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5つ星のうち4.0課題解決の普段使いツールに最適
投稿者伊藤慎也2013年5月8日
他にもいくつか図解関連の本を読んでますが、会社員がプレゼン等の特別な場ではなく、普段使いする時に、この本のノウハウを使うと良いと思いました。
感銘を受けた内容をピックアップすると下記の内容となります。
・部下が失敗した際に、言葉で伝えると感情が入ってしまうケースもあるため、図解して問題点を探っていくシーンに使える。
・文化の違いですぐに理解されなかったり、声が大きい方が会議へ参加する際に、図解してメリットデメリットを整理すると全体の合意が取りやすい。
・取引先と足並みをそろえる際に、言葉ではすぐに伝わらなかったことでも図示するとスムーズに共通認識ができあがる。
・人の問題を図解して紐解きながら整理し、最後にその人が気づいていなかった解決法まで導き出せる。
その他に、絶対にクリアできなければまずい著者の方ご自身が直面したビジネス上の課題を、図解しながら試行錯誤し具体的なアクションまで落とし込んで、最後には見事解決されていたシーンが圧巻でした。
状況的に大ピンチのように思えましたので、その仕事の責任者であったなら、普通はもっと大混乱をしてしまうはずです。実務上の大ピンチであっても、ご自身が最も信頼する図解改善のスキルで見事に解決まで導いていったシーンが最大の見せ場であったように思えました。
その域に達するまでは訓練が必要だと思いますが、仕事上の課題を解決する際の普段使いツールとして、この本のノウハウは充分活用できると感じました。