上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0全編に漂うプロの匂い
2004年1月18日に日本でレビュー済み
爆弾パニック物の原点であり最高傑作でもある名作、待望のDVD化です。1974年制作ということで、当時ブームとなっていた一連のパニック映画作品の一つと捉えることもできますが、ハリウッドとは一線を画す、イギリス映画ならではの渋みやリアリティーが、堪らない魅力となっています。物語は豪華客船に仕掛けられた、超高性能時限爆弾の解体処理に挑む、海軍特殊部隊の活動を中心に展開。そのリーダーであるファロン少佐(故リチャード・ハリス)のクールでプロフェッショナルな姿には、誰もが魅了されると思います。派手なアクションシーンがなくても、ネジ一つ緩めるだけで心臓が飛び出しそうになるという体験は、この作品ならではの醍醐味です。ラストの「赤か、青か」というシチュエーションは、その後一体どれ程の作品に影響を与えたでしょう。しかし、現在に至ってもこれを凌ぐ作品は登場していません。やはり本物は偉大なり・・・ですね。