上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0最高なのに非常に惜しい
2023年8月19日に日本でレビュー済み
まず誤解無いように言いたいのが、このガオファイガーは間違いなく最高だということ。
ネットでも少し話題になった股関節など気を遣う箇所は確かにありますが、よくぞここまでの物を製品化したと思います。
【良い点】
●「ガオファーの完成度」
ファントムガオー/ガオファーは両形体のプロポーションが素晴らしく、件の股関節に気を付けつつではありますが、何度も変形させたりアクションさせたりと、このコアロボだけでも相当遊べます。
叫び顔、オプションの手首なども付属するので遊び応えがあります。
自分は股関節に[東京マルイ シリコンメンテナンススプレー]を使用したことで適度な渋みになりました。
●「ガオーマシン」
ドリルガオーⅡのドリルが段ごとに逆回転するギミック、smpでは難しかったコクピットを膝の中に隠してしまう構成。
ライナーガオーⅡのスプリングパージギミック。
ステルスガオーⅢはウルテクエンジンの開閉ギミックより、合体時のギミックがガオガイガーより進歩を感じることができて良かった。
●「ガオファイガーのまとまりの良さ」
ガオファーをはじめ各ガオーマシンの完成度が高いにも関わらず、最終的にファイナルフュージョン(合体)した後のプロポーションには破綻もなく、心から「お見事❗」と言いたくなる仕上がりです。
交換用頭部、ハンドパーツなどオプションも豊富ですが、物が重いのでガオファーのように色々なアクションで飾るのには限界がありますが、合体した姿を眺めるだけでもウットリするような出来映えです。
ここまではお世辞抜きで良くできてるなと思った部分。
故に気になる箇所が、、、
【悪い点】
◻️「ライナーガオーⅡ」
ライナーガオーⅡの胴体貫通がとにかく大変。ガオガイガーの時のようなスムーズさは無く、ガオファーから出てきた機首を掴み、両手で入れつつ引っ張りつつでようやく胴体貫通します。
◻️「ドリルガオーⅡ」
単体での問題ではなく合体後の安定感が問題です。
膝をロックする機構が自重に対して弱く、ガオファイガーを両手で持ち上げる時に気を付けないと最重量ガオーマシンが足に落ちそうで怖い。
◻️「上腕を出す。補助棒を使う」
実は本製品で一番不満が高いのはこれです。
ガオファイガーにする際にライナーガオーⅡを貫通させますが、その際上腕を一度出してから左右を確認する必要があります。しかも補助棒を使用しないとこの上腕は出てきません。
ガオガイガーの時はライナーガオーを裏から見れば前後が識別出来たため、上腕を出して確認する必要がありませんでした。上腕を取り出す際も補助棒を使うこと無くできていたことを思うと一番のガッカリポイント。
◻️「品質管理」
バリ取りの甘さと塗膜の癒着がやや目立ちました。
両前腕部は梱包時にシャッターパーツが嵌まっているのですが、これが癒着していて素手では外せませんでした。ヘラなどで慎重に外しましたが塗面が少し持っていかれたのは悲しい思いです。
可動指のバリ取りもそうですが、バリ取りが甘い上から綺麗なキャンディ塗装をされている前腕などは、ひどく悪目立ちをします。
【まとめ】
製品に4万払ったのは私です。
しかし、この4万は中古品を買う4万とは意味が違います。
中古品は事の信憑性は別して、商品の現状、保存状態など確認した上で納得して払うものです。
しかし、今回のガオファイガーのような新製品はそれとは違います。
過去にそのメーカーが発売してきた製品を知り、遊んできた人がその仕上がりを期待した上で、メーカーを信用して払うものです。
私自身、過去に大獣神やガオガイガーなど購入し、仕上がりに驚きギミックなど楽しく遊ばせてもらいました。
今回のガオファイガーは間違いなく決定版です。しかし、あと少し遊びやすくして欲しかった。
ライナーガオーの貫通、前腕部の取り外しなどタイトすぎる箇所が散見されます。かと思えばドリルガオーのロックの心もとなさなどもあり、もう少し何とかして欲しかった。
品質管理もバリ取りの甘さか塗料の癒着のどちらかだけでも無くして欲しかった。
ガオガイガーとデザインが違うのは分かりますが、製品としての遊びやすさは退化したように感じます。
本製品は最高です。
最高の製品なのに、心の底から喜べないのが惜しいなと感じる一品です。