上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0愛と葛藤と他者理解の哲学
2024年5月18日に日本でレビュー済み
人生も30年くらい生きてきましたが、こんなに涙した映画は他にありませんでした。
思うに、愛と、葛藤と、他者理解の映画だったと思います。
自分が心の中に抱いている気持ち、それを表現する感情、伝えるための言葉。どれひとつとて、他者理解をするために欠かせません。私たちは言葉によってコミュニケーションをする生き物だから。良くも悪くも、言葉で伝えるということがとても重要なことだから。
それらが完璧ではあり得ないのが世の常です。思っていることは伝わらない。伝えたいのにどんな感情で表せばいいのかわからない。それが「星」という、人間でもなく生き物であるかもわからない相手に対峙するのなら、なおのことです。
愛ゆえに葛藤がある。伝わらないもどかしさ、葛藤があるからこそ、愛なのかもしれません。それを届けるためにプリキュアになるということは、プリキュアという存在が一体なんだったのかを問い直すことでもありました。
答えはそれぞれの視聴者のイマジネーションの中にあるのではないでしょうか。
プリキュアを見たことがないひとにも、スタプリを見たことがないというひとにも、胸を張ってお勧めできる作品です。