上位の肯定的レビュー
5つ星のうち4.0いつもながらのセンスの良さ。
2008年11月1日に日本でレビュー済み
クラブジャズシーンから彗星の如く登場したakiko、彼女のアルバムは、どれも1曲目に極めて魅力的な楽曲がセレクトされている。今アルバムでも、スタイリッシュでパンチ良くリズミカルに吐き出される「カム・トゥゲザー」から聴く者のハートをグッと引き寄せ、以降、クールな中に微熱を感じさせるタイトル曲「ホワッツ・ジャズ?」、アンニュイなフランス語でムーディに決める「バラ色の人生」、舌先で優しく弄ばれ、とろけてしまいそうな感覚に陥る「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」等々、いつも通りのakiko印が濃縮され、期待を裏切らせない素敵な1枚となっている。
更に、30年代と60年代が融合されたようなコンセプトによるジャケットデザイン、全編英語で記されたライナー・ノート(しかも、各楽曲の歌詞のみが日本語訳という本末転倒的な面白さ!)もイカしてる。
ただし、ボーナス・トラックでのMTVとそのメイキングは蛇足。遊び心は分かるが、ジャケのこだわりに比べチープだし、いささか退屈。彼女のコケティシュな魅力は、やはりフォトジェニックでこそ引き立つものだと思う。