上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0「自分を司るもの」
2004年10月21日
「自己を司るものはなにか」これは、じつは私にとって定期的に浮かんでは消える話題である。私が最近、この疑問に直面したのは3年前だった。人生の節目となるようなネガティブな出来事があった年の暮れだった。まったく自分をコントロールできず、無理やり自分を制御しようともがいていた…。苦しいときだったけど、そこにはコントロールできない自分を客観的に見ている自分がいて、その自分は「根源的な自分」「原理的な自分」を垣間見ていたのかもしれない…。
今日、この「パワーとフォース」を読んで、こんなことを思い出して「ハッ」とした。自分の今のパラメータは知らないが、そのころは明らかに100を割っていたにちがいない。なにかに引かれるようにして、やっと今の自分まできた、そんな読後感がある本である。
「フォース」には限界があり、「パワー」だけが行きつくことができる場所がある…。
自分の体験ばかりで、他人に読んでいただく書評にはならないが、この本はどこをよんでも、うなずくことができ、久々に心に染みる一冊であった。