上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0やっぱり、前作ビルドファイターズの方が好き
2015年4月21日に日本でレビュー済み
全話視聴したが、結局評価は変わらなかった。面白さ的にはまあまあ、やはり前作ビルドファイターズの方が圧倒的に好きだ。
ブルーレイBOX1の方にもレビューは書いたが、ざっくりトライの敗因を挙げると、
・セカイくんがガンプラ作らない
・チーム戦のせいでキャラがわんさか登場するが全て薄味
・次元覇王流で全て解決
といった感じになる。
トライ、これほど観て後悔した作品はないだろう。作らなければ良かったのに。。。とさえ思ってしまったほどだ。
ただのビルドファイターズがとても面白かった分、どうしてもファン達の面白さのハードルが上がるのは確か。しかしトライは、それだけで擁護できるような作品ではない事も確かだ。
最終話はわりと盛り上がったし、最終話らしい感じで良かったと思う。しかし前作ビルドファイターズのような、結晶の暴走を ”なぜか” ガンプラで阻止するみたいな愛すべきお馬鹿さがない。子供の観るアニメだし、それぐらい荒唐無稽なぶっ飛んだ展開にしても良かったと思う。
あと、展開が遅すぎる。前作は主人公の敗北を二話目ですでにやっていたし、主人公機全壊も世界大会ですぐにやっていた。トライの最終話みたいな話もガンプライヴですでにやっていた。これで判る通り、前作に比べとにかく展開が遅い。
あとは主人公の魅力のなさも半端じゃない。どうやっても、セイとレイジの名コンビには敵わないだろうが、いくらなんでも酷すぎると思う。
『レイジ、いくらでも壊して!また僕が造るから!』
前作の、このセイが組み立てレイジが戦うという、この構図が良かった。世界大会に行くのを諦めかけていたセイがレイジを通じて勝利を重ね、夢が叶っていくところにカタルシスがあった。
しかし今作トライにはそれがない。なぜなら主人公が初めから最強だし、ガンプラ作りなどに全く興味ないから。しかもどんなピンチも次元覇王流で全て解決してしまうため、観ていて爽快感がない。主人公機が壊れないからハラハラもドキドキもワクワクもしない。
結局最終話まで、ガンプラを組み立てる楽しい描写もなく終わってしまったのは残念すぎる。最終話のセカイくんのアレは ”作ってきた” のであり、作る描写はなし。
ドモン出したりしても、全くそれが生きてなかったのも残念。ずっと出てこないのならいっその事、「師匠はガンプラに殺された!」ぐらいな話にしても良かったのではないだろうか。一応拳法ものだし。
次回作を出すとしたら、もう少し話の内容を練って作ってもらいたいものだ。トライのような熱い・・・いや、暑苦しい話はもう勘弁して欲しい。前も書いたが、セイとレイジが主人公のままで良かったよ。。。ホント。。。。
最後に、
決勝戦でフミナがシアに言ったセリフがトライの反省点を的確に捉えていたので、このセリフを以ってレビューを締めくくろうと思う。
「今度は一対一で戦おうね。」
〜 by ホシノ・フミナ 〜