 JST
投稿者により編集済み(最終編集日時:2011/12/07 19:15:15 JST)
Michael Y. S.さんのコメント:
著者の言う「電子書籍」の定義が不明なところがあり、かつ著者にとって最初の電子書籍が曖昧であるため、指摘しておく。
以下、本書の27〜28ページから引用する。

【引用】

 私の記念すべき電子書籍第1号は、'01年に自サイトで世に出し、その9年後に理想書店(電子書籍のネット販売店)とApp Storeから出した『マラの肖像――ルーヴル美術館を笑ふ――』でした。
(中略。書籍の内容を説明している)
 私が『マラの肖像』を電子書籍として持ち込んだ時、理想書店の人は言いました。
「売れるとは思いますが、これが1冊目でいいのですか?5弾目くらいにしません?」
「いや、これでいいんです」
「うちはノンフィクションとか、真面目なほうでいきたいのですが…」
 助言に従うことにしましたが、先行した真面目なオリジナル電子ブックは、ことごとくベストセラー入りを果たしました。パイが小さいので月に数百も売れれば目立つのです。

(※原文のマラは漢字だが、漢字のマラはamazonのガイドラインに引っかかり投稿できないため、カナ表記に改めた)

【電子書籍の定義】

著者の言う「電子書籍」が何を指すのかはっきりしない。メルマガやPDFは「電子書籍」なのか?そうでないのか?

上記の引用部では電子書籍の定義は一般的なそれと変わらない。つまり何らかの販売プラットフォームに乗せたものである。プラットフォームの例としては、App Store、Kindle Store、理想書店、紀伊国屋のKinoppyなどだ。
しかし、レビュー内で指摘したように24ページには《電子書籍(PDFやメルマガを含む)》と書かれているし、71ページには《有料メルマガ(これも電子書籍の一形態ですよね)》と書かれている。メルマガ、PDFは電子書籍に含まれるのか、含まれないのか。

なぜ電子書籍の定義が問題になるのか。まず、この本で語られている対象が何であるかをはっきりさせなければならない。次に、著者が本書内で繰り返し語っている実績が何に対するものであるのかはっきりしない。最後に、何を「日本一」売ったのかはっきりしない。

この著者がこのような矛盾したことや、わかりにくいことを書いている時は要注意である。

【ことごとくベストセラー?】

『マラの肖像』は著者が理想書店で販売したもののうち2つめの著作である。従って、《先行した真面目なオリジナル電子ブックは、ことごとくベストセラー入りを果たしました。》の「ことごとく」は誇張している。

1つめは『職業と道楽』であり、2010年4月23日に登録されている。2つめの『マラの肖像』は2010年7月3日である。
「ベストセラー入り」とは理想書店のランキング入りのことであろうが、『職業と道楽』は2010年4・5月の理想書店ランキングで2位となっており、2010年6月にはランク外となっている。『マラの肖像』は2010年7月の4位であり、2010年8月にはランク外となっている。

以下は参考資料である。

理想書店「日垣隆」の作品一覧 - 登録日昇順
http://voyager-store.com/index.php?main_page=addon&module=voyager_store_asp%2Fshop_author_product_list&columnlist=list&shop_name=risohshoten&author=2541&sort=created_asc

職業と道楽
http://www.gfighter.com/000433/20100524001439.php
※《理想書店で、好評販売中!(4月23日発売開始。 2010年4月の理想書店総合ランキング第2位!)》と書かれている

マラの肖像――ルーヴル美術館を笑ふ――
http://www.gfighter.com/000433/20110212001468.php
※《理想書店で(2010年7月2日発売開始!)好評販売中!》と書かれている

理想書店 総合ランキングベスト10/2010年4月
http://web.archive.org/web/20100531025434/http://www.dotbook.jp/store/

理想書店 総合ランキングベスト10/2010年5月
http://web.archive.org/web/20100615160001/http://www.dotbook.jp/store/

理想書店 総合ランキングベスト10/2010年6月
http://web.archive.org/web/20100731082228/http://www.dotbook.jp/store/

理想書店 総合ランキングベスト10/2010年7月
http://web.archive.org/web/20100831145442/http://www.dotbook.jp/store/

理想書店 総合ランキングベスト10/2010年8月
http://web.archive.org/web/20101006184131/http://www.dotbook.jp/store/

【著者が出した最初の電子書籍は何か】

上記の引用部だけで既に矛盾している。『マラの肖像』は著者の著作のうち理想書店に登録された最初のものではない。しかし、引用部冒頭では『マラの肖像』を第1号の電子書籍としている。
また、レビュー内で指摘したように256ページでは《私自身は'86年に初の電子書籍を作っているし、販売を始めたのは'01年からである。》とされている。

最初の電子書籍は'86年なのか、'10なのか? '01年なのか?

【補足1】

上記の引用部だけを見ると、《'01年に自サイトで世に出し》たのが最初の電子書籍であり、最初の販売であるかのようにも読めるが、そうではない。なぜなら、《自サイトで世に出し》たものは今でも(もちろん無料で)閲覧できるからだ。以下にURLを示す。

マラの肖像〜ルーヴル美術館編〜(その1)
http://www.gfighter.com/0031/20020624000023.php

マラの肖像〜ルーヴル美術館編〜(その2)
http://www.gfighter.com/0031/20020624002204.php

マラの肖像〜ルーヴル美術館編〜(その3)
http://www.gfighter.com/0031/20020624002205.php

URLを見るとこれらのページそのものは2002年6月に作成されているが、この内容が最初に公開されたのがいつなのかは明らかではない。また、普通のHTMLページを「電子書籍」とするとは考えられない。もしそうであれば、著者が自身を「電子書籍の第一人者」とすることはできなくなってしまう。

【補足2】

著者が最初にPDFを販売したのは2005年5月の『もっと、おもしろい読書を!』であり、それは「大読書会in大阪」というイベントを文字おこししたものである。その次は2005年末〜2006年始頃の『PDF 通販講座』、さらにその次は2006年5月の『文章講座』である。2009年から本格的にPDFの点数が増えるが、その詳細は『情報への作法』のレビューにコメントとして記載しておいた。

以下は参考資料である。

メールマガジン第141号(2005年5月10日発行)
http://www.gfighter.com/00252005/20050507000946.php
※《「大読書会in大阪」の全記録が完成しました》 として、PDFの販売が告知されている

2005年4月 「大読書会in大阪」
http://www.gfighter.com/000431/20100513001409.php
※《セミナーの模様は 『もっとおもしろい読書を!』でお読みいただけます。》 と書かれている

メールマガジン第173号(2005年12月29日発行)
http://www.gfighter.com/00252005/20051229001005.php
※《PDFファイル『通販講座』特価1,400円 予約開始》と書かれている

メールマガジン第189号(2006年5月3日発行)
http://www.gfighter.com/00262006/20060503001031.php
※《PDF第3弾「文章講座」が完成しました》と書かれている。第3弾ということから、2005年5月の『もっと、おもしろい読書を!』が初めてのPDF販売として間違いないことになる。
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