上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0まるでMEテープを聴いているような・・・・。
2014年4月19日に日本でレビュー済み
古い映画やテレビ・ドラマやアニメ作品の場合、「音楽が素晴らしいので、劇伴を音盤化したいのだが、マスターテープの存在が確認出来ないため止むなく、台詞のアフレコ・アテレコ用に用意された『MEテープ(音楽と効果音のみが録音されているテープ)』から効果音が被さったまま、音楽を抽出して作製」した音盤、というのが昔発売されていた。円谷作品やアニメ「ルパン三世」第一シリーズのものがそれだ。近頃では松竹映画「砂の器」のサントラCDで、電車の通過音入りの楽曲が収録されていた。
このCDもなにやら、そんなMEテープから収録したもののような感じを受けてしまった。おそらく前述の『あの頃映画サントラシリーズ「砂の器」』のCDを聴き込んだ後だったからであろう。このCDも、どうせなら昔の映画サントラ風に、曲間に「ヤマト発進!!」とか「エネルギー充填120%」「誤差修正、右1度。上下角マイナス3度」「ターゲットスコープ、オープン。電影クロスゲージ明度20」「波動砲発射10秒前、対ショック・対閃光防御」「5、4、3、2、1! 波動砲発射あ〜!」などと、お決まりのセリフを収録すれば、もっと親しみがもてる集大成的音盤になりえたのではないか?
したがって、「鑑賞しよう」という姿勢で聴くとなるとかなりの疲労感を伴う。長距離のドライブ時にでも気軽になんとなく流しておくべきCDであろう。