上位の批判的レビュー
5つ星のうち2.0ひどく凡庸
2019年10月27日に日本でレビュー済み
誰しも、生きていることに大なり小なり違和感や居心地のわるさを感じているように思うし、
基本的にはそんなこと、誰にも見せないし、見せたくもない。
が、心のどこかで、そんなところで通じあえる人を求めている…。(本人も気付かぬところで)
そんな想いを抱いている人には、もしかしたら響く作品かもしれない…。
いや、中学〜高校時代に見てたら、好きになってたかもしれないよ。
だけど、残念ながらこの映画は「雰囲気」だけで、ひどく凡庸。
「孤独感」ってのは、時にとても甘美で、心地よく浸らせてくれる。
だが、それだけだ。
「雰囲気」に騙され、浸ることができる人は、ある意味で幸福である。
時折挿入される弾き語りの歌のクオリティがさらに足を引っ張っていて、作品世界に騙してくれない。
女優はなかなか悪くない。