上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0戦闘とポーン(竜憑き以外)は相変わらず良いが、システム回りの不便さが目に付くので注意
2024年3月25日に日本でレビュー済み
前作のドラゴンズドグマが大好きでPS3版を2周、PS4版を1周して、
続編をずっと待っていました。
50時間プレイしての感想です(真エンディング到達済)。
無印は最後にプレイしたのは6年以上前なので、記憶違いがあれば御容赦を。
●ストーリー:1.5/5
覚者王となった主人公が、それを快く思わない権力者に国を追われる。
主人公は協力者と共に国を取り戻す為に動き出すというのが、序盤の流れ。
主人公の立場は偽の覚者王に取って代わられており、
本物だと言っても信じて貰えないため、権力者への根回し、
敵対勢力の弱味を握る調査が前半の流れになります。
後半は前半の流れを投げっぱなしで急に終わってしまい、
絵面的にも地味な展開がずっと続くので、盛り上がり所はほぼ無いです。
一応、真エンドの最後は多少盛り上がったし、
ドグマ2でやりたかった事も分かったけど、それまでの展開が酷すぎた。。
ぶっちゃけ、サブクエのストーリーの方がまだ楽しめました。
●キャラクター:3/5
前作でも美女多めでしたが、今作も美男美女多め。
キャラクリで可愛いキャラを作りやすいのも〇。
注意点としては、キャラクリし直しが2回しかできないため、
最初のキャラクリは慎重に行った方が良いです。
3回目以降を行うには有料DLCが必要になります。
※アプデで99回まで無料でキャラクリし直せるようになりました。
ストーリーキャラははっきり言って空気気味で、パッケージ両サイドのキャラも空気でした。
一応好感度システムがありますが、
ストーリーの2つのイベントが少し変化するだけで、
前作以上に空気なので、ほぼ意味は無いです。
●グラフィック:2.5/5
他のPS5オープンワールドゲームと比較すると落ちます。
大体PS4のゲームレベルのグラフィックかなと思います。
あと、フレームレートが低くカクつきが気になります。
自分はあまりフレームレートを気にする方では無いのですが、
それでも最初から違和感を感じました。
ある程度プレイしていると気にならなくはなってきますが。
グラフィックが特別良いわけでも無いので、何でこんなにカクつくのか疑問。
※アプデでカクつきは多少マシになりました。
●戦闘:3.5/5
相変わらず、アクションが派手で面白いです。
敵を組み敷いて剣を刺す、盾で敵を数メートル吹き飛ばす、
隕石を落とすなどの演出が爽快です。
ただ、前作からほとんど変化は無いので、
前作プレイした人には目新しさは無いかも。
既存職にも何か新規要素が欲しかったです。
今作の新規3職ですが、
・魔剣士 …無敵が強いけど、動きがモッサリ
・幻術師 …攻撃できないので、とにかく使いづらい。
・アリズン…他ジョブの技を使えるだけの使い回し。
で微妙でした。
●ポーンシステム:3/5
ドグマの独自システム。
主人公の相棒となるメインポーンはキャラメイク可能。
性格の設定でサポートをメインにするか、攻撃をメインにするかなどを決められる。
PTは主人公+メインポーン+サブポーン2人の編成で、
サブポーンは他のプレイヤーのメインポーンを借りる事となる。
サブポーンはPTに入れて以降レベルが上がらないため、
頻繁に入れ替えていく事となる。
この一期一会なPTが、プレイヤー毎に全く異なるドラマを産み出していくのが面白い。
ポーンは倒した敵、宝箱の位置、クリアしたクエストの知識を持っており、
借りた場合、貸した場合に情報を教えてくれる。
また、他プレイヤーの世界で得た知識も蓄積するため、
他世界で得た情報を得意気に披露してくれるメインポーンを見ていると
親目線で嬉しくなる。
ポーンはリムストーンで条件をして呼び出し可能。
現在レベルよりも高いレベルのポーンは雇用コストが発生する。
それとは別に道を歩いている野良ポーンもいる。
野良ポーンは前作よりもかなり増えており、頻繁にすれ違う。
序盤にサイクロプスに遭遇し、サブポーンが全滅。
逃げた先で狼に襲われる⇒野良ポーンが助太刀⇒野良ポーン雇用
のドラマが産まれて面白かった。
良い事ばかり書きましたが、重大な改悪要素があります。
それが竜憑きです。
これに感染したポーンを放置すると一つの街のNPCが全滅します。
目が赤くなったり、言動が変化したりの初期症状があるので、
注意すれば判別可能ですが、これを気にし続けるのはとても疲れます。
しかも感染したポーンを直すには水に沈める等でポーンを殺すしか無いです。
はっきり言って訳が分かりません。
昨日もサブポーンが力が溢れてくる様な発言をしたので、目を見たら赤く点滅していました。
メインポーンに感染すると困るので、止む無く解雇しました。
貸し借りしづらくなるのは、システム的に致命的では?
あと、前作に比べてやたらプレイヤーを煽る様なセリフが多いのも少し気になりました。
煽り台詞が気になる方は、性格を純真か献身にした方が良いです。
●その他のシステム:1.5/5
・牛車
町や村の高速移動手段。
前作よりもオープンワールドが広くなり、町が村が増えた事で、
大変になった移動を賄うために生まれたシステム。
の筈だが、以下の理由により正直微妙。
行ける場所が限られる(小さい村への移動には使えない)
移動スキップ⇒戦闘⇒移動スキップの流れが面倒
牛車が脆い、牛車が壊された場合は徒歩移動になる
・ジョブ
ジョブごとの個性が強く、転職も自由にできるため、
色々なプレイスタイルで遊ぶ事ができる。
のだが、装備が高価のため、転職先の装備が買えず、
転職すると戦力が大きく低下するため、あまり自由に転職できない。
ジョブ数としては前作よりも1個増えているが、
一部ジョブが前作から削除されてしまった。
無印ではソーサラーとミスティックナイトを愛用して自分としては、
今作ではミスティックナイトが無いのが辛い・・・。
・ファストトラベル
前作同様ファストトラベルは有料(ゲーム内通貨)です。
しかもかなり高価。一応クエスト中で手に入る場合もあるが。
前作よりもフィールドが広くなり、クエスト量も増えた事で、
移動も多くなったのに不便過ぎる。
せめて大きい都市間の移動ぐらい無料にするか、
価格を5分の1以下にして欲しかった。
・重量
最大重量が前作よりもきつく、すぐに重量が増えてしまう。
最大重量は一定レベル毎に増えるのと、
フィールドでみつかるレアアイテムで増加可能。
フィールドを探索する目的とはなるが、序盤が不便過ぎるのが苦しい。
・ダッシュ
上記の様にファストトラベルが不便なため、
基本徒歩で移動する事になるが、
スタミナは戦闘中以外でも減るため、
ダッシュは短い時間しかできず、移動に時間がかかる。
・キャンプ
ダメージを食らうと、最大HPが一時的に減少し、
宿やキャンプで寝ないと回復しなくなった。
夜の移動は見通しが悪い上、アンデッドが湧くため、
たくさん用意されているキャンプポイントで
朝までスキップする事ができる。
●総括
前作からの変更点が少ないです。
新規要素も悪いものの方が多く、前作で良かった点も改悪されていたりします。
前作からの進化を期待していた身としてはとても残念です。
せめて、アプデで移動回りと竜憑きは改善される事を期待しています。
不満だらけの中、真エンドまでプレイできたのは、
前作同様、戦闘とポーンシステムが良かったからに尽きます。
前作の良い所は据え置きのまま改善できていればかなり良い作品ができたと思うのに、
本当に勿体無い作品です。
前作で不満だったスカスカのオープンワールドが大分改善されていたのは良かったです。