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カスタマーレビュー

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2013年1月14日
「大魔神トリプルフィーチャー(北米版)」ですが、レビューはすべて国内DVD版の物のようですので、購入を機会にコメントしてみます。内容は言うまでもない大映の傑作特撮時代劇ですので改めて触れません。仕様のみコメントします。

まず普通のブルーレイソフトのケースにディスクが2枚。それに厚紙製のアウターケースが付きます。デザインはアウターも中も同じ写真です。
ディスク1に、「大魔神」と「大魔神怒る」が、ディスク2に「大魔神逆襲」と「特典映像」が入っています。

画質や音質は詳しくないので自分の感想で言うと、画質はとても素晴らしいと思います。専門的にみる方にはどう見えるかわかりませんが、普通の視聴には十分にきれいな映像と思います。

音声は、日本語・英語で、英語の字幕を表示することができます。(もちろん消せます)

特典映像は、それぞれの作品についてカメラマンの森田富士郎氏による解説&インタビューで、1作品につき約30分ほどです。
それに各作品の劇場予告編(2分〜2分30秒ほど)が付きます。予告編には本編にない映像が一瞬あったりして興味深いです。(「大魔神」で魔神が土手の横に立っていて悪代官の家来たちが「わー魔神だー!」とか言いながら逃げ出すところや、「逆襲」で魔神が刀を抜いて両手を高く上げるシーン、また少年の祈りの言葉が違ってたりします。)

以上ですが、本編のみでも十分と思いましたが、特典映像も入っていてかなり満足しました。
特に自分が購入した時は、お気に入りに登録時、2,800円だったものが、ある朝見ると1,400円(発送はAmazonから)になっており、迷わず購入しました。今はまた2,800円前後になっていますが、それでもお買い得だと思います。

以前北米版で「平成ガメラ3部作」を購入しましたが、そちらもとてもお買い得でした。邦画に関しては北米版でも全く同じなのでこれからもいろんな作品が出ればいいと思います。(国内版が高すぎる)

追加
もう一人の方がおっしゃっているように、Amazonさんの登録情報では、言語:日本語、字幕:日本語・英語となっておりますが、実際は逆で、言語:日本語・英語、字幕:英語が正しいです。修正をお願いしたいです。
1コメント1件| 209人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?はいいいえ違反を報告
2007年12月13日
ううう
こどものころ見ました
とても怖かったです
DVDを買いました
大魔神は怖いです
巨大な緒方拳です
特撮がすごい
ものすごい費用がかかっています
今では作れない名作です
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ベスト500レビュアー2013年3月11日
*レビュー掲載後追記:
【以下レビューは、北米盤Blu-ray(ASIN:B008L0YMSW)に対するものですが、Amazon.co.jpが、勝手に他メディアにも転載しています】

倒産(1971年)へのカウント・ダウンが静かに、しかし、着実に始まっていた昭和41年(1966年)に、大映は、ほとんど最後の輝きを放つといった感じで、1年の間に3本という驚異的スピードで傑作シリーズを作り上げた。決して全面に出さないものの、緻密で完成度の高い特撮技術と品格と重厚さを持つ時代劇という、同社が培ってきた伝統を融合、最大限に生かして放った『大魔神』3部作がそれ。パウル・ヴェゲナー版、ジュリアン・デュヴィヴィエ版など、サイレント期から何度となく映画化されているユダヤの「ゴーレム伝説」にヒントを得て、日本流の土着的信仰に置き換え、時代劇へと翻案した傑作だ。安田公義、三隅研次、森一生といった大映時代劇の第一級監督たちが演出に当たっていることからも、大映が、単なるプログラム・ピクチャー以上の気合いを入れていたかがわかろうというもの。そして、実際に、3作品とも水準以上の質を保っている。

大映の社長、永田雅一は、第1作目の公開時(『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』との併映)、朝日新聞全国版に1ページ広告を出し、「日本映画は必ず復興する」という一文を掲載した。その永田氏の言葉は、斜陽になった日本映画界への鼓舞という以上に、末期状況にある自社への思いが込められ、また、満身創痍の自分に言い聞かせる言葉でもあったろう。残念ながら、永田氏の言葉もむなしく、大映は倒産へと向かうのだが、それでも、そんな状態で作られた本シリーズには、大映の緻密な映画作りの底力を見せつけられる思いがするのだ。

本Blu-rayは、米Mill Creek Entertainmentが、角川映画(=大映)からライセンスを受け、3作品を2枚のディスクに収めて発売したもの。角川映画としては、『ガメラ トリロジー 平成版ガメラ3部作収録 Blu-ray BOX (PS3再生・日本語音声可) (北米版)』に続く嬉しいセットだ。惜しくも倒産した米AD Visionが、2002年にDVDを発売して以降、北米では本シリーズの正規盤は流通していなかったので(その際は、2作目の英題は"Wrath of Daimajin"だった)、Blu-rayでの再登場は、まさに満を持したものと言えるだろう。大映が誇る、と言うよりも、日本が誇る、この傑作シリーズが、デジタル時代に最高の形で世界に知られるようになったことは一映画ファンとして嬉しい。

【Disc1】:

●"Daimajin"(原題『大魔神』)

戦国時代の丹波。国は、城主、花房忠清(島田竜三)によって治められているが、家老の大舘左馬之助(五味龍太郎)率いる一味が謀反を起こし、忠清を殺して城を乗っ取ってしまう。幸いにも、近臣の小源太(藤巻潤)の機転で、忠清の幼い兄妹の忠文と小笹は城から逃げ、土地の守り神である武神像のそばの洞窟に身を隠す。それから10年。逞しく育った忠文(青山良彦)と美しく育った小笹(高田美和)は、いつかお家の再興をしようと考えているが、大館一味の魔の手が彼らに伸びようとしていた…。

大怪獣ガメラ』の湯浅憲明監督によると、『大怪獣ガメラ』の完成試写後に、永田社長は「(次は)大ダコが暴れる時代劇はどうだ」などと言ったそうだ。まさしく、その言葉通り、特撮と時代劇を融合させたのが本作。シリーズの記念すべき第1作だ(と言っても、当初は、シリーズ化するつもりではなかった)。冒頭の謀反劇から、『山椒大夫』のような逃走劇へとつながる前半は実にテンポよく、かつ丁寧に描かれ、時代劇の勘所を押さえた、さすが安田監督の手だれの演出という感じ。そして、後半の大魔神が動き出し暴れ回る特撮部分への移行が実にスムーズだ。

●"Return of Daimajin"(原題『大魔神怒る』)

戦国時代。美しい八雲の火口湖の岸に、名越一族とその本家、千草一族が平和に暮らしている。彼らは、湖の真ん中にある神ノ島に、武神像を祀り、一族の平安を祈って来た。そんなある日、武神像の顔が赤く染まり、一族の者は、不吉な出来事が起こるのではないかと心配する。そして、その心配は、隣国の領主、御子柴弾正(神田隆)一味が千草に攻め入って来るという形で的中する…。

前作の大ヒットを受けて作られた第2作目(併映は『座頭市海を渡る』)。職人でありながら、同時に独自の美意識に貫かれた作品で有名な三隅監督が、全編、祈りに満ちたような(藤村志保扮する小百合の祈る姿が印象的だ)静謐で端正な演出で描いた逸品に仕上がっている。本作における大魔神は、水の守り神という設定から、『十戒』の紅海が割れるシーン同様、割れた湖の間を悠然と歩くなど、(ミニチュアでは表現が難しい)水を使ったより挑戦的な特撮が試みられているのが観どころだ。

【Disc2】:

●"Daimajin Strikes Again"(原題『大魔神逆襲』)

瓜生の村人たちが、近隣諸国の制覇を目論む荒川飛騨守(安部徹)に捕らえられ、地獄谷での火薬工場作りをさせられる。地獄谷から命からがら村に逃げ帰って来た木樵の三平の話を聞いた鶴吉(二宮秀樹)を始めとする4人の子どもたちは、地獄谷へ行き、捕らえられている村人たちを助け出すことを思いつく。しかし、それには、古くから武神像が祀られている禁忌の山を通り抜けねばならなかった…。

シリーズ3作目にして最終作。森監督の強い意向で、子どもの観客向けに、子どもたちを主人公にした童話的な傾向の強い作品になっている。前2作と違って、子どもが主人公ということで(このあたりは、『大怪獣ガメラ』シリーズと同じ道を歩んだことになる)、ドラマ部分は、単調にならざるを得ず(基本的には、地獄谷へと向かう4人の行程)、(丁寧ながら)若干冗漫。その代わりに、本作での大魔神は、吹雪の中で大暴れするという、画に荘厳さと詩的な美しさと雰囲気が与えられていて実に素晴らしい。残念ながら、興行的には振るずに、シリーズ打ち止めの原因となってしまった本作だが、しかし、シリーズが粗製乱造になる前に止めたのは結果的には良いことだったのかもしれない。

本シリーズ共通の基本プロットは、悪人が悪政を行い、善良な民を苦しめた揚句、大魔神の怒りを買って滅ぼされるという、絵に描いたような勧善懲悪もの。我慢の限界まで引張って、大魔神を登場させるまでの呼吸が素晴らしい。そして、大魔神が登場してからの圧倒的なカタルシスとスペクタクル。スモークを焚いて、ドラマ部分と特撮部分の画面の質感を統一したというだけあり、大魔神(約5mという大きさの設定もいい!)が暴れまわる姿が、どこまでも恐ろしく、リアリティに溢れている。『ドラゴン怒りの鉄拳』の館長役でも有名な橋本力が、大魔神の中に入り、充血した目の動きだけで怒りを表現しているのも大したものだ。とにかく、世界に誇るべき真にユニークで、特異な特撮シリーズなのは間違いない。

本Blu-rayは、2009年に、角川映画から発売された日本盤(『大魔神 Blu-ray BOX』)と同一のマスターを使ったもの。35mmオリジナル・ネガからローコントラスト・プリントを焼き、そこから丁寧にHDテレシネ(カラコレ=色補正も)、レストアされた極上のHDマスターだ。深みある発色、ディテールの細やかな表現ともに文句なし。2ch DTS-HD マスター・オーディオ音声には、日本語と英語吹替えが収録。若干ノイズがあるようなところもあるが、全体としては問題なし。おまけに、"Daimajin Strikes Back"の英語吹替えは、今回の発売のために新録されたという気合いの入れよう。3作とも、なかなか良く出来た英語吹替えで、日本語との比較も面白いだろう。英語字幕はON/OFF可なので、完全に日本版として楽しめるのもありがたいところ(ただし、パナソニックの一部のBlu-rayプレーヤーでは、メイン・メニューでの英語字幕OFF設定が出来ず、ポップアップ・メニューでしかOFF設定が出来ないようだ)。

【Disc2】には、特典として、日本盤に収録されていた予告編及び撮影監督・森田富士郎氏による各作品のメイキング解説映像がHDで収録(日本盤では、各作品のディスクに収録されていたが、本Blu-rayでは3つのメイキング解説映像―それぞれ、約28分、31分、28分―をまとめている)。自身のキャメラマンとしてのキャリアと技術論、大映社史、『大魔神』シリーズの裏話を森田氏が縦横に語っていて、映画ファンには興味がつきない。日米合作の『あしやからの飛行』(北米盤DVD-R"Flight from Ashiya")製作のために来日した『ベン・ハー』の特撮監督のアーノルド・ギレスピーが、大映の特撮技術の高さに驚き、自分は不要と帰国してしまったという逸話なども、大映特撮が世界的に見ても高い水準にあったことの証ということになるのだろう。

英語字幕翻訳も概して上手くまとまっているが、以下の数ヶ所が、ちょっと気になった。おそらく、角川映画側が提供した翻訳ではなく、現地での独自の翻訳だと思うが、森田氏の日本語が聴き取れなかったのか、明らかな誤訳や珍訳が見受けられる(固有名詞も変なところがある)。せっかく、森田氏の貴重な話を世界に発信するのであれば、角川映画の担当者が、もう少し、きちんとアドヴァイス、監修すべきだったのではないだろうか。

●"Return of Daimajinの特典映像 (22分27秒〜)

誤)「『十戒』がヒントだけれどもね」を"We wanted it to be more ghoulish"などと翻訳→ 正) "The Scene was inspired by "The Ten Commandments""

●"Return of Daimajin"の特典映像 (25分12秒〜)

誤) 「それはすでに『あしや(からの飛行)』でやった」を"This Technique was already used in the film "Shaka""と作品名を間違えて翻訳→ 正) "Flight from Ashiya"

●"Daimajin Strikes Again"の特典映像 (3分06秒〜)

誤) 「五反田(当時の東洋現像所で現在のIMAGICA)で、全部3層分解した」を"We oxidized the film in the Gotanda office"と現像工程を誤まって(「酸素分解」と聴き取ったのだろう)翻訳→ 正) "Three separate negatives were created at a film lab in Gotanda"

ケースには、紙のスリーブ・ケースを採用。日本盤とは違うアートワークを使っているのもなかなかいい。パッケージ裏の"Daimajin"の収録時間が、「73分」と記されているが、これは84分の間違い。日本盤と違い、2枚組になっている点など気になるが、特に圧縮の弊害なども感じられず、何よりリーズナブルな価格で、全体として、とても丁寧にパッケージ化されたセットだ。本Blu-rayは、北米盤ながら、日本と同じR-A仕様なので、日本のBlu-rayプレーヤーで問題なく視聴可能。

日本盤に手が出せなかった人はもちろんのことだが、すでに、日本盤を所有している人でも、英語吹替え、英語字幕が収録されているので、コレクションにはぴったりだと思う。当然、星5つ!!
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日本特撮映画の中でも カルト映画としての地位を誇る3部作だ。1966年の一年間に3作が製作され それで終わってしまったという点でも伝説的なシリーズだと思う。

 時代劇を舞台として 欧州の伝説の巨人ゴーレムを題材とし 柳田國男といった民俗学を取り入れるという極めて野心的な作品だ。シリーズ3部作がすべて粒よりであるということ自体奇跡的であるのは 例えば スターウォーズやインディージョーンズの例を見ればすぐ分かると思う。しかも 前記の通り 3作を一年で製作したという集中力だ。

 3作とも作風が違う。起用した監督と役者の違いと言ってしまえば簡単だが 3部作ともにそれぞれ見所が違うというのも そもそも大変な事である。

 但し 敢えて共通しているとしたら 大魔神=善としていない点だ。大魔神は善悪両面を備えている。これは 明らかに 柳田國男あたりからの収穫であると思うし その複雑さが この映画達に 深みと独特のコクを与えている。

 2008年に続編が製作されるともうわさされている。この作品の続編は 大変な事だと思う。CGで何とかできるような話ではない。もう一度 大魔神が表象しているもの、それを根っ子から捉えるという作業が 死活的に大事なのだと思う。
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VINEメンバー2007年11月11日
大魔神3部作は、ゴジラ・ガメラとならんで当時の特撮映画の大傑作です!!
大魔神シリーズの素晴らしいところは、ゴジラ・ガメラが現代劇であったのに対し、
当時の映画の一端を担っていた時代劇である点です。
今現在DVDで見直してみても、すぐにその独特の世界に入り込め、
自分が本当に戦国時代にいるような錯覚を覚えます。
見事に完成された時代劇がこの映像の中にはあるのです。
また、興味深いのは、BGMをゴジラの伊福部氏が担当していることです。
音楽だけを聴いていると、ゴジラが出てきそうです。
大映プラス伊福部としても画期的な作品なのです。
さて、ストーリーは3部作とおして、正しく勧善懲悪を貫いています。
悪代官に虐げられる村人の願いを聞いて、大魔神が悪代官をあの世へ送る!!
放映時間も90分以内にまとめられ、飽きることがありません。
現代にも通用する大傑作ですね。

このシリーズ第1作「大魔神」は、
オープニングの村人の祈祷場面から伊福部BGMとともに独特の雰囲気があり、
何が起こるのか、ぞくぞくしながらのめり込めます。
そして最後、悪代官の心臓に突き刺さる鉄クイの場面は、
当時幼いボクがそうであったように生涯トラウマとなること間違いありません。
ぜひ、3部作そろえて、大魔神ワールドをご体感あれ!!
DVD画質もすこぶるきれいです。
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ベスト500レビュアー2014年9月20日
大映が1966年に放った特撮時代劇の傑作である。『妖怪百物語』もそうだが大映京都はこの種の時代劇を作るのが上手い。正統派時代劇に民話の土俗的要素を溶け込ませ非現実的世界を特撮技術で表現し独自の世界観を創り上げる。その想像力を掻き立てる演出や技術は相当なもので驚嘆すべきものがある。特にシリーズ第1作目となった『大魔神』の印象は鮮烈で、これを子供の頃に観た男子は間違いなくラストの処刑シーンに凍り付いた。その衝撃の余りトラウマに陥った人は多く、私もその中の1人である。
ひとたび大魔神が現れるや、そのスクリーンから伝わる圧倒的威圧感! これはやはり劇場で観た時の印象が強烈で今見てもその時の想いを引き摺っているのが解る。昔の記憶が鮮やかに甦るのと同時に懐かしく思う。当時小学生だった私は座席で硬直したように見入っていた。その抗えない強さは絶対的で善悪問わず立ち塞がるもの全てを無慈悲に排除してゆく。後に残るのは瓦礫の山と死屍累々の犠牲者たち。その生々しさはこの映画独特のものであり、映画館が非日常的空間となってダークファンタジーの世界に様相が変わってゆく展開に引き込まれその興奮に酔う。そして終わるまで現実の世界には戻れない。
子供心にも恐ろしく響いたこの映画。何故あれほど怖かったのか。それは大魔神の撮り方にある。地響きを立てて確実に接近してくる迫り来る恐怖から逃れられないのは常に下からカメラが大魔神を捉えており、観る側も何時しか逃げる側の視点となって見てしまい、完全に逃げる雑兵らの心情と一体化してしまうのだ。これが追い詰められるような不安と焦りを生んで生きた心地がしなくなる。この感覚は映画館の闇の中で体感してこそ、その威力が倍増する。その意味でもこの映画をリアルタイムで観た子供には実に酷な映画となった。ラストのトラウマも当然だろう。
更に付け加えるなら人間の視界に入り込む大魔神の視線がある。大魔神は我々を視るのだ。その上から目線が威圧的に我々を睨み付ける。その視線の恐ろしさが本能的恐怖を呼び覚ます。動物や怪獣では出せない人間的側面があり主体的意思を持って向かって来るのだ。これは怖い!怯えてしまう。また暗雲垂れ込め風雨が天変地異のように作用して魔界のような闇の世界を醸成するのも不穏な空気を孕み、物語に心理的効果となって作用する演出がこの映画をより魅力的にしている。
こう考えると大魔神の造形は視覚的にも心理的にも相当考えて作られている。僅か1年でシリーズ3本を製作して終わってしまったのが何とも惜しまれる。単なる怪獣映画の併映作品として甘んじるような映画ではない。大人の鑑賞にも耐え得るその出来栄えは特撮時代劇の最高峰ではないか。大映は明らかに売り方を間違えている。

【雑感】
未知の脅威に対する不安と恐れを時代劇で巧みに表現し、権力の横暴と濫用がどのような顛末を齎すかを子供の許容範囲を超えるような戦慄という形で理解させたのが凄い。神をも蔑ろにする暴挙に対して制御不能となり破壊の限りを尽くす大魔神に人智を超えた存在がある事を知り、成す術無く敗走し逃げ惑う雑兵の姿に人間の卑小さが解り、ラストの処刑シーンで因果応報を理解する。
特撮を通して勧善懲悪を視覚的に説明したという意味において、この映画実は立派な教育映画ではありませんか。私利私欲の為に民百姓を扱き使ってはいけません。
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2010年7月25日
Amazonでリマスター版大魔神3部作のDVDを購入し、鑑賞しました。
まず、画質のすばらしさに驚きました。40年前の作品なのに、現在の映画のように感じました。
ただ残念なのは、旧版のDVDにはメイキングなどの特典が入っていたのですが、このリマスター版には予告編しか入っていませんでした。
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2008年5月2日
あの大きすぎないリアルな大きさが怖かったです。グングン迫ってくる大魔神。ガメラやゴジラのような味方だから大丈夫といった安心感はなかったです。それにしても橋本氏の眼力はすごかったです。
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2008年10月21日
神はかように怒るのだ。
善人も悪人も関係ない。
怒りはすなわちディザスターなのだ。
人間は鎮まってくれるのを祈るしかない。

----2012.5.8 追記----
大魔神は大自然の猛威「竜巻」だなと思った。
にわかな気象変化、突如出現し、あっという間に行く手にあるものを破壊して去る。
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2016年7月20日
日本国内で普通に販売しているブルーレイ再生機器なら、全然問題なく視聴できます。
国内仕様のブルーレイを購入する理由は全くありません(国内製を購入する輩は、むしろバカとしか思えない)

日本の国内DVD販売業者って、「世界の非常識」ですよね。
とにかく、消費者をなめきっている。
「消費者ってバカばかり。金を儲けの材料だからバカで結構でけど」といういい感じ・
海外と日本を比べると、価額差が普通に3倍はありますよね、日本のDVDは高すぎ!

最後に内容。
素晴らしい。奇跡の3部作。そうそう、まさに「奇跡」。だからこそ、今でも日本映画史上、燦然と君臨しているわけです。
でも、なぜ4作目を作成しなかったのか?
私が経営者なら、更に3作、いや6作は作らせましたね、強欲に。
当時の大映の財政状態では、無理だったのかな?
もったいないことです。
でも、だからこそ、この3部作が伝説になったのでしょうね。
結構なことです。
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