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カスタマーレビュー

260 人中、249人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 実売り5,000円クラスで、明るさやクリアーさを優先させるならこれ!。, 2013/3/13
レビュー対象商品: Vixen 双眼鏡 アリーナMシリーズ アリーナM8×25 1347-00 (Camera)
2016/03/03追記
急に価格が上がったのでビックリして調べてみたところ、メーカーの価格改定に伴うもののようです(メーカー旧価格8,500円→新価格11,000円)。以下のレビューは実売り5,000円前後で買えた時のもので、これが実売り7,000円ということだと話が変わってきます。例えばペンタックスのUP 8×25、ケンコーのultraVIEW M 8x25FMC、ビクセンのコールマンH8×25、オリンパスの8X25WP II、コーワのSV25-8辺りと競合する分けで、これらのライバル機と比較すると積極的に選ぶ理由はないような…(アリーナM8x25のアイレリーフ18mmは及ばないものの、これらライバル機もアイレリーフ15mm&ターンスライド式見口ですし、レンズコートは公式にフルマルチですし)。

本機が抜けた後の実売り5000円クラスのお勧めとしては、価格が落ち着いてきて値頃感の出てきたペンタックスのUP 8×21が筆頭になると思います。タンクローR 8x21 UCF Rの後継機種で、(一部のみ)マルチコートだったレンズコートをフルマルチ化することにより、タンクローRより更に性能が向上しています(恐らくフルマルチを謳う機種としては最安)。ただしメガネユーザーの方は要確認(アイレリーフ13mmはメガネで快適に使えるか微妙なラインで、メガネのセッティングによっては快適に使える場合もあれば、ケラレにより見づらい場合も出てきます)。

また大きさに妥協できるようなら、コーワのYF30-8が昨年末頃から価格が下がっていてお買い得あります。8x30としては軽量なボディ、フルマルチ、ハイアイポイント、防水、対物接眼面に撥水撥油コート、更に最小眼幅50mmと眼幅の狭い人にも対応可能ときて、現時点での価格が6,500円ちょっととアリーナM8x25の実売りより安いビックリ価格。小型機ではないので携帯性などは割り切りが必要ですが、コストパフォーマンス最優先という方は選択肢の1つとして検討することをお勧めします。

-------------------以下は実売り5,000円前後で買えた時のレビューです-------------------------------
アリーナシリーズで私が持っているのは、アリーナM8x21アリーナH6x21WP、そしてこのアリーナM8x25の3種類(アリーナM8x21は色違いを持っているので、数としては4つ)。この中でAmazonで購入したのはアリーナM8x21のみだったため、他機種についてはレビューを書くつもりはなかったのですが(「Amazon.co.jpで購入済み」のラベルも付きませんし)、アリーナM8x21ばかり持ち上げるような形になってしまうのは本意ではないため、レビューを書いてみることにしました。

このアリーナM8x25、カタログスペックだけを見ると、レンズコートはマルチコート、プリズムは普及グレードのBK7と、他の廉価なコンパクト機と変わりません。このクラスの超定番、タンクローRは、プリズムが上位グレードのBak4ですから、スペック上、どうも見劣りするように見えてしまいます(カタログの仕様を理解できる、ある程度、知識のある人の方が、そういう印象を抱きがちのように思います)。

が、この双眼鏡、恐らくですが、全てのレンズにマルチコートされている、いわゆるフルマルチ(フーリーマルチ)です。私も買ってみるまで半信半疑でしたが、確認できたレンズコートの反射は全て緑色で、よくあるマルチコートの廉価機(対物面や接眼面のみマルチコートで、他はマゼンダコートなど)のそれとは明らかに異なるものでした。

レンズはコーティングを施すことにより、光の透過率を上げることが出来ます。マゼンダコートよりマルチコートの方が透過率を上げられますが、その分、製造コストが高くなるため、低価格帯でフルマルチの機種というのは、まずありません。実売り5,000円クラスでは、恐らくこの機種くらいではないでしょうか?(私は他に知りません)。

お店に自分のアリーナM8x25を持ち込んで、展示機のタンクローR(8x21 UCF R)と交互に覗き比べたことがありますが、明るくクリアーに見えるという点では、こちらの方が少し上回る印象です。周辺部の見え方は、タンクローRの方が少し良いような印象を受けましたが、アリーナM8x25もそんなに悪くありません(BK7なので外周部は流れますが、その手前までは悪くない)。プリズムこそBK7ですが、対物レンズがやや大きいこと、そしてコーティングがフルマルチであることが、見え方に大きく影響しているように思います。

この双眼鏡のもう1つの美点は、アイレリーフが長いことです。アイレリーフ15mm以上ものは、ハイアイポイント(ロングアイレリーフ)といって、メガネを掛けたままでも見易いものの目安となるのですが、アリーナM8x25はアイレリーフが18mmと特に長いのです。そもそも実売り5,000円クラス以下では、ハイアイポイント仕様の双眼鏡自体が数えるほどしかありませんが、その中でも群を抜いています。

他にアイレリーフが長いことのメリットとしては、裸眼で覗いた際、接眼レンズが曇りづらいこと(眼とレンズが密着するほど、曇りやすくなります)、また、アリーナM8x25の場合には、接眼レンズや見口(覗き口)の口径が広いため、睫毛が長い人でも覗きやすいことが上げられます(アイレリーフが15mmある双眼鏡でも、見口の口径が狭いと、睫毛が邪魔になることがある)。

さて、アリーナM8x25のマイナス面ですが、まずは大きさと重さ。対物レンズが大きい分、タンクローRやアリーナM8x21などより、一回り以上、サイズは大きくなります。実際、他の購入者レビューなどをチェックしてみると、「もう少し小さければ…」的な感想を見掛けることが少なくありません。あくまでコンパクト機としては、ちょっと大きいというレベルで、多くの人にとっては許容範囲だと思いますが、サイズを重視される方には、ちょっとお勧めし辛いですね。

次ぎにデザインや質感。シンプルといえば聞こえは良いですが、面白みのないデザインだと思います。また、アリーナM8x21のようなカラーバリエーションの展開がないのも不満。全体的な質感もイマイチで、タンクローRなどと比べると見劣りするかも。ただ、外装の中にある骨組み?(メーカーはこの部分をボディというみたい)は、アルミダイキャスト製なのだそうで、見掛けほど柔ということでもないみたいです。

最後に逆光に弱いこと。視界内に強い光源がある場合や、レンズに斜めからの光が射し込むような時、乱反射(ゴーストやフレア)が出て見難くなりがちです。安価な双眼鏡では、ある程度、仕方ないところなのですが、この点、アリーナM8x25は特に弱いと思います。外装の前側を見ると、どうやら外装の裏面(内側)が無塗装(銀色)のままっぽいので、この辺も影響しているのかも?。

長くなりましたが、私が覗いた実売り5,000円前後のコンパクト機では、この機種が一番よく見えました。視界の色味も自然ですし、明るくスッキリクリアーに見えます。大きさは少し妥協しても、明るく見えるものが良いという方にはアリーナM8x25を、アリーナM8x25が大きすぎるという向きにはタンクローR(8x21 UCF R)を、更に軽さやサイズを重視するのであればアリーナM8x21をお勧めします。

ちなみに私の場合ですが、実はアリーナM8x25より、アリーナM8x21の方が稼働率は高いです。アリーナM8x21はちょっと出掛ける時などにも、ついでに持っていきたくなるサイズなんですよね。そりゃ〜、アリーナM8x25の方がよく見えますが、アリーナM8x21程度見えてくれれば、私的に不満はありませんし(もっと安価な双眼鏡を持っていくこともあります)。要は用途と好みの問題だと思います。

最後に注意点。この双眼鏡、この価格帯としては珍しく、接眼レンズキャップが付属しません。欠品ではありませんので、ご安心下さい。(サポートに確認してしまいました)。
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