上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0「どうやらあの第四真祖(バカ)は、また厄介なことに巻き込まれているらしいな」と巻き込んだ張本人が溜息をつく第3巻
2019年6月25日に日本でレビュー済み
第1巻におけるルードルフ・オイスタッハの一件、第2巻における国死皇派クリストフ・ガルドシュが
復活させた神々の兵器・ナラクヴェーラの件でも巻き込まれることになった藍羽浅葱から唇を
奪われるとともに、自分の正体を偽っていることに良心の呵責を覚えた暁古城は自身の監視者である
姫柊雪菜に、彼女にだけは本当のことを話したほうが良いのではという相談を持ちかけ、雪菜は
古城の考えを尊重すると答える。
そんな中、古城はある誤解から妹・凪沙ら同級生たちとかつて暮らした修道院跡地で保護した
子猫たちの里親捜しに奔走する『中等部の聖女』叶瀬夏音と出会う。
一方、古城は那月の手伝いに駆り出され、ここ最近絃神島上空で夜な夜な発生している魔族ではない、
人間を改造した何かが繰り広げているバトルを調査する羽目になり、雪菜とともに現場を訪れると、
そこにいた二つの何かのうちの一つが叶瀬夏音だった。
二人は真相を調べるべく現在彼女の家を訪れるとそこは彼女の里親・叶瀬賢生が勤める機械人形
(オートマタ)メーカー・メイガスクラフトの社宅。ところが対応したベアトリス・バスラーと
ロウ・キリシマの策略により島嶼部のとある無人島に取り残されてしまうとともに、
メイガスクラフトの機械人形(オートマタ)部隊の急襲を受けてしまう。そんな中、
二人は叶瀬夏音にそっくりなアルディギア王国王女・ラ・フォリアと邂逅する――が
序盤のストーリー。
叶瀬夏音を『模造天使』に改造するというメイガスクラフトと叶瀬賢生の目論見が露呈し、
夏音を解放するべく雪菜・ラ・フォリアそして古城は『模造天使』と化した夏音の解放を
試みながらもベアトリスや他の『模造天使』と戦うことになるとともに、叶瀬賢生の夏音に
対する歪んだ愛情が描かれているが、あくまで読者である自分の肌感覚の範囲は超えないものの、
第1巻、第2巻と比べて『記録(ログ)』を読んでいるような印象を受けたことに少々気がかりを覚えた。
また、人工島管理公社がやろうとしている、自分たちが知っているメイガスクラフトの不祥事を
ネタに株の空売りを仕掛ける行為はインサイダー取引に該当するのでよい子は真似しないように。