カスタマーレビュー

2012年7月20日に日本でレビュー済み
アニメも始まり盛り上がっている「人退」久々の新刊である。今回はクスノキの里に学校を作ることになりわたしが奔走暴走する話とモニュメント計画の話。
前者は5巻のひみつのおちゃかい以来の快作だった。学級問題、モンスターペアレントというネタを中心に生きることの「楽しさ」、「意味」に飢えた、あるいはそれを知らない三人の子供と主人公のやりとりをロミオ節を交えながら書いている。人類が衰退した世界でこれから生きていかなければならない三人の子供達の悲痛な叫びには鳥肌が立った。もしかしたら、現実の社会にもこの話の子供達のように苦悩している子供がいるのかもしれないと考えさせられるものがある。
後者のモニュメント計画の話はSF的な要素を多分に含んだ作品。タイトルの「人類流の、さえたやりかた」はSFの名作「たった一つの冴えたやりかた」から来ているのだろう。こちらも秀作である。

6巻が残念な出来だっただけに今回は非常に楽しめた。がそろそろまた、AURAのような作品も読みたいものである。
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5つ星のうち4.5
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