上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0海上勢力の強み・弱みが潜水艦を通してクリアに
2014年1月25日
本書は潜水艦一般の性能や運用思想に通じている非常にありがたい書です。
そもそも潜水艦って水に潜って魚雷を撃つ、程度はほとんどの人が知っていることですが、
最大の強みとその裏返しである弱みは何なのか、どのように運用すれば無敵の威力を発揮し、
反対に運用を誤ればどれほどの脆弱性を持つのか...。
本書が潜水艦一般論に深く通じているためそれらがクリアになり、
また併録されている大日本帝国海軍の潜水艦運用思想の決定的な破綻が示されることにより、
非常な説得力を持って読者へ訴えかけます。
現代戦闘において潜水艦の優位性は第二次大戦時よりはるかに増しており、
海上自衛隊も通常動力艦として最強レベルの潜水艦を保有する現状で、
軍事に関わる潜水艦のプレゼンスは非常に大きいと思われます。
現在の日本の安全保障は潜水艦の知識無しでは読み解けないと、本書を読了して感じた次第です。