上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0何度でもききたい
2022年7月20日に日本でレビュー済み
買って損なし。こんなにきき続けたアルバムは初めて。イメージが膨らむ。美しい。格調高い。私の大好きな平家物語のイメージにピッタリ、というか、それ以上。これをこの世に生み出してくださって感謝しかない。特に好きなのは、「平家嫡男」と、「月光」と、「諸行鎮魂位相」。「平家嫡男」では、毎回、重盛の、清盛に毅然と対峙する姿がセリフつきで思い出され、プライドと悲壮感を感じながら、重盛のように頑張ろうと思う。「月光」は、清経、敦盛、重衡の三人の合奏、文句なく美しいが、アニメの中で、この後、この曲が用いられたシーンを思い出すと、切ない! が、それも好き。ラストの「諸行鎮魂位相」では、壇ノ浦で滅亡した平家の悲劇で沈んだところから、上がり調子上の旋律で、どんどん私の気持ちも天界に引き上げられていく感じ。途中から入る笛の音が、清経と敦盛と重衡が福原の月夜に奏でた「月光」と気づいたときの驚きと感動! そして演奏する楽器が少しずつ退場して、最後は琵琶だけで終わることで、平家物語の登場人物が、一人一人退場していった様までイメージできた。人は生まれて誰かと出会い、そして、最後は一人で生を終えていくのか、なんてこともイメージした。この曲を聴きながら、私も、800年ほど前、栄華を極め、懸命に努力しながらもその崩壊を止められず、一気に滅亡した平家の皆様に思いを馳せつつ、平家の皆様だけでなく、義経とか、いろいろな方のご冥福をお祈りさせていただいた。平家の皆様、800年後に、皆様のことを思って、こんな曲を作られた方がいるんですよ! あなた方に思いを馳せている人々がいるんですよ! と、曲を聴きながら、今日も思っている。牛島さん、ありがとうございます!