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カスタマーレビュー

5つ星のうち3.5
5
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2016年9月24日
 公開時に見逃してしまい、その後鑑賞する機会に恵まれず、ずっと気になっていた作品だったので、やっと見ることができて(それもこのクオリティで)感無量です。来年全国公開もされるそうですが・・・。
 動作確認のためにちょっと再生してみようと思ったのが運の尽き、冒頭の撮影所のシーンから引き込まれてしまい、結局4時間、徹夜で見てしまいました。侯孝賢の『恋々風塵』や『童年往時』をさらに厳しくしたような内容で、一喜一憂しながら主人公の少年の心の動きを追体験しているうちに、ラストで気持ちのやり場に困るような、非常につらい心境になりました。しばらく気持ちの整理がつかないまま、引きずりそうです。
 印象に残るシーンを挙げればきりがないのですが、とりわけトルストイの『戦争と平和』を巡るやりとりが感動的でした(好きな小説が効果的に使われていて嬉しいというだけかも)。エドワード・ヤンの他の作品も見たくなりました。次は『恐怖分子』、見てみます。
 Disc1には236分の本編、Disc2は特典映像ということで、台湾ニューシネマについてのドキュメンタリー(113分、当然侯孝賢も出てきます)、主人公を演じたChang Chenのインタビュー(20分)、エドワード・ヤンが演出したLikely Consequenceという舞台のビデオ映像(45分、古いハンディカメラの粗い映像です)と盛りだくさんです。特典にも英字幕が出ます。本編にはTony Raynsという批評家のオーディオコメンタリーが入っているのですが、これにはさすがに英字幕は出ません。
 「台湾」というと日影丈吉が『応家の人々』や『内部の真実』で描いた仄暗く懐かしいイメージがあるのですが(日本との歴史的な関係を考えると「懐かしい」というのはちょっと語弊があるかも)、この映画でも特に夜の深い闇の映像が素晴らしかったです。 
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2017年8月21日
BDレコーダー(Diga)では ”非対応” 表示で見られず、PC(windows10)もBD再生ソフトが入っていないのでまだ見れていません。
今後どこをチェックして購入すればよいのか…
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ベスト100レビュアー2017年5月11日
思い起こせば、エドワード・ヤンの名前は’90年代当時、すでに神話的な存在だった。友人に『恐怖分子』(‘86)のLDを借りた時、観る前から「これから傑作を観るのだ」という先入観満々だったのを今でもはっきりと憶えている(笑)。それでも当時観たのはその一本で、自分にとってエドワード・ヤンは’90年代に置き去りにしたままの存在だった。
中でもとりわけ伝説的な『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』(‘91)を、自分は観ていなかった。映画マニアを自称する資格なんかないよなぁ・・・と思っていたら、こういう人、けっこういるみたいでちょっと安心した(笑)。

本作が永らくBDにもDVDにもならずリバイバル上映もされなかったのには、版権上の複雑な事情があるみたいだが、スコセッシとクライテリオンによる共同プロジェクトでついに4Kデジタルリマスター化され、今年(2017)日本で25年ぶりの上映が実現した。新宿武蔵野館では土・日に、夕方上映分のチケットが昼間には売り切れるという事態が毎週続発して、「前売り持ってても観れねえじゃん!」と、この映画の凄まじいカリスマ性に正直ビビってしまったのだが、尚更これは劇場で観ない訳にはいかないと思い、ようやく鑑賞に漕ぎつけた(笑)。この北米版BDはその上映に使われたものと同じ4Kレストア版である。最近のレストアソフトは、ものによっては色彩とか画質を必要以上にいじり回して、明らかにフィルムの画質や色彩、解像度を超えている行き過ぎ感のあるソフトも少なくないが、『牯嶺街少年殺人事件』は、フィルムの質感や色調を尊重した、とても好感の持てる映像だった。

『牯嶺街少年殺人事件』は’60年代初頭の台湾を舞台にした、一人の少年とその家族、不良少年たちのグループの抗争と一人の少女を巡る物語である。4時間近くもの長尺に加え、登場人物の多さと入り組んだ人間関係、背景にある当時の台湾の複雑な社会と政治的な状況なども含め、初見で全てを理解するのは難しい。しかしこの映画は、社会派とか青春ものといったカテゴリーに安易に嵌め込む事ができない作品で、強いて言うなら、当時の台湾映画のニューウェーブとして世界の映画人を瞠目させ、今もなお特別な映画として愛され続けている作品だ、と言うほかない。
この映画の中の登場人物は、実際に彼ら彼女らの人生を生きているかのような生々しいほどの存在感があり、その口からこぼれるのは活きた言葉である。多くの映画のように、物語を進行するための、作られたようなセリフや説明的な会話はない。
最近、疑似ドキュメンタリー風の演出が増え、俳優の演技も自然体のものが多くなってきたが、それでも本作は全く古びない、どころかそうした映画群をいまだに周回遅れにしたまま独走している。この瑞々しさと残酷さと、張りつめたような空気感は何だろうか。
ああ、これはやはり’90年代に観ておくべきだった、きっと当時に観た方がより鮮烈な記憶として自分の中に刻まれただろうと、ひしひしと感じた。

この映画が不思議なのは、我々日本人にとって遠くて近く感じることだ。日本の植民地時代の名残りが各所にあり、主人公の家族が住んでいる家は、我々に馴染み深い日本家屋だ。押し入れの上に兄が寝て、下に弟が寝るという図式は昭和の頃の日本映画を観ているようである。屋台のように立ち並ぶ古本市の夜の風景は、つい最近観た『夜は短し歩けよ乙女』にそっくりのシーンがあって驚いてしまった。
その一方で、亜熱帯の植物が生い茂る景色は東南アジア的だし、軍の車両が行き交う戒厳令下の緊迫した風景は、現在の日本からはほど遠く、むしろ終戦直後の日本を連想する。
こんな風に、我々が自分の目で見た事がある記憶と、映画などの中で観た疑似記憶が混在したような、奇妙なノスタルジーとエキゾチズムが混然一体となった不思議な風景がそこにあるのである。

多くの人がこの映画について語っているように、本作の重要なモチーフは「闇」である。主人公の少年が手にする懐中電灯の光の中に浮かび上がる様々なもの。しかしその光では、この世界の全体像を照らす事は決してできない。
いつも懐中電灯を持っていた少年が、懐中電灯を手離しナイフに持ち替えた時、少年は闇の中に飲み込まれていく。この映画は、その「闇」とは一体何だったのかを、監督が映画として問いかけ、且つ遺そうとしたものだったのではないか、と感じるのだ。

『牯嶺街少年殺人事件』は、’61年に台湾で起きた事件がモデルになっていて、エドワード・ヤンはその少年と同じ学校に通っていた。ヤンは、自分自身が見て経験してきたものと、歴史として語られるものには大きな隔たりがある、という事に常に不信感を抱いていたという。
戦後の台湾社会は、日本の植民地統治を体験した「本省人」と、中国大陸から移住してきた「外省人」(主に軍人や政府関係者とその家族)が混在していて、これはつまり、戦時中に「日本側」と「中国側」という敵味方に分かれて戦った者同士が共存しなければいけない、という複雑な社会だったという。本作が舞台となっているのは外省人のコミュニティで、少年の母が「日本と8年も戦ったのに、日本家屋に住むなんて」と嘆くのにはそうした背景があるそうだ。
こうした本省人と外省人の対立から暴動が起こり、政府は抵抗意識を奪うために、知識階層・共産主義者を中心に数万人を処刑したと言われている。’87年まで及ぶ、この38年間の長期戒厳令下では集会、言論、報道、学問の自由が制限された。さらに、朝鮮戦争やベトナム戦争を背景にした、アメリカにとっての「反共の防衛ライン」として台湾は様々な援助を受けることになり、米ドルの流入によって急速な経済発展を遂げてゆく。
本作は、まさにその経済発展の前夜、戒厳令下にあった台湾社会での人々の息吹を描き出した映画なのである。

本作は、単なる少年犯罪を題材に採った映画ではなく、その起爆剤としての社会と歴史、その闇をフィルムの中に映し出そうとした作品なのだという事は、中華系の映画関係者たちが数々の言葉で証言している。
「あの時代の教育体制、人間関係、社会構造はまさに映画の通りでした。『牯嶺街』のあの重苦しくて冷酷なものは私たちの記憶と同じでした」(ヤン・ユエイン/北京電影学院教授)
「僕たちは『牯嶺街』を歴史として観ています。なぜなら、私たちは台湾のあの時代がよくわからないし、これに関する書籍などの記録も非常に少ないんです。エドワード・ヤンの怒りのスピリットは、以後のアジア映画の若い映画作家に大いに啓発を与えました」(モウ・ジョン/脚本家・北京電影学院副教授)

当局や権力者によって操作されていってしまう歴史、社会、記憶・・・本作は、その危うさを、一人の少年の目を通して描いた、エドワード・ヤン式の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン 台湾」なのではないだろうか、と映画を観ながら感じた。
『牯嶺街少年殺人事件』は、観客の心の中で熟成され、じわりじわとり効いてくる、そんなタイプの映画なのだと思う。もうしばらくすると、無性に観直したくなる、そんな予感が今すでにある。
上映に引き続き、日本でのBD&DVD化を熱烈に叫びたい!
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2017年6月4日
 傑作と言われている作品。たしかに傑作。でも、長すぎる。
 台湾の状況と、その状況が生み出す少年の不安定さ。それが交錯し、映画を動かしていくというのはわかる。わかるけれど、長いなあ。私は目が悪いこともあって、途中から映像がかすんで見えるようになってしまった。
 それに。
 映像の構造が侯孝賢(ホウ・シャオシェン)に、あまりにも似ている。このために★5個をつける気持ちにはならない。
 どこが似ているか。「遠近感」のつくり方がそっくりである。冒頭の並木道の緑のトンネルを見た瞬間、私はホウ・シャオシェンの映画化と思ってしまった。「童年往事」だったか「恋恋風塵」だったか、少年と少女が乗った列車がトンネルへ入っていく。そのときの「遠近感」そっくり。「遠近感」を強調することで、「空間」を広げるのである。
 さらにそっくりなのが室内の「遠近感」。手前に「空間」(だれもいない部屋)がある。その奥に別の部屋がある。そして人物は奥の部屋で動く。しかも全員が映し出されるというよりも、半分が映し出されない。二人いれば、一人の姿は見えない。手前の部屋の壁が隠している。常に、手前-奥という構造があり、その延長戦に「遠近感」がつくりだされる。「遠近感」というよりも「多重空間」をつくりだすといえばいいのかもしれない。
 台湾は日本と同じように狭い。島国である。空間が狭い。当然のことながら室内も狭い。その狭い空間をどうやって「広く」見せるか。あえて手前-奥という構造をつくりだすことで「奥行き」を意識させる。観客の「意識」のなかに「遠近感」をつくるのである。
 家があり、門があり、さらに塀(?)があるという空間を見せる半分俯瞰の映像とか、学校の二階への階段を逃げていく少年たちが、さらに三階へ逃げていくというような縦方向(垂直方向)への空間を積み上げることで、空間を多層化する方法。さらに闇と光(電灯/蝋燭)による空間の変化(変質)による多層化とか。
 さらに台湾の家空間、日本が占領中に残していった日本式の家空間とうものも重なる。単純にわりきれない。「空間」はそれぞれ独立しているが、その「独立」は完全ではない。常に他の「空間」と接して、重なることで「広がり」を複雑にし、また味わい深いものにする。
 で、この「多重空間」と人間の「多重交錯」を重ねる。少年たちの人間関係が描かれる一方、大人たちの人間関係が描かれる。それが「意識の空間」を複雑にする。大陸から台湾に逃れてきた人、最初から台湾にいる人。少年チンピラの、どこが違うのかよくわからない組織(人間構成)とか、同じ顔に見えてしまう少年とか。(主人公と、その兄は、私には区別がつかなかった。)この多重のというか、複雑に交錯する人間関係と、空間の多重構造のつくり出し方が、私には完全な「相似形」に思えた。
 わかるけどね。というか、わかるからこそ、何だかあまりにも「人工的」な感じがする。「自然」を装えば装うほど「人工的」になる。「人工的」を「意識的」と言い換えてもいい。「どうだ、複雑だろう? よくできているだろう?」と耳元でささやきつづけられている感じがしてくる。「意識」がうるさいのである。
 ホウ・シャオシェンを知らずに、この映画を見たのなら、わっと声を出して驚いたかもしれないが、ホウ・シャオシェンを知っているので驚けない。感動できない。「完璧」につくられているという感じが強烈に残って、それが逆にいやな感じになってしまう。
 先日見た「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の場合は、「空間」の描きかたが半分無造作におこなわれ、その空間のなかで「色」が強く定着している感じがしたが、この映画は「空間」と人間の関係があまりにも「絵」になりすぎていて、興ざめしてしまう。
 
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2017年6月8日
 という前提でいうと、個人的には好きになれませんでした。露骨な暴力描写は生理的に受け付けません。マーティン・スコセッシが好きな映画という時点で気づくべきでした。良いところも多々あるだけに残念。裏は返さない。
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