上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0まるで自分自身が対談していたかのよう
2018年11月29日に日本でレビュー済み
私も執行草舟氏の著作はこれまで出版されてきたもの全て順番に読んできていますが、同じ時期に執行氏の本を読み、感化を受け、哲学を吸収し、独自に読書の幅と深みを拡げてこられた佐堀さんが、執行氏に体当たりでぶつかった15時間の対談。まるで優秀な同級生が先生と話しているのを見ている気分でした。
読み終わった今、まるで夏の夜の夢が終わったかのよう……。
私なりに感じた、この本を読む効用が2つありますので紹介します。
1つ目は、まず佐堀さんの本の読み込みの深さに圧倒されることで、同じ執行氏の本の読者として発憤できること。
彼がいくら優秀な医学生とはいえ、執行氏の本は世に出てからまだ10年も経っていないのです。それでも人はここまで変革するのだという実例を彼は示してくれています。我々にもそうなれないはずがない。
勿論、運命は固有ですから彼のようになれなくてもよいのですが、「何くそ」「自分も」と思えることがこの本の効用だと思います。
恐らく、今まで執行氏の著作を中途半端にしか読めていなかった部分があればこの本によって一気にレベルが引き上げられると思います。執行氏の各著作を、より深く読み込めるようになるはずです。
もう1つの効用は、むしろこちらが大きいと思いますが、執行氏と直接顔を合わせなくても、この本を読むことで自分自身が執行氏と直接「対話」しているのと同じ時間をほぼ完全に過ごせるようになったということです。
真剣にこの本を臨めば、自分が執行氏の執務室にワープして、直接対話することができます。
(私は、この本を読み始めた時コーヒーを飲んでいたのですが、口の中がほうじ茶の香りでいっぱいになりました…ああ、自分はこの部屋に本当に行っているんだな、と感じた瞬間でした。)
執行氏に会ったことがないが本のファンだという人も、本人と直接会わなくても、会った「感じ」は確実に掴めると思います。これによってますます他の本の読書も深化され、吸収も良くなると思います。
良い本を読むとエネルギーが湧いてきますね。もっともっと読書がしたくなりました。