上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0監督の創作がうるさく感じる部分もある
2014年4月30日に日本でレビュー済み
被害者の実名は「大人の事情」で出せないのは理解できるけど、それにしても仮名が特殊すぎる。
監督の息子が出ているかと言って、息子を大写しにする必然性も感じられない。
映画を見たあとに原作を読んだが、たしかに佐々さん視点の一方通行で、実際の現場とは異なる認識があったことも他のメディアで知った。
長野県警をあまりにもダメダメ扱いしているため、長野県警が撮影協力しなかったというのも頷けるくらい。
この映画に対して、若松孝二が『「突入せよ あさま山荘事件」は権力から描いて映画でスクリーンに爆弾投げてやろうかと思ったよ』と言ったらしいけど、馬鹿か?と思った。
当時のことはもちろん知らないんだけど、当時の学生運動が「関係のない第三者」に対しても暴力を振るっていたという時点で、彼ら学生運動家を理解する必要はないと思う。(刑事局長の奥様が爆弾で亡くなったり、警官が怪我をしている)
そういう意味で若松孝二も同類だと思う。(実際、彼の作品って彼の自己満足でどれも面白く無い)
もちろん、独自に連合赤軍事件や学生運動については調べたけど、結局は「世の中を判ったつもりの頭でっかちな共産主義の連中が武器をもって一般市民や権力に対して危害を加え、挙句の果ては自分たちで仲間を殺しあった」だけの事件だったと思う。
それはどんなに崇高な思想があったにせよ、オウム真理教の連中となんら変わらないという印象。
そんな馬鹿な学生に対して、彼を殺さないようにという指示のもと警備にあたり、警察官の殉職者を出しながら、作戦を実行した当時の警察官は凄いと思う。
惜しむらくは監督がそういった部分を描ききれていないということだと思う。