上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0読めばきっとアウトプットできるようになると思います
2018年8月21日
『神・時間術』以降、樺沢先生の新刊は全て購入して拝読していましたが、今回初めて感想を書いてみようと思います。
私は、夫が転勤族のため、この5年で県をまたぐ引越しを3度しています。その度に周囲の人間関係はリセットされ、新しく関係を築く必要がありました。
小さい子どもがいるので、新しい関係は子育て支援センターでのママ友との交友関係となるのですが、頻繁に通っているにも関わらず、最後に引っ越してから約半年、名前を覚えるほど深く誰かと関わることができていません。
そのため、毎日コミュニケーションを取るのは夫と子どもばかりです。日々、子育てにも様々なことが起こるので、その日のことを夫に話すのですが、自分でもうまく伝えられていない、伝わっていないとモヤモヤとしたものを感じていました。
また、子育ての合間を縫って第二外国語を勉強しているのですが、ザルに水を貯めようとしているような感じで全く頭に残っていませんでした。
そんな中、今回『アウトプット大全』を読んで、とても重要なことに気づかされました。その気づきについて書こうと思います。
気づき1:自己紹介にも準備が必要だった
自己紹介の準備をするという考えがそもそもなく、初めて人にあっても行き当たりばったりでコミュニケーションしていました。そのため、誰に自分のことをどこまで話したか覚えていられず、二度目に会った時に上手く会話を始められませんでした。自己紹介を事前に準備して、その内容だけは必ず伝えていれば、二度目以降はそれを踏まえて会話をスムーズに進められるのではないかと思いました。
気づき2:夫との会話で話題にするのは、たいていネガティブな内容だった
『アウトプット大全』には、ポシティビティ比(ポジティブな言葉とネガティブな言葉の割合)が5対1を下回ると、夫婦は高い確率で離婚にいたると書かれておりました。なんということでしょう…。ネガティブな会話ばかりしていたと反省しました。
気づき3:子どもに対しても褒めることより怒ることの方が多く、ネガティブなコミュニケーションばかりとっていた
しかも、どう考えても「叱る」ではなく、感情に振り回されて「怒って」いました。
気づき4:外国語の勉強は完全なるインプット過多
インプットとアウトプットの黄金比は3:7とのことですが、単語帳を眺めたり、文法書を読むだけだったりと、インプットばかりしていました。NHKのラジオも聞くばかりでした。
本当はもっと多くの気づきがあるのですが、書ききれなくなりそうなので、このくらいにします。
以上を踏まえて、今の現状を打開するために、次のようなアウトプットをしようと思います。
その1:自己紹介文を準備する
まずは30秒程度で自分のことを伝えられるような文を作り、暗記しようと思います。
その2:目を見て挨拶する
改めて考えると、できていなかったように思います。
その3:その日、育児する中であった面白かったことを夫に話す
たとえ失敗ばかりだったとしても、笑い話に変えて話してみようと思います。
その4:子どもの失敗やいたずらにカッとなって怒ってしまわないよう、寝る前に深呼吸の練習をする
「叱る」を目指して、まずはカッとなっても怒鳴らないよう訓練しようと思います。
その5:外国語をマスターするために、1日1回その日覚えた例文をツイッターに投稿する、声に出して言う
アウトプットを意識して勉強します。ザルからちょっとヒビのあるボウルくらいにはなりたいと思います。
最後に:『アウトプット大全』の読書感想文を書く
読書感想文を書くなんて、中学生以来、約20年ぶりです。いつも、やろうやろうと思いながら、行動に移せない自分がいて、ビジネス書を読むたびに「できていない」自分に自己嫌悪していました。まだやっていないことの方が多いですが、最後にこの読書感想文を書けたことで、少しだけ自信になりました。
ここまで自分のことばかりつらつらと書きましたが、この本には他にも様々なアウトプットの方法が紹介されていますので、気になったら是非読んでみることをお勧めします。
そして、何か1つでもアウトプットできたなら、変わりたい自分を変えるきっかけになることと思います。