上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0梶浦由記の強烈な異物感、弾き語りバージョンの是非など
2019年8月25日に日本でレビュー済み
アニメで使われた曲をたくさん収録した前作のアルバムと比べるとパンチ不足で地味。
良くも悪くもアニメソングとは離れたテイストの曲が並んでいて、
森ガール的な雰囲気の女性シンガーのアルバムを聴いてるような感じというか。
声質は好きだけどアニソンは苦手という人がいるのだとしたら、そういった方には本作はいいかもしれない。
ベストアルバム的だった前作とは異なり、全体的に落ち着いた雰囲気があって聴き疲れしないアルバムになっていると思います。
ただし、ある一曲を除いては、という前置きが付きますが。
その曲というのが「synchronicity」という曲で、プロデュースしたのはあの梶浦由記。
一聴してすぐにそれだとわかる梶浦節全開のアニソンで異物感がとにかく強烈です。
大仰なコーラスが入ったイントロから始まって、不穏な空気やら張り裂けそうな思いやらが溢れていて、
これまでの穏やかな雰囲気を全力で吹っ飛ばしていてちょっと笑っちゃいます。
あと「スケッチブックを持ったまま」はなんで弾き語りバージョンなんでしょうかね。
大江千里提供の原曲は本当に素晴らしい名曲で、そのまま収録しても本作の雰囲気に馴染んだはず。
弾き語りになったことで切ない雰囲気がより強調されていてそれはそれでいいと思うけど、それでもやはり原曲の方が好きですね。