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カスタマーレビュー

5つ星のうち3.6
7
世界史劇場 第一次世界大戦の衝撃
形式: 単行本(ソフトカバー)|変更
価格:¥1,728+ ¥400 発送


2015年11月5日
20世紀になり植民地政策を欧州各国が推し進める中、大国同士の利害の対立は地球規模での世界大戦の危機を孕んでいました。
その一触即発の危機を回避しようと必死になっていたのがドイツの宰相「ビスマルク」。

彼の政策はつかの間の平和を欧州にもたらしますが、人為的に作られた平和は徐々に均衡を失い、蓄積された年月の分だけ膨張し、
ある日暴発します。
それはオーストリアの王室から始まりました。セルビアを視察中の大公夫妻が過激派の青年に銃で撃たれ暗殺された。

オーストリアは同盟国のドイツの承認の下、セルビアに最後通牒を突き付ける。
セルビアの後ろには国内問題で紛糾しているとはいえ大国ロシアがいた。しかもロシアはビスマルク失脚後にフランスと同盟を結んでいた。
ドイツは短期決戦で西側のフランスを叩き、その後に東進して国内問題ですぐに兵を出せないとふんでいたロシアを叩く作戦。

それが足掛け4年を超える戦いになり、数百万人規模の犠牲者を出す人類史上例を見ない規模の戦いになるとは想像していなかった。
運が悪いことに、ドイツ・オーストリア・ロシアの君主が揃って賢帝ではなかったことが混乱に拍車をかけた。
開戦当初は連勝したドイツだが、作戦参謀が無能で東部戦線に大軍を振り分けて、戦力の分散をしてしまい、
それが追い詰めていたフランスの息を吹替えさせる結果となり、海上では制海権をフランスに味方する英国に握られ負け続ける。

短期決戦という当初の目論見が崩れた時点でもうドイツの敗北である。だが戦争は始めるのは簡単だが終わらせるのは難しい。
ドイツが優勢に立たねば講和を申し込むことも出来ず、塹壕の掘り合いで前線は膠着状態。
雨と湿気が兵士を襲い、不衛生な環境で赤痢等の病気が蔓延。兵士はバタバタと倒れていった。
地獄の前線が何年も続き、膠着状態の打破のために「戦車」「毒ガス」「飛行機」等の新兵器が投入されるが、いずれも決定力を欠いていた。

泥沼の大戦の趨勢を決めたのは「アメリカの同盟国側への参加」である。
アメリカは英国やフランスから世界の支配権を奪わんとしており、本音は参戦をしたかったのだが、伝統的な「中立主義」を捨ててまでの参戦には世論の
後押しがあったとして困難だった。

そんな中、帝政だったロシアがニコライ二世が退位迫られてロマノフ王朝が崩壊するに至り、遂にアメリカが参戦を決めた。
事ここに至り、もうドイツ=オーストリアの敗北は決定的であったが、この期に及んで尚、無条件降伏ではない名誉ある講和を望むドイツ皇帝。
崩壊寸前の国を能無し指揮官がさらに引っ掻き回す利敵行為を演じた後に、足掛け4年に渡る世界大戦はドイツの大敗で終わった。
長きに渡る戦いはドイツ国内にも不満が充満し、皇帝は廃位されそのまま共和制へと移行。ドイツ帝国は終焉した。

全般的に見て、各国の王の認識の甘さが戦いを長期化・泥沼化させたように思えるが、各国の膨張政策がエスカレートした結果、
衝突が起こることはいずれは避けられないことであり、20世紀初頭の時代がそれを推進したともいえ、個人が全責任を負うべき状況下ではなかった。
この本の解説では戦前はオーストリア中心だが、開戦後はドイツ中心に移り、オーストリアの描写がほぼなくなってしまう。
ドイツ皇帝の末路は判るが、オーストリア皇帝が戦端を開いたのにその後の描写なしは帰結してないのではないですか?
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2014年8月10日
大戦前夜から戦後のパリ講和会議までの歴史がここまで分かりやすく、
かつ本質を突いた本はちょっとほかに見当たりません。
この戦争によって、向こう100年“歴史の主役”となる国々にとって
この戦争がいかに大きなターニングポイントとなったのかが良く分かる1冊です。

ちょっと大げさですが、20世紀の歴史の本質を理解するために必携の本と
言っても過言ではない出来たと個人的には思います。

ただ、本の趣旨から仕方ないのかもしれませんが、オーストリアやオスマン帝国、
さらには東欧諸国について、もうちょっと触れてほしかったな、と個人的には思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年8月27日
30年前の山川の教科書に書いてあったことをちょっと詳しめに書き直しただけ。

大学受験,一般教養としてはこのレベルで足りるんでしょうけど,
せっかく今の時代に,この値段で書き下ろすなら,ちゃんと最新の研究等を反映してほしいですね。

第一次大戦の直接の原因は,ドイツ参謀本部硬直性・外交軽視を体現するシュリーフェン計画です。
シュリーフェン計画はもともと実行不能な計画で,小モルトケの修正は実用的・実際的なものでした。
タンネンベルクの勝利は,ロシア軍の連携不足と,ホフマンの冷静とフランソワの暴走によるものです。
ヴェルダンの戦いでは,消耗戦略でドイツ軍は戦術的勝利をおさめつつあり,フランス軍は予備兵力を消耗して背骨を砕かれる寸前でした。
ヴェルダンの勝利は,連合軍の連携の成果であるブルシロフ攻勢と,フランス軍の宣伝によるものです。
…などなど
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2014年7月8日
 第一次世界大戦を学ぶ入門書として最高のレベルにあると思います。
この大戦から欧州の没落、米国の覇権、ソ連の誕生と始まっていくのも
よく分かります。中国が大きく変わっていくのも日本が参戦したからでは
ないですか。この著者でないと書けない本になっていると思います。
 ただインフルエンザの事に一言も触れてないのが不思議です。余りに大きな
被害を及ぼした為、未だに実感出来てないのかもしれませんが、米国で最初に
発病した若者が徴兵されてなかったら、米国が参戦しなかったら、各国で
報道管制がひかれてなかったら、数千万人がこのウイルスで死ぬ事もなかった
事を考えるとコラムの欄でもいいのでこの感染症の流行と被害の大きさに言及
して欲しかったです。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年8月3日
全体としての流れはさすがに講師として著者が教えているだけあり、分かりやすくまとまっています。
その点だけをみれば☆5が妥当とも言える内容ですが。

ページ下部に書かれた脚注が、本文の補足というより著者の個人的思想を垂れ流す状態でとても目障りです。
純粋な学術書ではありませんから、ある程度の著者の主観が混じっても目くじらを普通は立てませんが
第一次大戦の戦勝国をとかく貶し、陰謀論を妙に繰り広げる脚注はかなり読む人を選ぶと思います。

脚注を全て削除して、新書サイズで再販したらヒットするんじゃないでしょうか。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年9月7日
 歴史の流れをマンガを読むように学べる点は非常によい。また面白くて読みやすく、小ネタも多いので勉強になります。しかし、筆者の歴史や軍事の解釈には問題がある。少なくともこの一冊で読者が第一次大戦を学ぶなら買うべき本ではない。歴史の流れだけ頭に入れるならこの本でも良い。読んだ後に、何冊か第一次大戦に関する本を読むべきであると思います。特にひどいのは、p.108のタンネンブルグの戦いの部分。西部戦線から援軍の到着を

あのぉ…。ロシア軍なんざ、もうとっくに撃退したあとですけど…。(中略) もはやコントです。

と書いてある。筆者がマルヌの戦いを重視していたのは分かります。しかし、筆者の援軍に対してコントという言葉はおかしい。筆者は、戦争の結果が分かっているので批評ができるが、当時の人間が戦争の結果を誰一人も知らないことは分からないのだろうか?問題はまだある。歴史の通説になっていないことをまるで100%間違いないと書いてある所が多い。
 例えば、真珠湾の暗号は解読されていた。ブルジロフ攻勢は後に浸透戦術と呼ばれものを使った。日本は現在も帝制。などがある。筆者は確定していないものをまるで歴史の真実のように語っているが、読者が素直に信じたら問題だと思うのだが。
 最後にp147に筆者が「歴史を分かっていないものが歴史を教えている」とあるが、歴史を分かっていても間違えて教えるなら意味がない。
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2014年8月11日
私がここで多く語るより、とにかく立ち読みでもなんでもかまわない。どんな形でもいいからまずは読んでほしい。よくグルメリポーターがおおげさにたくさんの言葉をごてごてつけまわしてその味を表現しようとするが、そうされればされるほど、私などは嘘くさく感じてしまう。本当においしいものに出会ったとき、人はそんなにこねくりまわした表現をしない。ただ一言、「うまい!」と舌鼓を打つ以外にできないはずである。その「うまい!」の一言からリポーターの感情が大いに伝わってきたら、ああ、この食べ物は本当においしいんだろうな、と思わされる。だから、私もこういう上質な作品には余計な言葉の装飾は避けたいと思う。とにかく「面白い!」の一言につきるのだ。私は著者の作品はすべて買い揃えているが、世界史をこんなにわかりやすく、かつ面白く描ける予備校講師は著者のほかに絶対にいない。
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