Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: アイカツオンパレード! Blu-ray BOX 1
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  • アイカツオンパレード! Blu-ray BOX 1
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  • カスタマーレビュー

カスタマーレビュー

5つ星のうち4.5
4.5/5
32 件のグローバル評価
星5つ
83%
星4つ
4%
星3つ
4%
星2つ
4%
星1つ
6%
アイカツオンパレード! Blu-ray BOX 1

アイカツオンパレード! Blu-ray BOX 1

五十嵐達也
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上位の肯定的レビュー

肯定的なレビュー›
あまぞんゆーざ
5つ星のうち5.0オンパレード!
2022年6月6日に日本でレビュー済み
主人公のらきちゃん。最初はキャハッとかラッキーとか変な子だなぁって思ってたけど、可愛いのはもちろんすごく勉強熱心で物おじしないところがすごく好きになりました。髪を下ろしたらきちゃんすごく好きです
ストーリーは雑な感じもあるけど各キャラに見せ場を作ったりするためには仕方ないのかな。
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上位の批判的レビュー

批判的なレビュー›
†たかし†
5つ星のうち1.0墓荒らし
2020年4月14日に日本でレビュー済み
●アイカツオンパレード!という作品について
 知っての通り、本作はアイカツシリーズ過去3作のコラボアニメである。従前のアイカツシリーズファンであれば、この時点で違和感を抱くであろう。アイカツ!からアイカツスターズ!へ移行した理由と真逆だからである。当時の開発チームの中村幸恵さん(スターズ51話以降EDクレジットなし)は以下のように述べている。
 
   まず『アイカツ!』は女の子向けのコンテンツですので、より女の子たちが入っていきやすい環境作りをしたかったというのがあります。いま新しい子が『アイカツ!』に入ろうと思っても、これまで3年半積み重ねてきたものを全部知っていただくのは非常に難しい。ですので、筐体も含め世界観を新しくしようと。
   (略)
   新しいアイドルがどんどん登場するなか、それまでのアイドルたちとの兼ね合いが難しくなっていくのは感じておりました。新しいアイドルに焦点を当てれば、それまでのアイドルたちはいまどうなっているんだろう、と思いますよね。でも、新しく『アイカツ!』に入ってきて、新しいキャラクターしかわからない子は、知らないキャラクターが出ていると感じてしまう。そのバランスを取るのが難しいと考えたのが、ちょうど3年目のタイミングでした。
   「『アイカツスターズ!』は『アイカツ!』からどう変わる? - バンダイ・データカードダス開発チームを直撃」より引用

 第一に、本作に女児が入ってきやすい環境はない。『アイカツオンパレード!予告プロモーションビデオ』で崖登りや伐採などをしていた時点で嫌な予感はしていたが、案の定、内輪ネタ満載である。例えば2話では、ゆめ「やっぱり後は崖登りかな」真昼「アイカツと言ったらやっぱりこれよね」あこ「基本中の基本ですわ」というやり取りがあった。内輪ネタだと知っていても面白みのない崖登りネタである。そもそも、スターズにおいて本物の崖を登ったシーンは70話と91話の2回だけだ。崖登りを基本中の基本と言ったあこは本編で登ったことすらない。アニメ内での過去の描写を捻じ曲げてまで、崖を登らせて何がしたいのか。
 第二に、前作・前々作はまだしも、アイカツ!に至っては2012年、放送開始時で7年前のアニメである。新規はもちろんスターズ・フレンズからの女児視聴者が、7年前からの積み重ねを知るというのは、非常に難しいことだ。また、旧来の女児視聴者であっても、本編を複数回見ていなければ、内容など覚えていないだろう。にも拘わらず本作では過去作の出来事を、視聴者が知っていることを前提としたシーンが多々ある。例えば、12話ではらき・まどか・ノエルの3人がドレスに見立てたクリスマスケーキに下半身を挿し込むシーンがあった。アイカツ!62話でいちごが行ったことと同じである。知らない視聴者からしたら単に食べ物で遊んでいるだけにしか見えないだろう。そもそも、アイカツ!62話では、そうせざるを得ない状況下にあったため、やむを得ずケーキの中に入ったのであり、本作は本当に食べ物で遊んでいるだけである。なお、アイカツ!62話はキラメキドレスケーキの販促回でもあった。本作では当該商品を販売していないため、このネタをやる必要もない。
 第三に、本作はコラボ作品ということもあり、新規女児視聴者が知らないであろうキャラクターが次から次へと出てくる。知らないキャラクターであっても、丁寧な掘り下げをすれば新規視聴者でも馴染めたかもしれないが、CGを有するキャラクターだけでも50を超えるため全員の掘り下げは不可能だ。結果として、主人公勢以外の過去作アイドルの扱いは、当番回を除くと「持ちネタを披露する」か、「他アイドルを褒める」か、「台詞なしで画面に写っている」場合が大半だ。最早使い回しステージを行う以外、過去作キャラである必要はない。
 このように、本作はまるでメインターゲットの女児を切り捨てたかのような内容だ。知らないキャラが内輪ネタや過去作ネタで盛り上がるアニメを見て女児視聴者層は疎外感を感じることだろう。
 一方で、女児視聴者に馴染ませるためか、新主人公の姫石らきのステージ「君のEntrance」はやたらと多用される。今回の収録話の範囲で見ればその回数は実に5回(1話3話6話8話13話)だ。メインターゲットがこの点についてどう思っているのかは知り得ないが、毎回OPで流れる曲がこうも多用されると流石に飽きてくる。加えて、今作では基本1話につき3回ステージが行われている。テンポが悪い。3回のノルマを消化するため、無理矢理ステージパートに繋げている回もあり、だれやすさに拍車がかかっている。本作の脚本家の1人である山口宏氏はTwitterで「ステージは最初から決まってる」と述べているため、ステージノルマはDCD側が課しているのだろう。しかしながら、DCDでは実装されていないアイカツ!期の楽曲やドレスでのCGも挿入されており、販促になっているかは疑問である。
 さて、本作はコラボ作品ということもあり、新旧アイドルのコラボステージもいくつか行われる。本作初のコラボステージは、2話のゆめとみおによる「STARDOM!」だった。だがステージ演出はフレンズの設定を鑑みるとあり得ないものだった。みおがミラクルオーラを放っているのである。ミラクルオーラの発動条件は、フレンズ41話のED後のコーナーにて「飛び切り最高のフレンズ同士でキセキのドレスを着ること」と解説されていた。ゆめはキセキのドレスを着ていなければ、飛び切り最高のフレンズでもない。このような過去作の設定無視が本作には散見される。
 そして、本作のシリーズ構成は過去2作から引き続き、柿原優子さんである。失礼ながら彼女の続投には理解しがたい。確かに、「あかりGenerationから脚本に加わり、スターズ・フレンズのシリーズ構成を務めた脚本家」という経歴だけを見れば、彼女に比肩する脚本家はいない。(強いて挙げるのであれば「いちご世代・あかり世代・スターズ・フレンズの全てに参加した脚本家」の野村祐一氏程度である。)だがシリーズ構成柿原優子さんの過去作を振り返ってみれば、片や脚本間の整合性が取れておらずシナリオが破綻、片や次第に空疎さが浮彫になり虚無という有様だった。加えてあかりGenerationでの悪名高きご都合主義の塊、ユニットカップ(137話・138話)も彼女の担当回だ。そんな彼女がシリーズ構成を務めたコラボ作品のどこに期待できようか。本作はオンパレードの名に違うことなく、見事にシナリオが破綻したご都合展開満載の虚無アニメとなっている。

●内容について
 上述したように、本作は過去作視聴者に媚びたアニメであり、最早女児向けとは言い難い。事実、今作では女児向けコンテンツであるにも拘わらず、DVDではなくBDBOXのみでの発売だ。内容的にもファミリー層に受けるものではないと判断したのだろうか。では、従前のファンの視聴に堪え得る内容なのかと言えば、そうでもない。主に、(1)新主人公姫石らき、(2)過去作要素、(3)シナリオという3つの問題がある。

(1)新主人公姫石らきについて
 まず、姫石らき自体に問題がある。事ある毎に「キャハ!」と「ラッキー!」を口にしたり、ドレスが大好きで突然いなくなったりするため、残念ながら頭が悪い子にしか見えない。このらきにピュアパレットは9話まで常に付き添っている。11話ではみおが「らきちゃん、色んなドレスが見られそうでよかったわね」と言うなど、まるで保護者だ。
 本作はらきが主人公のため、当たり前であるが、このらきが毎回しゃしゃり出てくる。10話のような、らきが登場する必要がない回であっても変わらない。らきが登場することにより、らきと過去作キャラの絡みが必然的に多くなり、逆に過去作キャラの作品を超えた絡みが少なくなる。らきと過去作キャラの絡みも、究極的に言えばらきが褒めるか褒められるかの違いしかない。
 らきの設定にも問題がある。「アイドルになっていつか自分のデザインしたPRドレスを着るのが夢」という目標は、らきの出身世界を考えるとおかしい。らきはフレンズ世界の出身だ。フレンズ世界では、フレンズ8話のたまきの「バインダーの1冊もいっぱいにならないようじゃ、フレンズを組むなんて以ての外よ」という台詞からして、フレンズ活動はソロ活動よりも高次のアイドル活動であることが窺える。フレンズとしての活動が盛んなフレンズ世界では、PRドレスよりもフレンズドレスが重んじられている。事実、フレンズ16話では、千春が「フレンズのファンにとって一番の華となるのはなんといってもBFRです。エマちゃんと舞花ちゃんのハニーキャットの場合も二人のオリジナルドレスを作り上げたことでグンと人気が出ました」とも述べている。この世界観出身で、BFR等ではなく、通常のPRを目標に掲げるのは、設定が低いと言わざるを得ない。現にフレンズ世界で自身がデザイナーを務めるブランドを所有するみおは、フレンズ4話で「アイドルになる前から決めてたの。自分だけのブランドを立ち上げてアイカツしようって」と述べるに留まっており、自分だけのPR作りをアイドル活動の目標とはしていない。そして、みおはBFR初作成の16話で「デザインの勉強を始めてからずっとこの時を待っていたの」と言っており、どちらかと言えばやはりBFRを目標としていた。(ちなみに、フレンズドレスでありながらPRドレスでもあるというドレスは、アニメ未登場のクリアピンクユニゾンコーデとクリアブルーユニゾンコーデしか存在しない。そして、後者は排出版ではPR、プロモ版ではBFRとなっており、2種類のレアリティが存在するドレスでもある。)らきがPRドレスに強い拘りを持つきっかけとなったエピソードでもあれば、印象は変わるのだが、そのようなものはない。
 また1話で千春がアイカツパスを手渡そうとした際、らきは「それなら私持ってます。私のお姉ちゃんアイカツエンジニアでアイカツシステム関係のお仕事をしてるから前もって準備をしておいてくれたんです。ドレスのカードもあります」と返しており、既にMaple Ribbonのブランドドレスを所持していた。カードの出所については、姉がカード化してくれたと推測できるが、既にブランドドレスとなっている理由は不明である。自分だけのPRドレス作りが物語の本筋であるならば、コンセプトを確立し、ブランドを立ち上げる段階から物語を描くべきである。
 こうしたバックボーンがないため、主人公に魅力がない。
 余談であるが、8話での「私もいちごちゃんと同じうお座なんだよね。ラッキー!」という台詞は「ステージを見たお陰でいっぱいアイディアが湧いてくる!ラッキー!」と修正されていた。本来はいて座であるため変更は当然の措置と言える。

(2)過去作要素について
 個人的に面白かった過去作要素は11話で流れた「アリスブルーのキス ~Another Color~」と、12話で声優を同じにする四葉・諸星・ケンが一堂に会したシーン程度である。後は不満しかない。
 まず、キャラクターデザインだ。アイカツ!キャラであっても、フレンズ仕様へとデザインが変わっている。今回のアマゾン限定布ポスターのいちごを見れば分かる通り、顔面に違和感しか感じられない。眼球がフレンズ仕様となり、下まつ毛もなくなっているからだ。
 次にCGについてだが、大半が過去作からの流用だ。(流用といっても、効果音の変更がある曲もある。)本作には流用ステージ故の不自然さが多々ある。例えば、Rainbow Berry Parfaitオータムコレクションなるイベントが開催されていた3話では、秋にも拘わらず「8月のマリーナ」が、13話の年忘れファッションコレクションでは「Summer Tears Diary」が使用されるなど、季節感がない。また前者はらきがあこのドレスを見たいという前触れで行われたステージであるにも拘らず、Nドレスだった。
 流用ステージを披露してアイドルの成長を描写しようとするのも無理がある。スターズ99話で「もっともっと凄い自分になって戻ってくるから。未来の私は絶対に負けない。ゆめに休む暇なんてあげないんだからね」と言い放ち、スターズ100話では「お互いもっと成長して次に会うのは世界のステージかもね」というメールを残したローラは11話で一時帰国をする。(なお、スターズ100話ED後のワールドアイカツカップは、真昼やあこ等が海外勢になっている点や、レイがロングヘアになっている点からして、本作よりも後の話である。)満を持して帰国後行ったのはスターズ48話の使い回しステージだった。そして、この使い回しステージを見たゆめの感想は「ローラ、すごい」「ローラのステージも迫力があって息をするのも忘れて見入っちゃった」である。スターズ65話でローラのステージを見た際は「すごい、すごいよローラ!今までのステージで1番素敵だった」とまで言っていたが、スターズ1年目からの流用ステージのどこに息をするのも忘れるほどの凄さを感じたのだろうか。大口叩いて渡英したローラのあっけないステージを皮肉っているとしか思えない。
 ところで、12話では5つのアイドル学園を中継で結んだクリスマスステージが行われた。一堂に会してのステージではないため、アイカツ!62話、スターズ87話、フレンズ37話のステージと新規手書きパートのつぎはぎだ。問題はフレンズ37話からの流用部分である。フレンズでは51話からピュアパレット・ハニーキャット・リフレクトムーンのデフォルトアクセサリーが変更されている。37話はアクセサリーカードなしのピュアパレットとハニーキャットによるステージのため、流用するのであれば、デフォルトアクセサリー部分の修正が必要となる。しかし、今回修正されていたのは、前衛に立つピュアパレットのみで、後衛のハニーキャットは1年目のままであった。ステージ前にスタイルドレス姿で写ったアニメ部分は、2年目仕様であったため、手抜き若しくは修正忘れである。エマと舞花がアップで映るシーンはつぎはぎに用いられていないため、恐らく手抜きだろう。
 キャラクターデザインや流用ステージについては仕方がないにせよ、過去作の設定が守られていない点は擁護できない。シリーズ構成柿原優子さんに過去3作を扱わせるのはやはり無理であった。
 2話でゆめは真昼のステージに感動しドレスについて尋ねたらきを見て「昔の小春ちゃんを見てるみたい。らきちゃんってドレスが大好きなんだね」と感心してしたが、昔の小春要素はどこにあるのか。そもそも、小春はスターズ55話で「イタリアに行ってファッションの本場のドレスに触れるうちにデザインに興味が湧いて自分なりに勉強したの」と言っている通り、ドレスデザインに興味を持ち始めたのはゆめとは疎遠の時期であった。ゆめはこの台詞を聞いた時、「そっかあ。小春ちゃん前からデザイン画上手かったもんね」としか言っておらず、これまではデザイン画が上手な眼鏡としか認識していない。そしてスターズ全編を通して、小春がらきのようにドレスに感動し騒ぎだす場面もない。
 スターズ73話で真昼はローラに星々の集いの席に座ってお茶を飲むことを誘った際「ここは各組のトップS4だけが座れる席。だからみんなが目指すんでしょ?」と断られていた。しかし、スターズの監督である佐藤照雄氏が絵コンテを務めた3話では、その真昼がみおと一緒に席に座っている。真昼はローラの発言を負け犬の戯言としか思っていなかったのだろう。事実、23代~25代S4であるひめは、スターズ38話でS4になる前のゆめを座らせており、また77話ではS4を退任した自身が座っている。S4しか座れないという慣例はなくローラの脳内ルールだったと思われる。
 かぐやはフレンズ71話で「NYへ留学となれば最低1年はお姉さまと離れ離れになってしまいます」と言い、一方のさくやも「私も負けてられないな。かぐやちゃんが帰ってくるまで一人で頑張らないと」と言っていたが、本作4話でさくやは平然と留学先を訪れている。逆に次の登場である10話でかぐやは、何事もなかったかのように日本にいる。
 6話では、小春の「S4は四ツ星学園のトップアイドルのことだよ」をみおは「ダイヤモンドフレンズみたいなアイドルなのね」と解釈していたが、全く違う。S4は単に学園中等部トップに過ぎない。その実力についてもスターズ38話で美羽玉五郎が「今のS4は稀に見る実力者揃い」と言うように、世代毎に実力差が存在する集団だ。国内1位のダイヤモンドフレンズとは格が違う。フレンズの設定でS4を例えるならスターハーモニーカップの優勝フレンズみたいなアイドルである。(ちなみにスターズ37話でS4ライブのチケットは1分で完売と語られたが、フレンズ2話や45話ではダイヤモンドフレンズのライブは販売と同時に即完売と言われており、ここでも両者の人気の度合いが違うことが分かる。)
 8話でみおは「星座ドレスについて少し調べてみたんだけど、星座ドレスはトップデザイナーに認められた選ばれしアイドルしか着る事ができない特別なドレスなんだって」と解説したが、一体どこでこのようなガセネタを仕入れてきたのか。そのような着用制限は存在しない。星座ドレスは2014シリーズのトレンド、すなわち流行に過ぎない。現にアイカツ!52話53話ではトップデザイナーのマキナと一切の面識を持っていなかったいちごがSwing Rockのスイートデビルコーデを着用している。また、確かに星座Pドレスであれば、アイカツ!71話で織姫が「星座Pのお披露目ライブは星座アピールが出せるか、あなたが試される場でもある」と述べている通り、お披露目ステージで難易度の高い星座アピールが要求されるため、着用者選びは慎重になるだろう。事実、アイカツ!57話では、杏奈が「次のファッションショーではこのドレスで星座アピールを出してほしい」とミューズである蘭に要望している。しかしアイカツ!64話では星座Pドレスのお仕立券なるものが登場しているため、トップデザイナーが選んでもいないアイドルに星座Pを納品することも充分あり得る。
 同8話でいちごはココの「崖登りなんて危ないことはアイドルがしちゃいけません!」に対して、「崖登りは危なくなんてないよ」「ねえココちゃん、崖登りはねアイカツなんだよ」と言っていた。そもそも、アイカツ!で初めて崖登りが登場した9話で天羽は「だってあの崖、ぶっちゃけ死にかねない」と崖登りが危険だと捉えている。今回登るのは、その死にかねないと評された崖である。加えて初心者のらきも一緒だ。崖登りはアイカツだから危なくないという考えは意味不明である。そして何故アイカツなら崖登りが危なくないのかは一切語られない。いちごを崖登り狂にして何がしたいのか。大方制作スタッフの中で崖登りは、使い勝手の良いファンサービスとしか思われていないのだろう。崖登りネタに固執している限りアイカツに光る未来などないと断言できる。
 9話でエルザがらきのステージを見た後に、ネオVAからの下船を命じた点も不可解だ。ネオVAは創設されたスターズ97話で、どんなアイドルであっても乗船を認める、と方針を転換していた。教育者であれば、スターズ60話のレイの回想(旧VA時代)のように、ステージを罵倒した後、パーフェクトに導くべくスカウトするのが道理である。何故旧VA時代の選民思想を再度抱くようになったのか。なお、同話内で明確に入学を辞退しているみくるを船内に留めているため、らきが入学を申し出ていないから下船を命じたというのは筋が通らない。 
 10話で美月は「前に合同でフェスをしたことがあるの。1日目はスターライト学園、2日目はドリームアカデミーっていうアイドル学校で」と回顧していたが、何のことを言っているのか不明である。アイカツ!72話73話のスタードリーム・ フェスティバル&カーニバルは1日目がドリームアカデミー、2日目がスターライト学園である。加えて美月は66話でドリームアカデミーを去っているため、美月がフェスを行ったわけでもない。フェス自体の企画は65話であるが、合同開催を提案したのもティアラであり美月ではない。また美月はフェスを中継で観るに留まっており参加すらしていない。視聴者の知らないところで開催されたのだろう。
 13話でらきが金星のツバサを冠するSPRコーデを自作したのも不自然だ。スターズ52話でエルザとレイは「SPRコーデは作る物ではなく、アイカツシステムから認められる物」「素晴らしいPRドレスとパーフェクトなアイドル、2つがステージで輝いた時、星のツバサを手に入れられる」と解説している。現に、スターズの世界観では、スターズ51話でリリィが星のツバサを見た際「あのツバサの付いたコーデ、あれこそがパーフェクトの証」と述べていることから、ツバサ自体が特別な物で、システムに認められる以外、入手方法は無い筈である。にも拘らず、らきのSPRコーデは初披露の段階で既にツバサ付きである。
 このように本作は過去作の設定を扱い切れていない。

(3)シナリオについて
 虚無である。序盤こそは、別世界観への転送の謎というストーリーがあった。しかしながら、4話でらきの光るアイカツパスに原因があると判明するや否や、この謎についての掘り下げはなくなる。代わって光るアイカツパスをくれた姉探しという目的ができるのだが、姉探しなど行われない。らきも6話で転送される際「今度はどんなアイドルに会えるのかな?キャハ!楽しみ過ぎる!」と言っており、最早姉探しは口だけだ。9話の転送先で運良く姉とエンカウントできたが、らきが実験台にされていたという判明済みの情報のみが語られ、はぐらかされて終わりである。そして同話の最後に3つのアイカツ世界が繋がり、「アイカツパスが光ったまま?一体どうなってるの?やっぱりお姉ちゃんを探してもっと話を聞かなきゃ」と再決心するも、やはり姉探しは行わない。ストーリーが全く進まないのである。
 また、本作には競い合いがない。あったとしても、5話の仮装コンテストや9話のらきの負けが確定しているようなステージ対決といった当たり障りのないものだ。過去作キャラをらきの踏み台にするわけにもいかず、また過去作キャラ間の序列をつけるわけにもいかないため、当然である。では競い合いの代わりに何をするのかというと、専らフェスである。オーディションや大会といった類のものは行われない。毎回3ステージ行うことがノルマのため、本作は「イベントが開催され、アイドルがステージを行い、それを見た別のアイドルがステージを褒める」という展開が非常に多い。何ら生産性のない内容である。
 本作ではPRドレスを超えたレジェンドPRドレスなるものも登場する。しかしながら、アイドル達がどのようにしてLPRを取得したのかは語られない。唯一いちごのブレスオーロラコーデだけは7話で「私が初めて手に入れたAngery SugerのPRドレス、オーロラキスコーデ。天羽さんと何度も相談して作ったブレスオーロラコーデにはあの時のドキドキが詰まってる」と申し訳程度に一言添えている。『アイカツオンパレード!予告プロモーションビデオ』上で存在感を放っていたブレスオーロラコーデですら、この扱いである。いちごは客寄せパンダに過ぎなかったわけだ。アイドルが馴れ合っているいるだけのイベントに費やす尺があるなら、いちごくらいには見せ場となるLPR取得回があってもよかったとは思う。(今の脚本陣にまともなLPR取得回が描けるかは疑問であるが。)
 そして矢張りというべきか過去作抜きにしても、今作は整合性が取れていない。
 4話でらきは、姉が世界観転送の裏にいたことについて情熱ハラペーニョに「巻き込んじゃってごめんなさい」と詫びていたが、5話でラブミーティアが転送された旨を述べた際には詫びていない。むしろ、「私ってすっごくついてるんです。今日もステキなステージを見られちゃったり、憧れの人に出会えちゃったり」と述べるなど、転送被害に巻き込んだことをラッキーだと捉えていた。これが憧れの人に対する態度なのだろうか。またその場にいたピュアパレットは、「2人もきっとらきちゃんの光アイカツパスのせいでここに来ちゃったんだ」「ひなきちゃん珠璃ちゃんと同じね」とひそひそ話していた最中に「なに?」とミライに問われたが「何でもないです!」誤魔化していた。転送に光るアイカツパスが関与しているという事実は、情熱ハラペーニョやハニーキャットも知っており、被害者であるラブミーティアに隠す必要はない。
 6話ではステージに乱入したらきをツバサが「盛り上がっていたファンのテンションが下がってしまった」「今日来てくれたファンには一度きりのステージだ」と戒めたが、同話内でツバサ等は自分達がゲスト出演している番組の公開収録中にらきをステージに呼び出し、ステージを披露させている。ファンが見に来ているのは25代S4ではなかったのか。らきはステージ後に、冒頭のステージ乱入について謝罪するのだが、ステージ前に謝罪すべきである。そしてステージ乱入については、ゆずのドッキリとして扱われているのだから、らきが謝罪するのであれば、ゆずも謝罪するのが道理だ。そもそも、ステージに乱入した時の客と今いる客は別であり、今いる客に許されただけでは問題は解決しない。また、同6話では、ゆめが「数えきれないほどのスタッフさん達が私達アイドルのために頑張ってくれている。アイカツってアイドルだけじゃできないんだよ」とらきに教えたが、同話内でスタッフがS4のドレスを破いてしまった際には、アイドルであるらきがドレスを補正し、アイドルであるゆずが時間を稼いでほしい旨をゆめに直接伝え、アイドルであるゆめが時間を稼いだ。見事にアイドルだけで完結してしまっている。
 8話でらきがソレイユのライブツアーにゲスト出演した際、いちごは「噂のアイドル姫石らきちゃんです!」と迎えたが、らきはアイカツ!世界で噂になるようなことは行なっていない。スターズ世界では大人気番組S4TVにゲスト出演し、みおとゆめがコラボステージを披露したからこそ、「謎のスーパーアイドル彗星の如く現る」と記事になっていたが、アイカツ!世界での活動は5話で仮装コンテストに参加しただけである。ステージも披露していない。アイドル博士あおいは仮装コンテストに参加した旨を知っていたが、このようにアイドルに精通していない限り、らきのことは知らないだろう。
 9話でエルザはラッキーストロベリーのステージを見るや「直ぐに船を降りなさい。美月、みくる、いちご、あなた達はパーフェクトだった。それに比べてあなたはこの船に相応しくない」とらきに下船を命じていた。しかしながら、13話では何事もなかったかのように、らきはVAに乗船している。この間、エルザがらきの評価を改める描写は一切ない。またらきは8話でマーメイドピスケスコーデに影響されたデザイン画を描いた際、みおに「そこまで似たドレスを勝手に作ったらトップデザイナーに対して失礼に当たるわ」と警告されたにも拘わらず、13話ではブルーミングクイーンコーデに酷似したデザインをエルザに見せつけている。当然エルザは逆上する。レイは「まあまあ。いちごとユニットを組んだくらいだし、何か光るものを持っているかもしれないよ」と諌めるのだが、そのいちごとのユニットの件について、エルザは酷評している。そしてエルザは、失敗したらVAで一生下働きという条件と共に「私はパーフェクトなドレスにしか興味はないの」としてらきに再チャレンジを許すが、最終的に「パーフェクトとは言い難いわね。でもあなたらしい輝きが見えた。結構なことね」と言ってらきを褒めている。更にこの回では、ドレスデザイン完成後、実際にドレス作りをする場面なくカード化されていた。13話内のらきのスケジュールを考えてもドレス作りの時間などない。
 勢いがなければ味もないシナリオのため、このような粗ばかりに目が行ってしまう。

 魅力がない主人公と薄い脚本、そして活かしきれていない過去作設定。いわば切り札であるアイカツ!キャラを使って、この味気無さだ。コラボして嬉しい気持ちよりも、何故コラボしてしまったのかという落胆の方が大きい。この内容では墓場から掘り起こされたアイカツ!も浮かばれない。残念無念。
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37人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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32件の合計評価、レビュー付き:12

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あまぞんゆーざ
5つ星のうち5.0 オンパレード!
2022年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公のらきちゃん。最初はキャハッとかラッキーとか変な子だなぁって思ってたけど、可愛いのはもちろんすごく勉強熱心で物おじしないところがすごく好きになりました。髪を下ろしたらきちゃんすごく好きです
ストーリーは雑な感じもあるけど各キャラに見せ場を作ったりするためには仕方ないのかな。
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Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 好きなアニメ。
2021年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
好きなアニメなので買いました。
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ばい
5つ星のうち5.0 This is アイカツオンパレード
2020年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まずこれはアイカツ!でもアイカツスターズでもアイカツフレンズでもありません
過去のキャラや楽曲とクロスオーバーしていますがあくまで姫石らきが主人公のアイカツオンパレード!という作品です

話題性としてはアイカツシリーズ過去作のキャラが再登場!という部分が中心で私も序盤はキャラや楽曲が出てくるだけで熱狂していました
各作品でトップアイドルとして活躍しているキャラクター達が別の作品のアイドルをリスペクトし自分なりの表現でアイドル活動を行う、まさに夢のようなストーリーです
特に、コラボ楽曲ではあかりとミライさんの「アイデンティティ」は
スターライトクイーンになったがその後の活躍の描写が少なかったあかりが
トップアイドルのミライさんと同等のパフォーマンスをしていることに感動してしまいました

しかし、そのようなクロスオーバー作品でどうしても浮いてしまうキャラクターがいます
今作の主人公、姫石らきです
どうしても物語を進める上である程度以上は積極的に動かなければいけない
でもバックストーリーは薄いためどうしても言動が引っかかってしまう
私も途中までは「必要だけど必須なキャラではないかもなあ」と思っていました
ですが、彼女はアイドルカツドウをしながら時にはトップアイドルの姿にファン目線で楽しんだり
浮かれて調子にのって失敗をしたりしていきながら自分の「アコガレ」を見つけます
アイドルとしての憧れは星宮いちごであり、デザイナーとしての憧れは天羽先生です
この二人への「アコガレ」は今までのと違い自分が未来へ歩いていくための明確な目標となります
そして今までのようなラッキーという気持ちだけでなく他のアイドルにも敬意をもちながらアイドル活動で努力をするようになります
これはまさしくアイカツシリーズでずっと表現されてきた「憧れた夢に向けて頑張る主人公」そのものだと思います(頑張っていく姿のメインはBOX2の内容がメインですが)

厳しい意見もありますが個人的にはシリーズで一番重要なコンセプトをしっかり描き
なおかつ素晴らしいライブや楽曲、そしてキャラクター達が活躍してくれますので☆5
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Becca
5つ星のうち5.0 Aikatsu On Parade set 1 Review
2020年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
I liked the fabric poster and the blu-ray case design.
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大阪のおかん
5つ星のうち5.0 やっぱりかわいい!
2020年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アイカツは初期から見ていました。星宮いちごちゃん、大空あかりちゃん推しです!
オンパレードになって、たくさんのアイドルが一気にみれて、大満足♫
懐かしい曲ばかりで、ライブシーンもパワーアップしてて、もう一度まとめて見たいなぁと思って、このDVDを購入しました。
やっぱり面白い!そして、かわいい!
娘と楽しく見ています♫
いちごちゃん、あかりちゃん推しだったのですが、あらためてみると、らきちゃんの頑張る姿に元気をもらえてる気がします!ドレスもよく似合ってて、とにかくかわいい!
vol.2も絶対買います!
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Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 安い
2020年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメの円盤は1枚に2~3話収録が多いですがこのアイカツオンパレードはBOX1(2枚)で1~13話まで収録されています。
かなりお買い得
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真実
5つ星のうち5.0 描き下ろし絵が凄い可愛い
2020年7月11日に日本でレビュー済み
新主人公のらきが歴代キャラ達に揉まれて成長していく姿が良いですね。
らきは良い事があるとラッキーとよく言ってますがちゃんと前向きに物事に取り組んでいて
努力をしてるからラッキーだけではないんで好感が持てるキャラだと思いました。
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†たかし†
5つ星のうち1.0 墓荒らし
2020年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
●アイカツオンパレード!という作品について
 知っての通り、本作はアイカツシリーズ過去3作のコラボアニメである。従前のアイカツシリーズファンであれば、この時点で違和感を抱くであろう。アイカツ!からアイカツスターズ!へ移行した理由と真逆だからである。当時の開発チームの中村幸恵さん(スターズ51話以降EDクレジットなし)は以下のように述べている。
 
   まず『アイカツ!』は女の子向けのコンテンツですので、より女の子たちが入っていきやすい環境作りをしたかったというのがあります。いま新しい子が『アイカツ!』に入ろうと思っても、これまで3年半積み重ねてきたものを全部知っていただくのは非常に難しい。ですので、筐体も含め世界観を新しくしようと。
   (略)
   新しいアイドルがどんどん登場するなか、それまでのアイドルたちとの兼ね合いが難しくなっていくのは感じておりました。新しいアイドルに焦点を当てれば、それまでのアイドルたちはいまどうなっているんだろう、と思いますよね。でも、新しく『アイカツ!』に入ってきて、新しいキャラクターしかわからない子は、知らないキャラクターが出ていると感じてしまう。そのバランスを取るのが難しいと考えたのが、ちょうど3年目のタイミングでした。
   「『アイカツスターズ!』は『アイカツ!』からどう変わる? - バンダイ・データカードダス開発チームを直撃」より引用

 第一に、本作に女児が入ってきやすい環境はない。『アイカツオンパレード!予告プロモーションビデオ』で崖登りや伐採などをしていた時点で嫌な予感はしていたが、案の定、内輪ネタ満載である。例えば2話では、ゆめ「やっぱり後は崖登りかな」真昼「アイカツと言ったらやっぱりこれよね」あこ「基本中の基本ですわ」というやり取りがあった。内輪ネタだと知っていても面白みのない崖登りネタである。そもそも、スターズにおいて本物の崖を登ったシーンは70話と91話の2回だけだ。崖登りを基本中の基本と言ったあこは本編で登ったことすらない。アニメ内での過去の描写を捻じ曲げてまで、崖を登らせて何がしたいのか。
 第二に、前作・前々作はまだしも、アイカツ!に至っては2012年、放送開始時で7年前のアニメである。新規はもちろんスターズ・フレンズからの女児視聴者が、7年前からの積み重ねを知るというのは、非常に難しいことだ。また、旧来の女児視聴者であっても、本編を複数回見ていなければ、内容など覚えていないだろう。にも拘わらず本作では過去作の出来事を、視聴者が知っていることを前提としたシーンが多々ある。例えば、12話ではらき・まどか・ノエルの3人がドレスに見立てたクリスマスケーキに下半身を挿し込むシーンがあった。アイカツ!62話でいちごが行ったことと同じである。知らない視聴者からしたら単に食べ物で遊んでいるだけにしか見えないだろう。そもそも、アイカツ!62話では、そうせざるを得ない状況下にあったため、やむを得ずケーキの中に入ったのであり、本作は本当に食べ物で遊んでいるだけである。なお、アイカツ!62話はキラメキドレスケーキの販促回でもあった。本作では当該商品を販売していないため、このネタをやる必要もない。
 第三に、本作はコラボ作品ということもあり、新規女児視聴者が知らないであろうキャラクターが次から次へと出てくる。知らないキャラクターであっても、丁寧な掘り下げをすれば新規視聴者でも馴染めたかもしれないが、CGを有するキャラクターだけでも50を超えるため全員の掘り下げは不可能だ。結果として、主人公勢以外の過去作アイドルの扱いは、当番回を除くと「持ちネタを披露する」か、「他アイドルを褒める」か、「台詞なしで画面に写っている」場合が大半だ。最早使い回しステージを行う以外、過去作キャラである必要はない。
 このように、本作はまるでメインターゲットの女児を切り捨てたかのような内容だ。知らないキャラが内輪ネタや過去作ネタで盛り上がるアニメを見て女児視聴者層は疎外感を感じることだろう。
 一方で、女児視聴者に馴染ませるためか、新主人公の姫石らきのステージ「君のEntrance」はやたらと多用される。今回の収録話の範囲で見ればその回数は実に5回(1話3話6話8話13話)だ。メインターゲットがこの点についてどう思っているのかは知り得ないが、毎回OPで流れる曲がこうも多用されると流石に飽きてくる。加えて、今作では基本1話につき3回ステージが行われている。テンポが悪い。3回のノルマを消化するため、無理矢理ステージパートに繋げている回もあり、だれやすさに拍車がかかっている。本作の脚本家の1人である山口宏氏はTwitterで「ステージは最初から決まってる」と述べているため、ステージノルマはDCD側が課しているのだろう。しかしながら、DCDでは実装されていないアイカツ!期の楽曲やドレスでのCGも挿入されており、販促になっているかは疑問である。
 さて、本作はコラボ作品ということもあり、新旧アイドルのコラボステージもいくつか行われる。本作初のコラボステージは、2話のゆめとみおによる「STARDOM!」だった。だがステージ演出はフレンズの設定を鑑みるとあり得ないものだった。みおがミラクルオーラを放っているのである。ミラクルオーラの発動条件は、フレンズ41話のED後のコーナーにて「飛び切り最高のフレンズ同士でキセキのドレスを着ること」と解説されていた。ゆめはキセキのドレスを着ていなければ、飛び切り最高のフレンズでもない。このような過去作の設定無視が本作には散見される。
 そして、本作のシリーズ構成は過去2作から引き続き、柿原優子さんである。失礼ながら彼女の続投には理解しがたい。確かに、「あかりGenerationから脚本に加わり、スターズ・フレンズのシリーズ構成を務めた脚本家」という経歴だけを見れば、彼女に比肩する脚本家はいない。(強いて挙げるのであれば「いちご世代・あかり世代・スターズ・フレンズの全てに参加した脚本家」の野村祐一氏程度である。)だがシリーズ構成柿原優子さんの過去作を振り返ってみれば、片や脚本間の整合性が取れておらずシナリオが破綻、片や次第に空疎さが浮彫になり虚無という有様だった。加えてあかりGenerationでの悪名高きご都合主義の塊、ユニットカップ(137話・138話)も彼女の担当回だ。そんな彼女がシリーズ構成を務めたコラボ作品のどこに期待できようか。本作はオンパレードの名に違うことなく、見事にシナリオが破綻したご都合展開満載の虚無アニメとなっている。

●内容について
 上述したように、本作は過去作視聴者に媚びたアニメであり、最早女児向けとは言い難い。事実、今作では女児向けコンテンツであるにも拘わらず、DVDではなくBDBOXのみでの発売だ。内容的にもファミリー層に受けるものではないと判断したのだろうか。では、従前のファンの視聴に堪え得る内容なのかと言えば、そうでもない。主に、(1)新主人公姫石らき、(2)過去作要素、(3)シナリオという3つの問題がある。

(1)新主人公姫石らきについて
 まず、姫石らき自体に問題がある。事ある毎に「キャハ!」と「ラッキー!」を口にしたり、ドレスが大好きで突然いなくなったりするため、残念ながら頭が悪い子にしか見えない。このらきにピュアパレットは9話まで常に付き添っている。11話ではみおが「らきちゃん、色んなドレスが見られそうでよかったわね」と言うなど、まるで保護者だ。
 本作はらきが主人公のため、当たり前であるが、このらきが毎回しゃしゃり出てくる。10話のような、らきが登場する必要がない回であっても変わらない。らきが登場することにより、らきと過去作キャラの絡みが必然的に多くなり、逆に過去作キャラの作品を超えた絡みが少なくなる。らきと過去作キャラの絡みも、究極的に言えばらきが褒めるか褒められるかの違いしかない。
 らきの設定にも問題がある。「アイドルになっていつか自分のデザインしたPRドレスを着るのが夢」という目標は、らきの出身世界を考えるとおかしい。らきはフレンズ世界の出身だ。フレンズ世界では、フレンズ8話のたまきの「バインダーの1冊もいっぱいにならないようじゃ、フレンズを組むなんて以ての外よ」という台詞からして、フレンズ活動はソロ活動よりも高次のアイドル活動であることが窺える。フレンズとしての活動が盛んなフレンズ世界では、PRドレスよりもフレンズドレスが重んじられている。事実、フレンズ16話では、千春が「フレンズのファンにとって一番の華となるのはなんといってもBFRです。エマちゃんと舞花ちゃんのハニーキャットの場合も二人のオリジナルドレスを作り上げたことでグンと人気が出ました」とも述べている。この世界観出身で、BFR等ではなく、通常のPRを目標に掲げるのは、設定が低いと言わざるを得ない。現にフレンズ世界で自身がデザイナーを務めるブランドを所有するみおは、フレンズ4話で「アイドルになる前から決めてたの。自分だけのブランドを立ち上げてアイカツしようって」と述べるに留まっており、自分だけのPR作りをアイドル活動の目標とはしていない。そして、みおはBFR初作成の16話で「デザインの勉強を始めてからずっとこの時を待っていたの」と言っており、どちらかと言えばやはりBFRを目標としていた。(ちなみに、フレンズドレスでありながらPRドレスでもあるというドレスは、アニメ未登場のクリアピンクユニゾンコーデとクリアブルーユニゾンコーデしか存在しない。そして、後者は排出版ではPR、プロモ版ではBFRとなっており、2種類のレアリティが存在するドレスでもある。)らきがPRドレスに強い拘りを持つきっかけとなったエピソードでもあれば、印象は変わるのだが、そのようなものはない。
 また1話で千春がアイカツパスを手渡そうとした際、らきは「それなら私持ってます。私のお姉ちゃんアイカツエンジニアでアイカツシステム関係のお仕事をしてるから前もって準備をしておいてくれたんです。ドレスのカードもあります」と返しており、既にMaple Ribbonのブランドドレスを所持していた。カードの出所については、姉がカード化してくれたと推測できるが、既にブランドドレスとなっている理由は不明である。自分だけのPRドレス作りが物語の本筋であるならば、コンセプトを確立し、ブランドを立ち上げる段階から物語を描くべきである。
 こうしたバックボーンがないため、主人公に魅力がない。
 余談であるが、8話での「私もいちごちゃんと同じうお座なんだよね。ラッキー!」という台詞は「ステージを見たお陰でいっぱいアイディアが湧いてくる!ラッキー!」と修正されていた。本来はいて座であるため変更は当然の措置と言える。

(2)過去作要素について
 個人的に面白かった過去作要素は11話で流れた「アリスブルーのキス ~Another Color~」と、12話で声優を同じにする四葉・諸星・ケンが一堂に会したシーン程度である。後は不満しかない。
 まず、キャラクターデザインだ。アイカツ!キャラであっても、フレンズ仕様へとデザインが変わっている。今回のアマゾン限定布ポスターのいちごを見れば分かる通り、顔面に違和感しか感じられない。眼球がフレンズ仕様となり、下まつ毛もなくなっているからだ。
 次にCGについてだが、大半が過去作からの流用だ。(流用といっても、効果音の変更がある曲もある。)本作には流用ステージ故の不自然さが多々ある。例えば、Rainbow Berry Parfaitオータムコレクションなるイベントが開催されていた3話では、秋にも拘わらず「8月のマリーナ」が、13話の年忘れファッションコレクションでは「Summer Tears Diary」が使用されるなど、季節感がない。また前者はらきがあこのドレスを見たいという前触れで行われたステージであるにも拘らず、Nドレスだった。
 流用ステージを披露してアイドルの成長を描写しようとするのも無理がある。スターズ99話で「もっともっと凄い自分になって戻ってくるから。未来の私は絶対に負けない。ゆめに休む暇なんてあげないんだからね」と言い放ち、スターズ100話では「お互いもっと成長して次に会うのは世界のステージかもね」というメールを残したローラは11話で一時帰国をする。(なお、スターズ100話ED後のワールドアイカツカップは、真昼やあこ等が海外勢になっている点や、レイがロングヘアになっている点からして、本作よりも後の話である。)満を持して帰国後行ったのはスターズ48話の使い回しステージだった。そして、この使い回しステージを見たゆめの感想は「ローラ、すごい」「ローラのステージも迫力があって息をするのも忘れて見入っちゃった」である。スターズ65話でローラのステージを見た際は「すごい、すごいよローラ!今までのステージで1番素敵だった」とまで言っていたが、スターズ1年目からの流用ステージのどこに息をするのも忘れるほどの凄さを感じたのだろうか。大口叩いて渡英したローラのあっけないステージを皮肉っているとしか思えない。
 ところで、12話では5つのアイドル学園を中継で結んだクリスマスステージが行われた。一堂に会してのステージではないため、アイカツ!62話、スターズ87話、フレンズ37話のステージと新規手書きパートのつぎはぎだ。問題はフレンズ37話からの流用部分である。フレンズでは51話からピュアパレット・ハニーキャット・リフレクトムーンのデフォルトアクセサリーが変更されている。37話はアクセサリーカードなしのピュアパレットとハニーキャットによるステージのため、流用するのであれば、デフォルトアクセサリー部分の修正が必要となる。しかし、今回修正されていたのは、前衛に立つピュアパレットのみで、後衛のハニーキャットは1年目のままであった。ステージ前にスタイルドレス姿で写ったアニメ部分は、2年目仕様であったため、手抜き若しくは修正忘れである。エマと舞花がアップで映るシーンはつぎはぎに用いられていないため、恐らく手抜きだろう。
 キャラクターデザインや流用ステージについては仕方がないにせよ、過去作の設定が守られていない点は擁護できない。シリーズ構成柿原優子さんに過去3作を扱わせるのはやはり無理であった。
 2話でゆめは真昼のステージに感動しドレスについて尋ねたらきを見て「昔の小春ちゃんを見てるみたい。らきちゃんってドレスが大好きなんだね」と感心してしたが、昔の小春要素はどこにあるのか。そもそも、小春はスターズ55話で「イタリアに行ってファッションの本場のドレスに触れるうちにデザインに興味が湧いて自分なりに勉強したの」と言っている通り、ドレスデザインに興味を持ち始めたのはゆめとは疎遠の時期であった。ゆめはこの台詞を聞いた時、「そっかあ。小春ちゃん前からデザイン画上手かったもんね」としか言っておらず、これまではデザイン画が上手な眼鏡としか認識していない。そしてスターズ全編を通して、小春がらきのようにドレスに感動し騒ぎだす場面もない。
 スターズ73話で真昼はローラに星々の集いの席に座ってお茶を飲むことを誘った際「ここは各組のトップS4だけが座れる席。だからみんなが目指すんでしょ?」と断られていた。しかし、スターズの監督である佐藤照雄氏が絵コンテを務めた3話では、その真昼がみおと一緒に席に座っている。真昼はローラの発言を負け犬の戯言としか思っていなかったのだろう。事実、23代~25代S4であるひめは、スターズ38話でS4になる前のゆめを座らせており、また77話ではS4を退任した自身が座っている。S4しか座れないという慣例はなくローラの脳内ルールだったと思われる。
 かぐやはフレンズ71話で「NYへ留学となれば最低1年はお姉さまと離れ離れになってしまいます」と言い、一方のさくやも「私も負けてられないな。かぐやちゃんが帰ってくるまで一人で頑張らないと」と言っていたが、本作4話でさくやは平然と留学先を訪れている。逆に次の登場である10話でかぐやは、何事もなかったかのように日本にいる。
 6話では、小春の「S4は四ツ星学園のトップアイドルのことだよ」をみおは「ダイヤモンドフレンズみたいなアイドルなのね」と解釈していたが、全く違う。S4は単に学園中等部トップに過ぎない。その実力についてもスターズ38話で美羽玉五郎が「今のS4は稀に見る実力者揃い」と言うように、世代毎に実力差が存在する集団だ。国内1位のダイヤモンドフレンズとは格が違う。フレンズの設定でS4を例えるならスターハーモニーカップの優勝フレンズみたいなアイドルである。(ちなみにスターズ37話でS4ライブのチケットは1分で完売と語られたが、フレンズ2話や45話ではダイヤモンドフレンズのライブは販売と同時に即完売と言われており、ここでも両者の人気の度合いが違うことが分かる。)
 8話でみおは「星座ドレスについて少し調べてみたんだけど、星座ドレスはトップデザイナーに認められた選ばれしアイドルしか着る事ができない特別なドレスなんだって」と解説したが、一体どこでこのようなガセネタを仕入れてきたのか。そのような着用制限は存在しない。星座ドレスは2014シリーズのトレンド、すなわち流行に過ぎない。現にアイカツ!52話53話ではトップデザイナーのマキナと一切の面識を持っていなかったいちごがSwing Rockのスイートデビルコーデを着用している。また、確かに星座Pドレスであれば、アイカツ!71話で織姫が「星座Pのお披露目ライブは星座アピールが出せるか、あなたが試される場でもある」と述べている通り、お披露目ステージで難易度の高い星座アピールが要求されるため、着用者選びは慎重になるだろう。事実、アイカツ!57話では、杏奈が「次のファッションショーではこのドレスで星座アピールを出してほしい」とミューズである蘭に要望している。しかしアイカツ!64話では星座Pドレスのお仕立券なるものが登場しているため、トップデザイナーが選んでもいないアイドルに星座Pを納品することも充分あり得る。
 同8話でいちごはココの「崖登りなんて危ないことはアイドルがしちゃいけません!」に対して、「崖登りは危なくなんてないよ」「ねえココちゃん、崖登りはねアイカツなんだよ」と言っていた。そもそも、アイカツ!で初めて崖登りが登場した9話で天羽は「だってあの崖、ぶっちゃけ死にかねない」と崖登りが危険だと捉えている。今回登るのは、その死にかねないと評された崖である。加えて初心者のらきも一緒だ。崖登りはアイカツだから危なくないという考えは意味不明である。そして何故アイカツなら崖登りが危なくないのかは一切語られない。いちごを崖登り狂にして何がしたいのか。大方制作スタッフの中で崖登りは、使い勝手の良いファンサービスとしか思われていないのだろう。崖登りネタに固執している限りアイカツに光る未来などないと断言できる。
 9話でエルザがらきのステージを見た後に、ネオVAからの下船を命じた点も不可解だ。ネオVAは創設されたスターズ97話で、どんなアイドルであっても乗船を認める、と方針を転換していた。教育者であれば、スターズ60話のレイの回想(旧VA時代)のように、ステージを罵倒した後、パーフェクトに導くべくスカウトするのが道理である。何故旧VA時代の選民思想を再度抱くようになったのか。なお、同話内で明確に入学を辞退しているみくるを船内に留めているため、らきが入学を申し出ていないから下船を命じたというのは筋が通らない。 
 10話で美月は「前に合同でフェスをしたことがあるの。1日目はスターライト学園、2日目はドリームアカデミーっていうアイドル学校で」と回顧していたが、何のことを言っているのか不明である。アイカツ!72話73話のスタードリーム・ フェスティバル&カーニバルは1日目がドリームアカデミー、2日目がスターライト学園である。加えて美月は66話でドリームアカデミーを去っているため、美月がフェスを行ったわけでもない。フェス自体の企画は65話であるが、合同開催を提案したのもティアラであり美月ではない。また美月はフェスを中継で観るに留まっており参加すらしていない。視聴者の知らないところで開催されたのだろう。
 13話でらきが金星のツバサを冠するSPRコーデを自作したのも不自然だ。スターズ52話でエルザとレイは「SPRコーデは作る物ではなく、アイカツシステムから認められる物」「素晴らしいPRドレスとパーフェクトなアイドル、2つがステージで輝いた時、星のツバサを手に入れられる」と解説している。現に、スターズの世界観では、スターズ51話でリリィが星のツバサを見た際「あのツバサの付いたコーデ、あれこそがパーフェクトの証」と述べていることから、ツバサ自体が特別な物で、システムに認められる以外、入手方法は無い筈である。にも拘らず、らきのSPRコーデは初披露の段階で既にツバサ付きである。
 このように本作は過去作の設定を扱い切れていない。

(3)シナリオについて
 虚無である。序盤こそは、別世界観への転送の謎というストーリーがあった。しかしながら、4話でらきの光るアイカツパスに原因があると判明するや否や、この謎についての掘り下げはなくなる。代わって光るアイカツパスをくれた姉探しという目的ができるのだが、姉探しなど行われない。らきも6話で転送される際「今度はどんなアイドルに会えるのかな?キャハ!楽しみ過ぎる!」と言っており、最早姉探しは口だけだ。9話の転送先で運良く姉とエンカウントできたが、らきが実験台にされていたという判明済みの情報のみが語られ、はぐらかされて終わりである。そして同話の最後に3つのアイカツ世界が繋がり、「アイカツパスが光ったまま?一体どうなってるの?やっぱりお姉ちゃんを探してもっと話を聞かなきゃ」と再決心するも、やはり姉探しは行わない。ストーリーが全く進まないのである。
 また、本作には競い合いがない。あったとしても、5話の仮装コンテストや9話のらきの負けが確定しているようなステージ対決といった当たり障りのないものだ。過去作キャラをらきの踏み台にするわけにもいかず、また過去作キャラ間の序列をつけるわけにもいかないため、当然である。では競い合いの代わりに何をするのかというと、専らフェスである。オーディションや大会といった類のものは行われない。毎回3ステージ行うことがノルマのため、本作は「イベントが開催され、アイドルがステージを行い、それを見た別のアイドルがステージを褒める」という展開が非常に多い。何ら生産性のない内容である。
 本作ではPRドレスを超えたレジェンドPRドレスなるものも登場する。しかしながら、アイドル達がどのようにしてLPRを取得したのかは語られない。唯一いちごのブレスオーロラコーデだけは7話で「私が初めて手に入れたAngery SugerのPRドレス、オーロラキスコーデ。天羽さんと何度も相談して作ったブレスオーロラコーデにはあの時のドキドキが詰まってる」と申し訳程度に一言添えている。『アイカツオンパレード!予告プロモーションビデオ』上で存在感を放っていたブレスオーロラコーデですら、この扱いである。いちごは客寄せパンダに過ぎなかったわけだ。アイドルが馴れ合っているいるだけのイベントに費やす尺があるなら、いちごくらいには見せ場となるLPR取得回があってもよかったとは思う。(今の脚本陣にまともなLPR取得回が描けるかは疑問であるが。)
 そして矢張りというべきか過去作抜きにしても、今作は整合性が取れていない。
 4話でらきは、姉が世界観転送の裏にいたことについて情熱ハラペーニョに「巻き込んじゃってごめんなさい」と詫びていたが、5話でラブミーティアが転送された旨を述べた際には詫びていない。むしろ、「私ってすっごくついてるんです。今日もステキなステージを見られちゃったり、憧れの人に出会えちゃったり」と述べるなど、転送被害に巻き込んだことをラッキーだと捉えていた。これが憧れの人に対する態度なのだろうか。またその場にいたピュアパレットは、「2人もきっとらきちゃんの光アイカツパスのせいでここに来ちゃったんだ」「ひなきちゃん珠璃ちゃんと同じね」とひそひそ話していた最中に「なに?」とミライに問われたが「何でもないです!」誤魔化していた。転送に光るアイカツパスが関与しているという事実は、情熱ハラペーニョやハニーキャットも知っており、被害者であるラブミーティアに隠す必要はない。
 6話ではステージに乱入したらきをツバサが「盛り上がっていたファンのテンションが下がってしまった」「今日来てくれたファンには一度きりのステージだ」と戒めたが、同話内でツバサ等は自分達がゲスト出演している番組の公開収録中にらきをステージに呼び出し、ステージを披露させている。ファンが見に来ているのは25代S4ではなかったのか。らきはステージ後に、冒頭のステージ乱入について謝罪するのだが、ステージ前に謝罪すべきである。そしてステージ乱入については、ゆずのドッキリとして扱われているのだから、らきが謝罪するのであれば、ゆずも謝罪するのが道理だ。そもそも、ステージに乱入した時の客と今いる客は別であり、今いる客に許されただけでは問題は解決しない。また、同6話では、ゆめが「数えきれないほどのスタッフさん達が私達アイドルのために頑張ってくれている。アイカツってアイドルだけじゃできないんだよ」とらきに教えたが、同話内でスタッフがS4のドレスを破いてしまった際には、アイドルであるらきがドレスを補正し、アイドルであるゆずが時間を稼いでほしい旨をゆめに直接伝え、アイドルであるゆめが時間を稼いだ。見事にアイドルだけで完結してしまっている。
 8話でらきがソレイユのライブツアーにゲスト出演した際、いちごは「噂のアイドル姫石らきちゃんです!」と迎えたが、らきはアイカツ!世界で噂になるようなことは行なっていない。スターズ世界では大人気番組S4TVにゲスト出演し、みおとゆめがコラボステージを披露したからこそ、「謎のスーパーアイドル彗星の如く現る」と記事になっていたが、アイカツ!世界での活動は5話で仮装コンテストに参加しただけである。ステージも披露していない。アイドル博士あおいは仮装コンテストに参加した旨を知っていたが、このようにアイドルに精通していない限り、らきのことは知らないだろう。
 9話でエルザはラッキーストロベリーのステージを見るや「直ぐに船を降りなさい。美月、みくる、いちご、あなた達はパーフェクトだった。それに比べてあなたはこの船に相応しくない」とらきに下船を命じていた。しかしながら、13話では何事もなかったかのように、らきはVAに乗船している。この間、エルザがらきの評価を改める描写は一切ない。またらきは8話でマーメイドピスケスコーデに影響されたデザイン画を描いた際、みおに「そこまで似たドレスを勝手に作ったらトップデザイナーに対して失礼に当たるわ」と警告されたにも拘わらず、13話ではブルーミングクイーンコーデに酷似したデザインをエルザに見せつけている。当然エルザは逆上する。レイは「まあまあ。いちごとユニットを組んだくらいだし、何か光るものを持っているかもしれないよ」と諌めるのだが、そのいちごとのユニットの件について、エルザは酷評している。そしてエルザは、失敗したらVAで一生下働きという条件と共に「私はパーフェクトなドレスにしか興味はないの」としてらきに再チャレンジを許すが、最終的に「パーフェクトとは言い難いわね。でもあなたらしい輝きが見えた。結構なことね」と言ってらきを褒めている。更にこの回では、ドレスデザイン完成後、実際にドレス作りをする場面なくカード化されていた。13話内のらきのスケジュールを考えてもドレス作りの時間などない。
 勢いがなければ味もないシナリオのため、このような粗ばかりに目が行ってしまう。

 魅力がない主人公と薄い脚本、そして活かしきれていない過去作設定。いわば切り札であるアイカツ!キャラを使って、この味気無さだ。コラボして嬉しい気持ちよりも、何故コラボしてしまったのかという落胆の方が大きい。この内容では墓場から掘り起こされたアイカツ!も浮かばれない。残念無念。
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おろし金
5つ星のうち4.0 クロスオーバーとしてはGood! アイカツシリーズ三部作の集大成!
2020年3月12日に日本でレビュー済み
昔からアイカツを応援しているファンならきっと楽しめると思いますし、アイカツをそんなに知らない人でもキャラクターや歌、ドレスといったアイカツの魅力を存分に楽しめると思います!

約7年半前の2012年に放送開始した「アイカツ!」、2016年に放送開始した「アイカツスターズ !」、2019年に最終回を迎えた「アイカツフレンズ!」のシリーズ全3部作のクロスオーバーで、主人公の「姫石らき」を中心に過去に登場したキャラクターとアイカツする作品になっております。
とてつもない数のキャラクターがいるので全員を活躍させるのは不可能かと思っていましたが、見事に全員のキャラクターに見せ場を与えることに成功したのではないでしょうか。
アイカツシリーズの素晴らしい点の一つとして歌、ステージが挙げられますが、従来の1話につき1ステージというルールを壊し、1話につき3ステージほど用意されており、作品の垣根を超えたキャラクターたちによるコラボステージや、当時我々を感動させたあの懐かしの名ステージなどもあり、驚きと興奮を与えてくれます。
時系列は各作品の最終回以降になっており、特にアイカツスターズとアイカツフレンズの、最終回以降の設定を引き継いでおり、更に過去の名場面やキャラクターの葛藤・努力・成長までの過程を踏襲しており、昔から応援してるファンとしては非常に感慨深いシーンなども多数あります。
以上のことから、7年にわたるシリーズの集大成ともいえるアイカツオンパレード!は『アイカツシリーズのクロスオーバー作品』としては非常に素晴らしい作品であるのではないでしょうか。
しかし、『アイカツシリーズ』の第4作目としての視点からだと微妙という評価になってしまうかもしれません。
アイカツシリーズといえば「アイドルに憧れるごくごく普通の女の子がアイドル学園に入って仲間やライバルと切磋琢磨して努力を重ね、成長していき、時に挫折や葛藤もして最終的にトップアイドルになり、アイドルへの憧れを次の世代に与える。」というのが鉄則としてこれまでは守られてきましたが、今作の主人公「姫石らき」はアイドル志望ではあるのですがそれと同時にデザイナー志望でもあり、「自分だけのプレミアムレアドレスを作る」というのが目標であり、これまでのシリーズとは常軌を逸脱しており、主人公が努力して成長はするものの、これまでの作品のような主人公や仲間たちの『精神的・実力的成長』を実感して得られるカタルシスも薄いと思います。
クロスオーバーというのが見所であり、主人公は他のキャラを引き立てるための存在であるので仕方はありませんが、以上より、星4つと評価させていただきました。
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名無し
5つ星のうち2.0 正直つまらない、らきちゃんが苦手
2020年3月12日に日本でレビュー済み
無印からアイカツを観ています。
シリーズは無印、
キャラは星宮いちごちゃんが1番好きです。
それを踏まえてレビューを読んでいただけたら幸いです。

オンパレードでは
これまでのアイカツシリーズのキャラが一堂に会するとのことで、
放送開始まですごく楽しみにしていました。

今回の主人公はラッキーが口癖の女の子らきちゃん。
見た目はシリーズ1好みだったので、
期待して楽しみにしていたのですが、、、
蓋を開けてみるとシリーズ1中身のないキャラでした。
悩む姿も見受けられますが、
なんでも運の良さやラッキーで済ましてしまい、
とても軽い印象。
応援したくならないし、共感もできません。
みてて叱りたくなります。
同じ教室や職場にいたら、間違いなくキレてる。

毎回視聴後に、モヤッとしてしまいます。
実存していたら炎上アイドルになれたんでしょうが、アイカツの主人公は務めて欲しくなかった。
改めて他の歴代主人公やキャラたちの魅力を再認識させられた点では感謝しています。ありがとう。

これまでのアイカツシリーズでは女の子たちがお互い切磋琢磨し、
紆余曲折を経てトップアイドルに成長する過程をみてきたので、
非常に残念で仕方がありません。
らきちゃんのやりたいことが
トップアイドルを目指す!ではなく、
アイカツしながらお姉ちゃんを捜す!
というフワフワしたよくわからないもの。
そのお姉ちゃん探しも途中から全然していませんよね。

そんならきちゃんに振り回されつつも
やはり歴代アイドルたちが出てくるのは楽しみでありました。
しかし、
一番好きないちごちゃんたち無印キャラが出てきたのは、放送約2ヶ月後の11月16日の回。

おっそーー!!!!!遅すぎる、、。

いくらなんでも引き延ばされすぎて、
楽しみという気持ちから
まだなのかまだなのか、というイライラした気持ちに変わっていってしまいました。

姫石らきちゃんの振り回しまくりな感じを
毎回嫌々見ていた自分にも気づきました。

こんだけキャラクターがいると
仕方ないことなのかもしれませんが、
全体のキャラ星5
ストーリー星1
という感じです。

ノエルちゃん主人公のアイカツで、
再び熱いアイドル活動がみられることを期待しています。

アイカツシリーズ大好きでしたが
正直つまらないです。

↓私だけの偏った価値観や意見なのか
客観的に知りたいため、
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