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カスタマーレビュー

5つ星のうち4.2
101
China 2049
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2015年11月14日
 現代世界で最も影響力のある国家は、米国であることに異論を呈する者はいない。その米国の中枢で上位のチャイナ・ウオッチャーとして、米国の対中政策に多大な影響力を有していたのが、著者のマイケル・ピルズベリーである。ニクソンの対中接近以来、地道に中共党の有力者、例えば鄧小平とも付き合い、多くの実務家と多年にわたり交誼を重ねて、その見識を高めて、かつ米中関係において米国からの対中協力を促進してきた。その張本人の一人が、長い間、自分たち、そして米国は中共党に騙されてきたと告白。その理由を実証的に記述したのが、原題『百年マラソン』である。
 当然、大騒ぎになった。その告白も作用したのか、10月の南シナ海での暗礁を占拠して埋め立て、人工島を作った中国海軍に対して、米イージス駆逐艦は、中国が主張する領海内に、航行の自由作戦を展開した。作戦といっても、駆逐艦が通っただけだが。
 この著作では、まともだった大統領は、レーガンだけのように思われる。パパ・ブッシュも騙されていた口である。
 ニクソンによる米中接近、その密使になったキッシンジャー博士、というのが定説化していたが、真相は中ソ対決で怯えきっていた毛沢東の指令により、周恩来らがニクソンらに働きかけての米中接近になったようだ。なんとも、歴史の通説は、後世もかなり経たないと実相が観えてこない。半世紀近くなってのピルズベリーの解説は、多分、本当のことであろう。毛・周さらに鄧小平は、米国を完全に手玉にとったのだ。
 世界帝国である米国がいいようにあしらわれるのだから、米国の属国以下の日本が北京と対等で交際できるはずもないか。一日半かけて読み終わった。読みごたえがあった。
著者は分析家である職責が長かったことにより、現象を類型化するのを余儀なくされる。それは、分析の報告を、政策決定に供さねばならないからだ。そこで、中共党の中枢を二つの集団に分ける。タカ派とハト派である。大部分は中間派であろうが、そもそも論からいけば、中共党の中枢を形成する者たちの常識は、党の存続を否定する動きを許すはずがない、と思う。だから、鄧小平は、胡耀邦や趙紫陽の動きを危うんだのだ。二人をそのまま存続させると、その延長線上に党の解体がありうると。すると、著者の政策提言は、受け手の中共党側から見れば、反党行為あるいは妨害行為になる。その力学のもつ不可避的な相克をどう乗り越えたらいいのか。著者には、その用意は無いようである。
 私は、著者のシナ文明、とりわけ政治文化についての理解が、常人を越えているのを知った。それは、二つある。その1は、「無為」と「勢」という二つの漢語を用いて中共党の動静を観たこと。二つは、その戦略の背景にある「欺き」(73頁)、それを不可避とする「恐怖心」(209頁)。訳文では恐怖心としているが、孫子の用いた表現を用いれば「懼れ」である。ここまで訳者に求めるのは酷だろうが。
 ただ、著者は日本については普通の米人ぐらいの知識しかないようなのは、ヒトラー、スターリン、東條英機と並べて、その侵略性を共通項としているところに見られる。また、1900年の義和団の乱に発する北清事変で、米兵は掠奪しなかったという記述は怪しい。掠奪乱暴された側の清国人は、日本兵の支配していた地域に逃げ込んだから。他の欧米各国兵の掠奪に比して、軍規厳正であることを知ったからだ。ま、こうした瑕疵は、読む側に知識があれば許せる範囲か。日本の今後が、中共党の目指す百年マラソンの障害になるという指摘は正しい。しかし、米側が従来の対日姿勢を存続させようとすると、日本の態勢は弱いままとなる。そこへの著者の掘り下げはない。
 一人でも多く、読んでもらいたい。時宜に叶った刊行だ。 
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2016年1月19日
日本以上にアメリカがアホだ。共産党の国なのに経済特区を外国に開放し、鄧小平にハメられ自由主義国のように振舞っていたことが今までわからなかったというのは笑止千万。
当時、中国に工場を作るには東南アジアの華僑の口添えがないと土地の賃借契約ができないとか、朝出社したら設備がなくなっていたとか日本では考えられないことが多かった。それでも安い人件費に惹かれて世界中から工場が集まったが現地会社との合弁が条件。技術もコピーされ放題。新幹線がその最たるもの。そう言って稼いだ金(本書ではアメリカの隠れた支援が書かれている)で軍備増強に励み、今では世界有数の軍事力を持つに至っている。最近はGDPの伸びが落ちているとはいえ油断はならない。
が、海外企業が抜けて金がなくなれば巨大な軍備をどうやって維持するのか。見ものだ。そういう意味では2015年以降の作者の予想を続編で読んでみたい。

追記
中国は共産(党)国家なので、何か事が起きれば中国に進出した企業はハードのみならずソフトの資産は全て没収される恐れがある。すでに進出した企業もこれから進出しようとする企業もリスクヘッジの項目を見直した方が良い。
また、日本では来日外国人の急増によるインバウンド消費で浮かれているが、来日中国人には人民軍兵士も多くいるはず。彼らが突如日本国内で蜂起しないとも限らない。そういったこともこの本を読みながら想像させられた。
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2015年12月22日
やはりというか納得です。勢について初めて知りました。また三国志を読んでいたので、非常にわかりやすかった。中国の言動、行動の哲学の根拠の輪郭が見えて来た感じです。
米中の戦いを見るとハードウエアのアメリカに対し、ソフトパワーの中国と受け取れる。情報戦略、宣伝、はすごい。
アメリカは対イスラムテロに忙殺されて、対中国戦略をおろそかには出来ない。同盟国と共にどうするのか?
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2016年1月31日
多くの方が書評を書いているので、内容自体に関しては、敢えて付け加えることはないかもしれません。
もっとも、この本に書いてあることが事実かというと少し私は懐疑的ですが。
それよりも、この時期にかくも重要な地位にいた人がこのような内容の本を出したということに重要性があると思いました。アメリカの今後の対中国政策が注目されます。
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2016年7月14日
国際社会の実態、理想論丈では解決出来ない現状が判ると思います。現在の日本の平和も決して未来永劫安泰では無く、都度の必要な対策が必要、、ということにも気づかせてくれます。中国駐在経験者にはすんなりと入る内容でした。
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2016年1月31日
元米国政府の中国専門家も騙された中国の100年戦略とは、春秋戦国時代の兵法にならったもの。
ようやく気が付いたアメリカの対中戦略は、厳しいものに変化している。
日本も中国の行動原理、即ち弱ければつく、強ければ相手を分断し自分は仲間を作って攻める、を理解して、騙されないようにしなくてはならない。
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2015年11月15日
天安門事件・ソ連邦崩壊をリアルタイムで見てきた世代からすると
アメリカのCIAアナリストの一人が当時世界をどのように見ていたのかを知ることができて大変面白かった

たしかに,中国は天安門事件以降に変わった
しかし,それは100年マラソンのラストスパートをかけるタイミングを10年ほど早めたということだけで
中国の野望は存在し遅かれ早かれ実行されたのだと思う

本書で指摘されていることのもっとも怖い部分は,
中国は民衆レベルでも民主化を望んでいないとみていること.
中国共産党主席という皇帝と,共産党員という科挙合格者のエリート集団による
専制政治を民衆自体が望んでいるのだという

中国をいささか過大に,そして野蛮にみているところが
同じ東アジアのモンゴル帝国に支配されていた西洋諸国のトラウマを
見るようで,ちょっと胃にもたれるが
西洋諸国の東アジアを見るときの考え方の一端が垣間見れた.

そして,中国の活動方針である覇と勢の考え方も興味高かった.
必読である.
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2016年2月13日
これは今現在起こってることの裏側に気づかせてくれるすごいとしか言いようのない本です
今年一番です
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2016年12月20日
現在の中国が、戦後中国共産党誕生の時から為されてきた事象の上に成り立っていて、かつ今為されていることが将来の布石として行われていることを知り、その長期的考え方に関心すると共に恐怖すら感じた。併せて、自分個人も含め日本の「場当たり的所作」を反省する契機となる一冊でした。
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ベスト100レビュアー2015年9月21日
原題は「THE HUNDRED-YEAR MARATHON」と、1949年の中華人民共和国の発足から100年掛けて世界の覇権を手に入れる為の長期戦略を指している。
筆者は米国において長年中国の研究に当たって来た要人であり、元々は親中派とされたが、現在は中国の長期戦略に警鐘を鳴らしている。その筆者にして、様々な要因で欺かれ、最近まで中国の長期戦略を正しく把握出来ていなかったとする率直な告白には驚かされる。

米国が戦後、中国と接近したのは、ソ連との冷戦があった為であり、中国から(米国も気付かない)積極的な働きかけがあったこと、中国はソ連を打ち負かす野望を持っていたのみならず、米国さえも凌駕する考えを当時から持っていたこと、は意外であるが、中国の野望は自国を最強の存在とする覇権主義であり、その為にはいくらでも時間をかけることを厭わない国である、というソ連要人の言葉は説得力がある。

中国は米国が英国から覇権を奪取した経緯を研究し、経済力を強化する必要性を認識し、経済発展にとって技術が極めて重要な要素であることから、技術移転に力を入れて来た。
中国は爪と野望を隠して弱者を装い、米国に近づき、米国は中国を民主化するという思惑で支援したことから、技術面で数十年分の貢献をしたとされるが、1989年の天安門事件前後では支援すべき相手を見誤る。
現在の関心は、経済力で中国は何時米国を上回るのか、という点に加えて、軍事的な力のバランスがどうなって行くのか、ということであるが、中国はサイバーや衛星の世界で米国の弱みを突いており、いざという時に米国の軍事力を無力化する方策を探っているように見えることは不気味である。

本書に描かれていることは、米国から見た中国の長期戦略とその脅威であるが、日本人としても知っておくべき歴史的経緯や現在の環境認識に溢れた一冊である。
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