上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0不自然なカット
2017年7月23日に日本でレビュー済み
70年代を代表する傑作クライムアクション。
地下鉄をハイジャックするというアイデアも素晴らしいが、主演の二人、ウォルター・マッソーとロバート・ショウの無線機をとうしてやりとりする火花の散る頭脳合戦が本作の最大の見どころといえるだろう。監督のジョセフ・サージャントはTⅤ畑の人で、これ以外たいした映画は撮っていないが、本作に限っては切れ味の鋭い演出を見せているし、デビット・シャイアの音楽も素晴らしい(リメイク版も作られたが、ほとんど見るに堪えない出来だった)。
さて、今回HD版の最大の売りはDVD版では欠落していた日本語音声付きというものだが、そもそもDVD版では、なぜ2分ほど欠落していたのかが謎である。
実際、自分も深夜に放送されたものを録画したビデオを持っているが、DVD版の日本語版で欠落している部分は、冒頭の犯人と車掌とのやりとりや、中盤でのグループのリーダーのショウとバルサムの会話など、カットするのに不自然なシーンばかりで、元々90分ほどのバージョンを2分程度カットして放送する必要性が理解できないし、本当に放送されたのかどうかも疑わしい(このメーカーでは「フレンチ・コネクション」もDVDの日本語吹き替え部分が同じように不自然なカットがされており、ファンとしてはどうにもすっきりしない)。
真相が分からない以上、これ以上書くことはできないが、本来星5に値する作品であることだけは書いておきたい。