上位の肯定的レビュー
5つ星のうち4.0音楽は最高!でもブックレットは最悪…
2022年6月22日に日本でレビュー済み
待ちに待ったシン・ウルトラマンのサントラ。
とにかくCDの収録内容は最高と言っていいです。
鮮やかに蘇った宮内國郎作品は、まさに昭和40年代の香りそのまま。
それがCD1のTr.28「侵略者を撃て 空中戦(A2) 」で
宮内メロディにエレキギターやシンセが乗ってきて、
ここから本格的に鷺巣詩郎パートへバトンタッチという構成がニクイ。
ただ、これより前に入っているTr.09「Early Morning from London」。
長澤まさみ扮する、浅見弘子の初登場シーンのBGMですが…、
曲自体は良いけれども、映画でもCDでも、雰囲気がすごく浮いている。
その次のTr.10「Break down the Buddy」は、エヴァでもよく登場した、
「和み系BGM」の流れをくむ曲で良いのですが…
でも逆に言えば、イマイチに感じた上記のTr.09(およびCD2のTr.04)以外は
もう100点満点の出来。
公開当時からファンに評価の高いTr.32「An Out of Body State 〈体外離脱〉」は、
何度聴いても緊張感ある最高な一曲です。
本当に、今回も楽しませていただきました。
…が!!ここで苦言を呈させて欲しいのがブックレット。
フルスコアを、延々と縮小印刷で載せるのは誰得?
鷺巣氏のメロディやアレンジを分析したい人は、
拡大コピーしてでも見たいのでしょうけども、
どうでもいい人にはどうでもいい代物です。
それよりも、シン・エヴァンゲリオンのサントラと同様に、
また鷺巣氏の解説をたっぷりと載せて欲しかった。
その場合、鷺洲氏にはお手数をかけますが…
あと、ブックレットの印刷自体が最悪です。
赤バックや黒バックに極小な文字なんて、読めたものではないです。
文字が滲んで見えてしまい、目が疲れるなんてものではないです。
私もそうですが、視力の弱い人にはルーペか拡大コピー必至です。
これはこのCDだけではありませんが、昨今の印刷物は情報量優先で、
狭い範囲に小さな文字を詰め込み過ぎなものが多く、
視力の弱い人への配慮が非常に足りないと思います。
こういった事に配慮いただくことも、ユニバーサルデザインの一つだと思います。
印刷・デザイン関係に携わる方々には、ぜひご一考いただきたいところです。
と、辛口なことも書いてしまいましたが、星ひとつマイナスはブックレットの件のみで
CDそのものは素晴らしい出来栄えでした。
宮内國郎氏と鷺巣詩郎氏に敬意を表しつつ、これからも愛聴したいと思います。