上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0やっぱり原作ありのアニメ化は難しかった(見なければ良かったかな?)
2020年5月28日に日本でレビュー済み
原作が大好きだから実写化アニメ化されると聞いた時も全然ワクワクしなかったしあまり楽しみでもなかった、
それは多くの漫画アニメファンが知っている通り原作ありの映画化はほとんどの場合放送時間、アニメーション化、時代背景など問題から多くの変更がなされ且つそれらが効果的に働くことがほとんどなくたいていの場合失望することが多いからです。
寄生獣に関してもそれは当てはまるだろうと思い今まで実写もアニメも見ていませんでした、
しかし2020年5月現在コロナウイルスの影響により外出もままならず、
近所のレンタル屋さんの気になる映画もほぼ見尽くし何かないかとぐるぐるぐるぐる探し回っていたところ偶然というかなんというか…やはり気になっていたのでしょう、よせばいいのに全巻借りてしまいました。
結論から言うと失望する前に見るのを止めました、5巻の途中です
まず一番の気になったのはストーリーの違和感です
かなり原作に沿った形にしようという意思はあるように感じました、
漫画で見た場面だという個所もたくさんありました
しかし漫画で読めばコマとコマの間、いわゆる文章で読めば行間を読むといった行為
マンガで言えばコマ間とでもいうのでしょうか、それが
原作漫画のプロットストーリーがアニメを見た今思えば緻密かつものすごく練られているので行間を読む(コマ間を読む)ことが容易なのですがアニメとして連続した動きの中で見るとあまりに不自然で違和感が多いのです
1人でブツブツ喋っている姿はどう見ても変(声が大きいし内容がかなりぶっ飛んでる)授業中にいきなり大声を出して教室を飛び出す姿は完全に「?????」状態です。また十分な話数があるにも関わらず新一の心や感情の変化があまりにも不自然で漫画では納得できていたのにアニメだと不十分かつ雑過ぎてどう見ても最初の頃と完全に別人、同一人物には見えないのです。
これらは漫画では小声で周りに気付かれないように言っているんだろうなという脳内補完もできるし実際漫画ではそういう描写もあったのですがアニメーションにすると分かりにくくなってしまう為仕方がないという部分もあるとは思うのですが・・・
原作に比べてですが全体的に練りが足りな過ぎるのと、これはあまり言及したくなかったのですが脚本演出のまずさももちろんあると思うのですが新一、ミギーを演じた2人の演技にも起因すると考えざるを得ない部分が大きいと思いました、ここもやはり漫画なら脳内補完が出来るのですがアニメだとどうしても上記の点、異常なひとり言が大きすぎる、いきなり大声をだして奇行に(みえる)走る点が説得力をもって演じられていなかったと思います。
ミギーに関しても終始1巻目2巻目のような抑揚のなさを続けるのはアニメ的に難しかったという事情があったにしてもあまりに感情的に演じ過ぎられていました。
さらに新一が不審人物すぎて母親や村野里美でなくてもその不自然さに疑問をもたないわけがなく、それ故後半寄生獣の存在が明らかになるにつれそれらの行動があまりにも馬鹿馬鹿しく思えます、それすぐ正体バレるだろと。途中のミギーのセリフではないですが話すそばからボロをだしている、はた目から見たら新一は完全に混乱した常軌を逸した行動をとっています、行動の動機の描き方、演じ方が不十分だからそう見えると思うのです
正直ここの部分は漫画でもかなりギリギリのラインでしたがアニメだと完全にラインオーバー、アウトです。
途中までは楽しく観れましたがやはり原作が偉大すぎかつ泉新一、ミギーの演技はものすごく難しかったと思います、演じたお二人の演技力は言わずもがなの折り紙付きなのですが今回の役は誰が演じても相当難しかったなと。
5巻途中ですが漫画だとこの辺りから話がどんどん盛り上がってくるのでたぶんしばらくしたら続きを見るでしょう
その時また星の数を考えたいと思います。とりあえず5巻途中までの評価としてはかなり厳しいですが2です、見ない方が良かったなと正直ちょっと思っています。
最後に繰り返しになりますが新一、ミギーの演技に関しては脚本、演出でそうなった部分も大きいだろうし、他作品でのお二人の活躍を見れば実力は間違いないので今回人間側だけれど寄生生物に寄生された新一、寄生生物だけれど人間以上の論理的思考力を持ちながらも感情に関しては未知数という本当に難しい役であったことも十分に理解しているつもりです、こういう演じ方もあるのかなと思いその演技に対して否定はしていません、ただアニメ化に際してそれが最適なものだったかと言わると素直にはうなずけないかなあと。