上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0もっともっとスパークルなナムバーを
2022年8月8日に日本でレビュー済み
星としては3.5の評価でしょうか。
前作のオリジナルアルバム「NOW」から顕著なのですが、
よく言えば大人のしっとりした音楽、悪く言えばどこか焦点があいまいなボンヤリとした印象。
聴き込めばその奥深さわかるかと言えば残念ながらそのとっかかりもなさそう…。
剣さんのルーツ・ミュージックに対するリスペクトはともかく、夏らしさ全開のスパークルなCKBが聴きたかった人にはどうでしょうか。何度も聴きたいかと聞かれたら「う〜ん」と答えざるを得ないかも。去年のカバーアルバムをぶち壊すような突破力のあるCKBを聴きたかったです。少し寝かせてみましょうか…。
追記です。
しばらく置いて聴き直してみると一曲一曲の存在感が増してきます。
このあたりはさすがといったところ。
ただ一曲一曲のツブ立ち感は前のアルバムよりも弱いかも...。
最近のCKBのアルバムは冒頭にSOUL/FUNKのナンバーが来ることが多いが
の「Almond」は重くなく爽やかなスイートソウル。
「ドバイ」は「Loco Loco Sunset Cruise」のようなtraveling without movingなナンバー。
「NOW」の「9月21」のようにエキゾな弦の音色が心地いい。
CKBには珍しくフェードアウトします。
「夕だち」はお得意の高速ボッサ。
夕立とアルバムの樹影のイメージが重なっていい感じ。
「強羅」はサビ?の部分が印象的なアイシャさんとのデュエット。これもアルバムのイメージ。
「莎拉 -Sarah-」は一転して軽快なダンサブルなナンバー。
「ウェイホユ?」は中華風味がトッピングされたスローなナンバー。
「Orange Cinnamon Sunset」は80's感満載。たぶん星野源あたりが好きそうな...。
ここまで聴いて、いつもの「質感」を強く感じさてグッとくるのは「ドバイ」でしょうか。
「The Roots」は演歌かブルースか?
「ヨルノウロコ」は...そば...COME OVER...ソバ...鴨南蛮(笑)。
「Honmoku Funk」と「スカジャン・ブルース」は「PACIFIC」に収録されていればばっちりな楽曲。
この2曲が収録されていれば「PACIFIC」はかなりしまった感じだったかも。
「おじさん」はスローなスイートソウルのナンバー。
「ワイキキの夜」からの「こわもて」は一瞬「ハワイの夜」と思わせる歌謡曲。
アルバムの前半までは「樹影」のイメージであっているんだけど、
後半はなんというか、いつものCKBっぽくありながらもどこか散漫な感じ。
グッときにくい...こない...。
アルバム全体としての印象が弱くなってしまいました。