上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0ターゲットが絞りきれていない中途半端なクラブポップ
2005年10月15日に日本でレビュー済み
「NEXUS-2060」は『初のリゾート宇宙ステーションが完成した2060年』をテーマにした5THコンセプトアルバム。宇宙時代のフライト・ドライブミュージックを体感させる内容で、手法的にはm-floの「EXPO EXPO」とほとんど同じだが、m-floほどの徹底さは感じられない。
実際の歌曲が入るのはM3以降であり、その後もSEやステーション内のアナウンスメントといった寸劇が頻繁に入るので、こういったお遊びが苦手な人や歌ものだけを期待しているリスナーにはお奨めできない。
そういう意味ではサントラに近いアルバムといえるだろう。
楽曲については、可愛いサウンドとクラブポップが半々位。ヴォーカルにフィーチャーされているコシジマトシコのロリータヴォイスがクラブポップ過多なサウンドに溶け込んでいる。ヴォーカルエフェクト多目だが、こういったネオ渋谷系特有のカラフルポップでは然程気にならない。
試聴ではかなり印象が良かったが、実際に聞いてみるとSEが余りに多くノリ切れなかった。
手法的には上記に述べたように目新しいものではないし、SEのぶっ飛び方や寸劇の面白さはQYPTHONEやCymbalsに及んでいない。
スペーシーな世界を標榜しつつも、実質的にはアナログなクラブミュージックに傾倒しているので、ターゲットが絞リ切れてない印象。どちらかにウェイトを傾けるべきだったと思う。