上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0サカナクションワールド
2020年3月20日に日本でレビュー済み
「さよならはエモーション」「蓮の花」
この2曲、凄い。何度も何度も聞いていくうちにそう思った。
「新宝島」のように強いインパクトがあるわけではない。
1度聞いても良さが分からない。「変な曲」と思ってしまうことだってある。
でも、何故か気が付くと頭の中で流れている。
そしていつの間にか、この2曲が好きになっていた。「サカナクションワールド」とでもいうべきだろうか。
「さよならはエモーション」
サビが本当にいい。聞けば聞くほどいい。まるでスルメイカだ。
〈忘れてたエモーション 僕は行く ずっと深い霧の 霧の向こうへ〉
この「霧」は、気持ちのモヤモヤを表している。
もがきながらも光を探し、前に進んでいこうと語りかけられているようだ。
〈さよなら 僕は夜を乗りこなす ずっと涙こらえ〉
このサビが特に好き。「夜を乗りこなす」だって?いい歌詞だなぁ。
「蓮の花」
ベースとなっている音(キーボード?)の旋律が好き。いや、だんだん好きになる。頭に流れる、勝手に。
サカナクションワールド全開の1曲。
〈花揺る蓮まで垂れ下がって 苦しむ僕を引っ張り上げてよ〉
これは「蜘蛛の糸」を音楽で表しているのではないだろうか。斬新だ、凄い。
2曲とも素晴らしい。サカナクションの良さが存分に出ている。
「多分、風。」とともに「魚図鑑」にいれてほしかった名曲だと思う。