上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0まあまあ
2011年8月11日に日本でレビュー済み
3D映像作品としては良い線行ってると思います。たまに「3Dが面白いのでついついやっちゃった」感じの無理やりな演出がありますけど、全体的には自然な感じの立体感です。
3D演出面で特に興味を引いたのはおっ・・・「文字」ですかね。例えば「牙狼」の左払いと右払いがマンモスの牙の如く手前に飛び出していたりします。個人的には、この作品の中では文字もキャラクターの一つだと思っていますので、こういった部分に手間をかけてくれたのは有難いです。
「特撮」という点で言えばフルCGの鎧がバッチリ決まってます。暗いシーンが多い作品ですから出来た(多少浮いて見えることもありますが)事かもしれませんけれど、着ぐるみではどうしても避けられなかった「もっさりした動き」が劇的に改善されています。TV版が好きだけど映画は見ていないという方には是非とも見比べていただきたいですね。
褒めるところはそれなりに有るのですが・・・星四つ以上を付けるのは憚られる作品でもあります。
演技がダメダメなんですよね。特に台詞回しは聞いていてイライラする程の出来です。いかにもアフレコのスタジオで台本を読み上げているといった感じなので、ここは大幅な改善が必要でしょう。そんな中、怪しげな悪役を見事に演じる中尾彬さんが格の違いを見せ付けています。
「3D」「特撮」という観点であれば面白かったといえますが、「俳優が演じる映画」という見方をするとかなり厳しい作品であることも確かです。「深夜の特撮ドラマにしては良い出来」のレベルから一歩抜け出してくれることを望みます。