上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0前巻通しての感想
2024年6月29日に日本でレビュー済み
出会いは比較的近年。何となく手にし、魅せられました。全ては科学で解き明かせる。脳によるものだ。それはそれで良いとして、私にはそうは思えず、人知の及ばぬこと、アヤカシなど不可思議なことはあるものだと自然に思え、そういうものとの触れ合いもなくはなく、吾もその一部であろうよ、という立場からすれば、本著は親しみのあり。本著には不可思議の主要な大元として、蟲という、生物学における虫とは別種の存在が跳梁する。蟲というとらえ方を私はしないけれど、とらえ方によってはそうともとらえ得るだろうと、違和感なく受け入れられ、楽しむことのかない。異なる世界、本当は地続きなわけだけれど、異なる空気のながれるその肌触りに、懐かしいような、心癒されるものを覚えます。