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カスタマーレビュー

2013年5月1日
音楽制作の仕事をしている者です。

ガキの頃にヤマトのテレビ放映をカセットで録音して、文字通りテープが擦り切れるまで聞きこんでいました。
サントラや交響組曲は、これまた文字通りレコードが針で擦り切れるくらい聞きこみました。

で、このCD。

本来、音楽作品に対してレビューすべきですが、音質があまりにひどいので、製品レビューを記します。
製品の評価は★ひとつ。いや、可能ならゼロにしたいくらいです。(楽曲は★4つかな)

左右2CHミックスダウンのあと、恐らくはCDプレス時のマスタリング工程で、無造作にコンプをかけすぎた事が原因で、全編にわたり音が割れちゃってます。あまりのお粗末さに聞いてて吹き出しちゃいました。
それだけでなく、音圧を上げ過ぎゆえ、クラシックで最も大事なダイナミックレンジが一辺倒になっており、作曲者、編曲者、演奏者が心血を注いで創りだした音響が台無しになっています。
ピアニシモも、スフォルツァンドも、クレッシェンドもディミニエンドも無くなっています。
名曲「無限に広がる大宇宙」は、「Ah〜」というスキャットの食い付きの後にキックが入るので、キックの瞬間にブツっと音圧補正が入っちゃう。とてもプロの仕事とは思えません。

このCDの製造・販売元、名前すら知りませんでしたが、
クラシックCDのマスタリング経験はおろか、生音入りポップスのCDすら扱った事がないのかもしれません。

打ち込み主体のゲーム音楽は、SEとぶつかっても耳に届くような音づくりで良いのかもしれないけれど、本作でその手法をとる事は、例えるならば、上級の寿司ネタにチキンナゲットのバーベキューソースを塗ったくって味付けするようなもの。
ジャンクフードにはジャンクフードの良さがありますが、寿司は寿司として頂きたい。

そういう判断ができない人が作るジャンクフードは、同じジャンクフードの中でもきっとお粗末な物なのでしょう。
(このメーカーの他のCDを聞いていないので、これは推測です)

こんな素晴らしい楽曲のCDを、三流CD制作会社に任せないで欲しかったです。

「全編にわたり著しい音割れ。欠陥製品と言わざるを得ない音質ゆえ返品します。貴社にも製造・販売元に厳しく接して頂きたいと思います。」という内容でアマゾンさんに返品対応してもらいました。

著作者さんには、早急にCD製作・販売元を替えて、再リリースを検討して頂きたく思います。
最上級でなくても良いです。一般的な音質であれば、値段が高くても敬意をもって必ず買います。

楽曲、アレンジはすばらしいと思います。(とはいえ全編にわたり食いつきが軽めだったりするところが気になりました。もうちょっとタメてほし〜。宮川泰の歌心は深く力強い感じでしたから、どうしても比較してしまいます)
とはいえ、息子さんもがんばっていると思います。
一聴して昔のままに感じとれる曲も、実は全然異なるオーケストレーションになっており、そのへんに親父に負けじとがんばっている息子の意地を感じる事ができます。
オリジナルBGMはモノラル音源でした。モノだとシンプルなオーケストレーションでもズ太い音になるので、ガツンとしたインパクトがありました。これを今の高音質でステレオミックスすると、どう音場をつくっても絶対に音やせしてしまい、スカスカに感じてしまいます。本作では、メロディを扱う楽器を替えてみたり、オーケストレーションを付加したりしつつも、オリジナルが持っていた音響イメージを崩さぬようまとめられています。

マスタリング時に丸つぶれになってしまったアーティキュレーションが復活したら、聞いているだけで涙が出てくるくらいの作品であろう事が想像できるだけに、この製品のひどさと、それを良しとしている製造・販売元の音楽に対する理解の低さが残念でなりません。

<2013.5.6追記>
ネットで調べてみたら、このサントラについて「音割れなんて存在しません」「もっとひどいアニメBGMがある」「音割れなんて全然わからないし」「mp3にする際に圧縮しすぎた奴が勝手に音が悪いと言っているだけだ」という意見が書かれたブログやコメントを散見しました。前後のブログ記事からそれらはアニソン嗜好の今どきの若者の発言のようでした。

この「ヤマト2199」サントラは、CD自体が明らかにピークオーバーした録音製品です。
とても静かな曲「悲しみのBG」のオーボエやバスフルートですら、ピーキングをおこしています。
こんなお粗末なCDが我が国でリリースされている事を恥ずかしく思うくらいです。
こんなひどい音すら聞き分ける事ができない耳をもってしまった若者が増えている事に愕然としました。

コンプでガッツリ音を持ち上げて、頭からケツまでベターっとリミッターかかった土管波形の曲ばかり聞いて耳をつくってしまった若者が増えているのかもしれません。
寿司の例えに戻るなら、「味音痴」ならぬ文字通りの「音痴」が沢山育っている。

感性豊かな思春期に一辺倒な味しか覚えず、音楽の抑揚に触れる事のできないまま大人になってしまった人が可哀想でなりません。

この手の音楽を世に出す業界にいる人は、もっと音楽に対して、そしてその音楽を聞く子供達に対して愛をもって、仕事をしてもらいたいと思います。
その愛は、将来の有望な耳を育てる事につながる事でしょう。
「味覚音痴を増やせば、安くててっとり早いファーストフードが売れ続ける」そんな考えで音楽を作らないで欲しい。

宮川泰さんも、そう思われていると思います。
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