上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.02Kリマスターで蘇る美しさは、まるで初恋の思い出並み。
2024年8月16日に日本でレビュー済み
購入にあたり、個人的に一番期待していたのは「新規オーディオコメンタリー」と
小冊子の「声優対談」だが、どちらもボリューム的には、ちょっぴりしかない。
但し、だからマイナスではなく、息の合ったお二人の掛け合いは、
まるで、作中のキャラクターそのまま喋っているみたいな感じです。
さて、本作の評価は多くの方がレビューしているので、そちらに譲るとして、
作品全体に対する(やや偏った?)個人的な感想として「歴史に残るキャラクター」は「日本的な静的な(受け身的な)キャラ」ではなく、
どちらかというと欧米的な「動的なキャラ」が多いと思っています。
本作の主人公二人も「行き詰ったら、動いてみる(そこから新しい局面が開けることを知っている)」感があり、
土器手司さんのデザインともマッチして(或いは、バブル期の勢いそのままに、多少の説明不足もカバーして)躍動感があります。
また、この点誰も指摘していなかったのですが、主人公二人が勤め人である点、
80年代のアニメとしては(兵隊以外では)革新的だったと思います。
正義とか、使命感の為に働くのではなく、仕事として活動している点も新しかったと思います。
曰く「3か月休みなしで働きづめ」とか「もうすぐボーナスの査定時期」とか、
二人が軽口を叩くのですが、その一方で、お茶らけているのかというと、決してそうではなく、
人命を軽視したり、任務を途中で放棄したりすることは無く、一言で言えば「信念を持ったプロ」。
秘密警察に取引を持ち掛けられても「この事件では大勢の人が死んでいる。取引など出来るはずない。」
と突っぱねたり、警察と企業が組んで行っている密輸の捜査では「あんたらの言う、でかいところにぶつかってみるのも
面白いんじゃない。」等など。ファンとしては主人公の人間性を知って、多少の軽口も(この年齢になって、自分が勤め人の立場になると、更に同情的に、)楽しめます。この勢いに乗れるか、どうか個人的に分かれると思いますが、一度乗れれば中毒になること、間違いなしです。