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カスタマーレビュー

5つ星のうち5.0
1
2007-2008 マンガ論争勃発
形式: 単行本|変更
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2008年1月20日
マンガ文化の「表現の自由」を巡る議論について学ぶ上では、この本は良著です。「いろいろな人の話を聞いてきた」と銘打っているだけあって、表現規制を訴える人たちにも、規制反対を訴える人たちにも話を聞いています。お互いの誤解を解き、対話の第一歩となる企画という事ができます。なお、政局の混乱から政治家諸氏へのインタビューができなかったとの事なので、その点は第二段に期待する事になります。特に、規制推進の中心人物であった麻生太郎氏の真意については聞いてみたい。

ただ、規制論を煽るノイズとなって対話や冷静な議論を妨げてきた「おたくバッシング」の問題についての掘り下げが浅かった事は残念です。確かに同じ新聞や雑誌でも記者によって論調は異なります。しかし、特にテレビ報道が事件報道の際に「おたくバッシング」で視聴率稼ぎをしているのではないかという、営利についての疑問は晴れませんでした。好意的報道とは言っても、それが事務所の圧力で叩けない芸能人タイアップのアニメであったりするわけですから、「おたくバッシング」との対比としては不適切でしょう。

さて冒頭では、外国でのマンガ文化の認識と、同人出身の漫画家は多いのかといった様な問題について書かれています。そして、著作権問題、エロマンガ規制の問題、有害図書騒動から松文館裁判へと至る規制論争と規制反対団体の歴史、ゾーニングなどの自主規制の現状、「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会」やフェミニズムの立場の真実、おたくバッシング問題、コミケの理念と続きます。勿論、個々のページでは、他の章の内容も含まれていますし、基本的に識者へのインタビューという形で構成されていますので、関心のあるページから読み進む事ができます。

また、執筆の契機になった「同人誌と表現を考えるシンポジウム」では時間の都合で割愛された、「二次創作と著作権」の問題については、踏み込んで書かれています。この部分だけでも、同人誌を作っている諸氏には一読の価値があるでしょう。これはつまらない事でバッシングを受けない為にも必要です。
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