上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0対談という形式があまり好きでなく(できれば読みたくないので)3点
2016年12月16日に日本でレビュー済み
もしあなたが、このレビューに1行でも関心を持ったら、あなたはこの本を読まなければならない。
アマゾンで結構な数のカスタマー・レビューだったのでちらと読んでみる気になった。
『カエルの楽園』の発行部数が25万部を超えたそうだ。
その百田の『カエルの楽園』を読んで涙をながした石平氏からアプローしてで対談が実現し、この本になったという。
日本人である自分には『カエルの楽園』はどこか絵空事だったが、
中国人で、中国で育った石平氏には現実の恐怖だったという。
この対談を読んで3つの感情がわき上がった。
一つには、中国という国家に対する言いしれぬ恐怖。
二つには、中国人の残虐性に対する反吐が出そうなほどの嫌悪
三つには、激しい憤り。大阪とか内地から出かけていって沖縄で基地反対を叫んでいる人たち、朝日新聞の罪、
中国による日本でのスパイ活動などなどに対する怒り。
上海で中国共産党の大1回党大会が開かれた時に集まったのは公式には12人であった。
その後、毛沢東は何万人もの同志を殺害して共産党を掌握する。
それはかつての中国皇帝達の行為の繰り返しだった。
そして、権力掌握の過程で、蒋介石を台湾に追い落として後、
まず「一村一焼一殺」運動の名のものとに、村々の地主達はお金を持っているという理由で殺害され、
家を焼かれ婦女は強姦された。金品は奪い、その他は農民に分けられた。
地主の金は俺のもの、地主の女や土地は皆のものというわけだ。
次に数次にわたる「反革命分子鎮圧運動」によってノルマが課せられ、多くの知識人が殺害される。
さらに、モンゴル、チベット、ウイグルに対し侵略を行い、今は自治区となっているが、その実態は恐ろしい。
チベットでは120万人が残酷な方法で虐殺された。このことは周知の事実なのだが、
特に集中的に狙われたのは婦女と僧侶だったそうで、その虐殺の実態はなかなか明らかにされず興味深かった。
ウィグルでは46回に及ぶ核実験が行われ被爆の実態は広島や長崎の比ではない。
殺し尽くす、焼き尽くす、奪い尽くす『三光作戦』が中国の歴史であり伝統なのだが、
日本にそのような発想はない。敵にも情けをおくり、塩を送るのが日本の伝統だ。
中国人の残虐性は呂夫人、則天武后、西太后に見られる
雌豚(目をくりぬき鼻をそぎ手足を切り落とし便所に放る)で尽きると思っていたが、
日本人が知っておかねばならないのは通州事件における邦人への残虐行為だろう。語るのもおぞましい。
残虐と言えば中国におけるカニバリズムということもあるが、
中国人にとっては人の心臓と肝臓とが一番のごちそうで美味であるらしい。
中国で「婦女子や捕虜を殺せますか」というアンケートを採ると、絶対殺すが46.7%、日本人なら殺すが28.4%、
絶対に殺さないという回答は10.1%でしかないというから、現代でもその残酷さは変わっていない。
三国志には、劉備が荊州から逃げる時に10数万の住民がしたがったとあって、
劉備の徳を慕ってと書いてあるが理解できなかった。何のことはない。住民は虐殺されるのが怖かっただけだ。
日本では『国破れて山河あり』、民衆は命を永らえたので、日本人には理解できない感情だ。
この夏に中国の北京で沖縄の独立をめぐる国際会議が中国側の主催で開催され、沖縄から多くの知識人が参加した。
なんとも不思議だ。おそろしいほどの内政干渉ではないか?
もし、沖縄から米軍から撤退すると、沖縄が中国に侵略され
多くの沖縄住民、新聞、大学などの知識人が何10万人の単位で虐殺されることになるだろう。
憲法を改正せず、日本から米軍が撤退するという未来は何百万人もの日本人が残酷に次々と虐殺されるのを傍観する
ということに他ならなくてこれからの子ども達に対する罪ではないだろうか。
福田赳夫は『人命は地球よりも思い』と言ってダッカのハイジャック犯に超法規的措置を執ったのだが
中国人にとっては、『人命は羽毛よりも軽い』
中学の頃の自分にとって太平洋戦争とは戦記物でしかなかった。
長じては軍部が指導してアジアを侵略したという教科書の記述をそのままにずうっと信じていた。
そんな自分の自虐史観を覆してくれたのは、石平氏とイギリス人のストークス氏の著作だったのだ。
クラウゼビッツを知って、『外交の延長としての戦争』と言うことに気付き、
ルーズベルトとアメリカの目指した絶対戦争、完全に破壊するまで戦う戦争を知った。
太平洋戦争とドイツに対する戦争がまさにそうで、原爆投下もその延長にあったことも。
マクニールの『戦争の世界史』には侵略戦争の歴史が描かれ、
しかし、侵略戦争というものの実態が良く認知できなかったのだが
この本は改めて、中国という国の侵略の真実を描き出してくれて
戦争の別の一面、侵略と言うことについて考えさせてくれた。
中国は恐ろしい国だ。
もし話せばわかり合えるなんて幻想を持っているなら、この本を読んでみるべきだ。