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カスタマーレビュー

5つ星のうち4.7
3
世界史劇場 駆け抜けるナポレオン
形式: 単行本|変更
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2015年11月7日
話の流れはシリーズの「フランス革命」のロベスピエール処刑直後からの解説です。

独裁者・ロベスピエールが処刑されたことで恐怖政治は終を告げたものの、残ったのは事態を収集させるどころか悪化させるばかりの面々。
革命派が弱体化したところで「王党派」が力を盛り返してくる。王党派に盛り返されたら革命の意義さえもなくなってしまう。
軍隊を率いる力を持つ者が必要とされており、そこでかつて軍歴があり優秀でありながらも、ロベスピエール派と見なされて冷や飯暮らしだった
軍事の天才・ナポレオンが必要とされたことが彼が歴史の表舞台へと出る背景になります。

反乱軍を鎮圧し、返す刀でオーストリア軍を撃破。
彼の戦略と戦法は敵の大軍をバラけさせての各個撃破と、大砲を重視でした。また要所要所での演説で配下の兵士を鼓舞し、自ら陣頭に立つ勇敢な姿勢を見せることでカリスマ性を示した。
エジプト遠征ではイギリス軍と海上では不利な戦いを強いられたものの、陸戦では正に敵なしの常勝。
戦争に勝つたびにフランスに富をもたらし庶民の人気は急速に高まっていきました。

このまま将軍で終わっていれば後の没落もなかったかもしれませんが、コルシカ生まれの彼は青年時まで貧困に苦しみ「富と権力」に対する執着心は例に漏れず強かった!
その頃の欧州はイギリスもロシアもオーストリアもプロシアも全部「反フランス」で一致。どこの国も革命が自分の国まで広がるのを恐れていたのです。
各国は何度となくお互いに同盟を組んでフランスに牙を向いてきます。最早、国内で争いをしている場合ではなく、国内の反乱を抑える強力な政権の誕生が待ち望まれた結果、コルシカ生まれの平民のナポレオンがフランス初代皇帝の座に就くことになりました。

しかし、この皇帝就任こそがナポレオンのピーク。ここからは坂道を転がり落ちるかのように転落していきます。
そもそも彼は「開放者」として戦ってきたと多くの人間が思っていたのに、本人は権力欲丸出しで独裁者になってしまう。
つまりここを境としてその後の戦いは全て「ナポレオン帝国を守るための戦い」になってしまう。
そのための戦いで数十万人の人間が命を落とすことになってしまう。

何度ナポレオンに破られても、各国はその度ごとに同盟を組み直してくる。ナポレオンは戦争に勝ち続けることでしか王朝を維持出来なかった。
外交では大陸封鎖令を出して英国を干上がらせようとするも密貿易の前に失敗。
後継者欲しさに糟糠の妻であるジョセフィーヌを離縁して、オーストリアの公女と再婚するが、王子は生まれたものの21歳の若さでナポレオンの死後に後を追うように病死してしまい直系の血筋は呆気なく絶えてしまう。

権力者となったナポレオンは贅沢に耽り、自分に都合のいいことしか言わない奸臣ばかりを側に置く。
身体は中年太りし、かつての軍才にも陰りが見え始める。侵略者となったナポレオンはポルトガル・スペインも制圧するが住民が反乱を起こす。
あくまでナポレオンに逆らい続けるロシアを撃つために遠征軍を派遣するが、敵地に行くまでに猛暑で三十万人の兵士が倒れ、その上ロシアは焦土作戦で物資を全て焼き払って退却した。ナポレオンは兵站を現地調達していたので飢えに苦しむことになる。
首都・モスクワに入城したものの得られるものはないまま無為に時間を費やした挙句、本格的な冬の到来を迎え、遂に退却を決断するが遅すぎた。
敵の追撃を受け全滅の危機に陥る。命からがらフランス本国へ帰還した兵士は1万人ほど。大敗北であった。

斜陽のナポレオンにまたも各国が連携して牙をむく。初戦こそ勝ったナポレオンだが、兵士が疲弊して弱卒ばかりになっており遂に大敗を喫する。
最早、立て直しは不可能。皇帝の座を追われることになるのだった。

孫子では「勝ちすぎることは最上ではない。戦わずして勝つことこそが最上である」としている。
ナポレオンには孫子的な「戦いを避ける」という発想がなく、勝つことでしか自らの存在価値を証明できなかった。
実は日本にもナポレオンとよく似た「豊臣秀吉」という人物がいる。下賤の身から一代で最高権力者に上り詰めた共通点を持つが、
「自身の権力維持」のために戦いを繰り広げ、結局のところは自滅してしまった。
後継者に恵まれず、若い娘に手を出して後継者を授かり、その子に全てを継承させようと躍起になった点も同じ。
結局のところ、どちらも王朝を滅ぼしてしまった。
秀吉は自分の死の前に王朝の崩壊を目にせずに済んだが、ナポレオンは絶海の孤島に島流しにされ失意の日々のうちに病死した。
誠に「権力者が自ら権力を手放すことの難しさ」をこの本は教えてくれる。
即ち「独裁者は死ぬまで独裁者」なのであると。
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2015年12月31日
世界史劇場シリーズの最新作、興味深く読まさせて頂きました。以前のレビューにも書かせてもらいましたが、本文を読み進めながらパネルを振り返るやり方が本書の特徴ではありますが、やはり面倒くさいというかイラストも含めて好き嫌いが分かれるところではないでしょうか?もちろん、歴史の一部分を学ぶ内容としては初めての人にもたいへん分かりやすく、全てのシリーズを含めてオススメです。しかし、このシリーズのテーマは一体どのようにして決められているのでしょうか?作者の好み?出版社の好み?余りにバラバラなので次のテーマが何か全く予想がつきません。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年11月7日
ナポレオンの生涯を簡潔に記述したもの。 ナポレオンがやった戦争の記述が
本の半分を占めていると思いますが、その説明が簡単すぎて過ぎて実際に
どういう戦闘が行われたのか想像するのが難しい。 
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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