上位の批判的レビュー
5つ星のうち2.0金の亡者の聖書✨
2019年4月17日
とにかく下品。ユダヤがどうこう日本がどうこうと言うより、単純にかねに対する執着の強さ、計算高さが大事だと書いた本かと。ユダヤがなんでも正しい、日本人はなんでも下らない、◯◯だから日本人はダメなんだ!ユダヤ人は皆が皆こんなに素晴らしいぞ!という論調だが、印象論に過ぎず、人を納得させるだけの客観的な裏付けや説得力は感じませんでした。歴史や民族性や比較検証は稚拙です。有名な本なのでどれだけすごいことが書いてあるのかと期待しましたが、コンビニとかで雑誌前に並んでいるタイトルが派手なだけの薄っぺらな実用書風と変わらないのでがっかりです。ただ、一点評価額すべくは筆者の若い頃の戦後の混乱期を生き抜くためにはこれくらいのぶれない金への欲望がなければ大成しなかったんであろうなと考えると納得できる部分はあります。こういうことを書く人がいたということは参考になるかもしれませんが普遍的名著かと期待すると損します。普段、本を読まない方は面白いと感じるかも知れません。若い人たちがこれを読んで断片的な情報だけで、人生に影響するとしたら著者の知名度だけに罪な書だと思います。