上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0ビジュアルノベルの感想です
2013年12月19日
「悔いなき選択」
ごろつきであるリヴァイ達がエルヴィンに勧誘(というか脅)され調査兵団入りするお話でしたが、 思っていたよりアッサリと終わった印象でした。
結構良く喋るリヴァイに、慎重なファーラン、にぎやかなイザベル。
キャラクターが魅力的なだけに、彼らがむかえるあっけない終わりが壁外調査や巨人の恐ろしさを際立たせていると思います。
エルヴィンやキース団長が好きな方は是非読んでみるべきだと思います!ハンジさんの登場の仕方がベタながらも面白かったです。
「ぬばたまの夜の森に、あかあかと燃ゆる」
エレンとリヴァイのお話です、が、いきなり視点が変わり、場面が変わり、で読みながら、あれ?今どっち??と混乱してしまったりもしました…
場面としては審議所〜女型の襲撃、エレンの奪還あたりのお話でした。リヴァイ班が絵付きで出てきたのが嬉しかったです。そしてオルオさんはここでもオルオさんでした(笑)エレンが混乱してしまった場面は笑ってしまいました。
虎よ!という台詞が始まった時はポカーンとしてしまったのですが…
審議所でのエレンとリヴァイの心情が良かったと思います。
「Wall Sina, Goodbye」
三つの中で一番長かったのがこのお話だと思います。壁外調査の前日のアニの一日でした。
アニがたった一人で、行方不明の女性を探してあれやこれや…と面倒に巻き込まれていく内容です。
前回のビジュアルノベルと同じような、少しくどい感じをうける文章でしたが、アニの淡々とした口調と、酒や薬物といったものを好む住人達とのやりとりには非常に合った雰囲気だと思いました。
ただ長かったです。もう少しスッキリと読みたかったです。
銃やナイフを相手にひけを取らないどころか勝ってしまうアニは格好良かったです。
あの壁外調査の前日という事で、思い悩むようなアニの姿がとても印象的でした。
悔いなき選択を一番楽しみにしていたのですが、スピンオフの単行本は内容を知らないままだった方が楽しめたかもしれない、と感じました…!
前回のビジュアルノベルよりも、今回の方が楽しめました。三つとも、それぞれ違った雰囲気で読み進める事が出来、面白かったです。