余談だが、「One roll, One romance」でも似たようなコンセプトでセットリストが組まれていた。「サンポサキマイライフ」で「半透明の矢印で準備OK」にし、「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」で「東の空から夜な夜なドライブ」で目的地へ向かう……というものだった。そして、「シャンデリア・ワルツ」で、「行きついた先に何もなくても息をしている僕らは構わない」と物語を完結させる。
アルバムの構成が美しい。通して聴くことで短編映画を観たような気持ちになる。 アルバムの中でシングル曲が違う煌めきを放っているのも流石だと思う。 自分が歌詞に意味を求めないタイプなので、何を意図しているかわからない歌詞でも曲と言葉のリズムが溶け合っているのが気持ち良い。個人的にはCatcher In The Spyが一番好きなことに変わりないが、バンドとして新しいモードへの切り替えを明確に提示していて、潔いと思う。