上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0良い意味で「綾瀬はるかの映画」ではない
2018年9月23日に日本でレビュー済み
綾瀬はるかメインのお茶目なコメディかと思っていたが、いい意味で当てが外れた。
航空機の安全運航に全力で向かう人たちを描いた、見事な群像劇である。
まず配役が素晴らしい。
トラブルを沈着にさばいていくベテランたち、パイロットの時任三郎、CAの寺島しのぶ、オペレーションディレクターの岸部一徳。
多少おたつきながらも、職務に真っすぐに向き合う若手&中堅、CAの綾瀬はるか、グランドホステスの田畑智子、ディスパッチャーの肘井美佳、パイロットの田辺誠一。
このほかにない、という布陣である。
航空オタクやアマチュアカメラマンまで巻き込む構成のうまさ。
主に機内2か所、地上4か所を巧みに行き来する編集のテンポのよさ。
エンドロールの最後に綾瀬はるかの後ろを歩く新人CAは、トラブルのあった機内で「わたしCAになります!」と言っていた女子高生だろう。ぎりぎりで気づかせるあたりが、うまい。
決して前に出てこないが、ツボをおさえたミッキー吉野の音楽も、まさにプロの仕事である。