ソロ活動20周年を記念して、立て続けにリリースされている「94-14」シリーズ、そのど真ん中の作品です(他に、「94-14 REMIX」、「94-14 COVERS」)。 ゲスト・ヴォーカリストを招いて制作した曲のリミックス集で、いわば歌もののベスト盤。 選曲は、ファースト「Future Listening!」から、最新の「Lucky」まで、万遍なく網羅されており、20年の時空を股にかけ、現代の耳にもフィットする曲を提供する手腕は見事というほかありません。 1曲目「Apple with Ringo Sheena」は、「LUCKY (2013年)」から。椎名林檎のセクシー・ヴォイスが相変わらず魅力的で、よりダンサブルかつパーカッシブなミックスとなっています。 続くは、「LUCKY」の冒頭で、ファンのハートを鷲掴みした「Radio with Yukihiro Takahashi & Tina Tamashiro」。もともと、完成度の高い曲であり、パーカッションを若干強調した程度のミックスに抑えられています。 引き続き、高橋ユキヒロがメイン・ヴォーカルの3曲目「The Burning Plain with Yukihiro Takahashi & Kiko Mizuhara」は、TOWA TEIらしくオシャレ度満載。 その他、印象に残ったのは、ズシンとくる低音部が心地よい6曲目「A.O.R. with Lina Ohta」。 YMOの「Cue」に似て、前進感のある8曲目「Sometime Samurai with Kylie Minogue」。 ダンサブルなのに哀愁のある(ボサノヴァでいうところのサウダージを内包した)、9曲目「Milky Way with Yukalicious, Joi Cardwell & Ryuichi Sakamoto」。 オリジナルよりもスピード感が増し、カッコいい仕上がりの12曲目「Butterfly with Ayumi Tanabe & Vivien Sessoms」。メドレーで13曲目「Let Me Know with Chara」につながっていく構成も見事。 私の大好きな歌謡ポップ、18曲目「Amai Seikatsu with Maki Nomiya」は、何度聴いてもロマンチックな気分に・・。 既に、他のベストに収められた曲もありますが、全てが新しく感じられ、TOWA TEIの歌ものに外れなし、そして、彼の作曲能力の高さ、を証明するアルバムだと思います。