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カスタマーレビュー

5つ星のうち4.5
6
ケアのカリスマたち――看取りを支えるプロフェッショナル
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2017年4月14日
すばらしい本だと思います。
講演もいつも素晴らしいですが、本も一気によみました。
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2015年10月29日
ケアのカリスマたち
上野千鶴子著
亜紀書房
1600円+税
2015年

 著者が広島に講演に来たときに買いました。
 ネーミングが実にうまいですね。
 11人のカリスマと著者との対談形式で、非常に読みやすく
私は老健の嘱託医をしてますが、大変参考になりました。
11人のカリスマはそれぞれ、創意工夫で健闘されています。
 介護の分野、まだまだ問題は山積みですが・・・
 介護が量も質もまだまだ足りません。
 一番の問題は、もちろん、福祉予算の少なさだと思いますが・・・
 以下に要約的に少し紹介します。

第1章 山崎章郎(ふみお)医師は「病院で死ぬこと」と「家で死ぬこと」の本で有名。
2005年より在宅診療専門診療所「ケアタウン小平クリニック」を開設。
診療所から約4kmの範囲の「在宅ホスピスケア」に関わる。

第2章 松村真司医師は生まれ故郷世田谷区上野毛で、プライマリーケアー医として、「松村医院」を2001年に継承した。地域のため在宅医療にも力を入れる。

第3章 英(はなぶさ)裕雄医師は2001年に在宅診療を専門にする「新宿ヒロクリニック」を開設。現在新宿以外に都内に3ヶ所の「ヒロクリニック」を運営。在宅看取り率はがん患者で7~80%、非がん患者で6~70%ぐらい、という。

第4章 秋山正子看護師は「ケアーズ」を新宿に2001年に設立し、看護と介護で在宅見取りを積極的に行っている。都下東久留米市でも訪問看護事業を行っている。

第5章 小山剛氏は長岡市の高齢者総合ケアーセンター「こぶし園」総合施設長。長岡市では市内の17ヶ所に通所介護や訪問介護などの機能を備えたサポートセンターを運営して、すでに施設入所しているひとびとも徐々に在宅支援に移行させて、従来型の特養はゼロになった。
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2015年7月8日
今、急速に増えている「おひとりさま」。私もその一人だが、ここに紹介されている看取りを支えている方たちの存在はとても勇気を与えてくれる。
上野千鶴子さんのインタビューは看取りのノウハウからコストまで遠慮なく突っ込まれているので参考になる。全国にこういう方たちがいらっしゃるといいのだが。
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2015年4月15日
だれかを介護し、看取った経験のある人は
本書を読むと、頭痛がしてくるのではないか。

マリー・アントワネットが、食糧難を訴える民衆に
「パンがないならお菓子を食べたら」と言ったという、俗説を思い出した。

この本に登場するかたたちは、ほかの看取りを支えるプロと同じく
それぞれの持ち場で奮闘されていて、すばらしい。
でも『カリスマ』はないよ。ケアに異才やオーラや天才芸はいらない。
当人たちもギョッとされているのでは。

本書の、上野さんの言葉

「日本では、家族の権利が強いです。わたしは、
この取材を続けていて、自分に子どもがいなくてよかったと
胸をなで下ろすことがよくありました。
…少なくとも意思決定を代行する者は、誰もおりませんから」

「わたしが『これはご立派だな』と思ったのは、松村先生が
介護職の価値を高く評価しておられることでした」

「在宅(医療)をやれる家庭医が、魅力のある
そして経済的にも悪くない仕事になればいいわけです。
…ゆとりがあって楽しそうな在宅医のロールモデルが、ぜひとも必要です」

「医療資源が少ない地方では、ひとりの医者が軽度から高度まで、
自分のキャパシティを超えて何もかも全部引き受けなくてはいけませんが、
新宿のような大都会だと、それはほかに任せられるじゃないですか」

「要介護でも、外出介助をしてもらって、外の居酒屋に
飲みに行く方がずっと楽しいに決まってます」

「ヘルパーにも人気がある人とない人がいるのはあたりまえ、
キャバクラのおネエさんと同じで指名料をとって指名制にしたら」

「『自分が目を離した隙に亡くなったらどうしよう』という不安をわたしは
『死に目に会いたいコンプレックス』と呼んでいます(笑)。これによって
『死にゆく人に二四時間、ぴったりとはりついていなくてはいけない』という
通念が強化されてしまう。ご家族にとっても、大変です」

「こうやって足で取材してきて、やっと得た一番大きな自分自身に対する
成果は『ほう、これなら在宅でOKじゃん』と思える安心感です」

絶句。
上野さんには「絶句…なぜ?」と言われそうだけど。

私が知る、老人養護施設に働く女性ヘルパーさんは
よく夜通し、ひとりきりで
20人以上の寝たきり老人を受け持たされるという。
だれかが急に休んだりやめたりすると、人員の補充が追いつかないらしい。
もちろんおむつの交換なんて、とても手がまわらないまま朝がくる。

これは上野さんの言う「劣悪な施設」ではなく、
順番待ちの人が行列してる、ふつうの施設の実情。
現場は窮迫し、ギリギリのところで回っている。

まず、そういうふつうの現場に
身分を隠して潜入されてみては。

いや上野さんは「学問は世のため人のためでなく
私利私欲のためにやっている」と
公言されてるから、選び抜かれてないと興味ないか。

うちの父は昭和ヒトケタで、がまん強くて、
愚痴を聞いたことがなかった。でも、
がんの末期、寝たきりになってからは
とてもさびしがりやになり、
素直に気持ちを表わすようになって、
「家族に、片時もそばを離れてほしくない」という
願いを隠さなかった。
母と娘二人で8時間ずつ、ぴったりはりついた。
父と初めて、いろいろな話をした。下の世話もした。
死の間際には薄いかけぶとんさえ重くなり、
いろいろな幻覚を見ることを知った。
あの日々は、わたしの人生の宝物だ。

『人生で学んだ一番大切なこと。』という本にあった、
101歳のおばあさんの言葉
「人は人生の半分を、
どうでもいいことで悩んで過ごしてしまうの。でも死の床についたときに
望むのは、誰かにそばにいてほしいということだけ。

人はお金儲けや出世の夢に惑わされてしまいがちだけど、
どんなにお金を出しても人の優しさを買うことはできないの。
人が優しくしてくれるのはね、自分も人に優しくしてきたからなのよ」という
言葉も、折に触れて思い出す。
このおばあさんは実際、肺に水がたまって息もたえだえになりながら、
土曜日に3年間通い続けた
著者を待って数日間生き延び、著者が去った数分後に息をひきとったという。

人生のピリオドまでの数行は、人の尊厳を左右する。

しかしいま、看取りの現場には
圧倒的に人手が足りない。
家族に看てもらおうにも、
シングル世帯は増える一方。

現実には、
もののように打ち捨てられ、葬られていく人が
大多数になっていくだろう。

上野さんのおかげで、
この問題を深く考えるきっかけになったことには感謝する。
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2015年6月18日
最近の報道によると、政府は「今後10年間に首都圏の後期高齢者は175万人増え、首都圏でベッド数が足りなくなるから、高齢者は地方に追いやりたい」らしく、一方“移住先”に上げられた市町村からは「医療・介護の受け入れ余力がない」と迷惑そうだ。
これは、高齢者は老人ホームか病院に入れなければならないという固定観念に政府も地方自治体もとらわれているからではないか?上野さんによると、病院や特養、老人ホームなどに入るよりも、自宅で過ごすほうが高齢者は幸せであり、自宅介護のほうが本人の出費も少なくなり、公的予算も節約になるという。それなら政府の思惑と高齢者自身の望みが一致しているではないか?
だが、自宅で介護されたくても、家族のいない人はどうしたらよいのか?また家族があっても遠隔地に住んでいたり、介護する余裕がなかったりしたときは?上野さんは非婚で、配偶者も子供もいないので、この問題は彼女自身の問題なのだ。それには家族に代わる地域のケアシステム(医療・介護・ケアマネなどの協同)が必要である。本書は多くのそのような実例を挙げ、それが近い将来どこでも可能にできそうなことを示している。そうすれば独居高齢者でも最後のみとりまで自宅で過ごせるようになるだろう。高齢化社会に重要な提言だと思う。
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2015年6月8日
自分は誰に看取(みと)ってもらえるのか…。「終活」のヒントを求める人に、本書は一つの手掛かりとなるかもしれない。

  著者は最近、過激にも聞こえる「在宅ひとり死」を提唱している。

  本書でも、「在宅ひとり死」とは「在宅看取り」から「家族介護」を引き算したもの、と説明。自宅で家族以外の者の介護サービスを受けながら、最期まで自立して暮らすことが目標である。これは障害者運動がかれこれ30年もかけて介護制度として獲得し、各地で実践している生活スタイルでもあるが、今の日本では高齢者には難しい。

  なぜなら現行の介護保険の訪問系サービスでは、長時間の滞在や移動、見守りができないなど独り暮らしには不十分。だが著者は介護保険のおかげでケアの実践家が育ってきていると、いったんは評価する。

その一方で、高齢者の当事者運動がないから介護制度が育たないとばかりに厳しい目も向ける。

 単身者人口が増加するこれからは、家族ではなく個人を単位とした政策が必要だ。そのためにもケアの提供者がムーブメントを起こさなければならない。

 本書に登場する11人は病院勤務医や看護師、介護職などは多種多様。著者と意見が対立する場面もあるが、思わず議論に加わり、熱く語り出したくなってしまう。

 一軒家を借りて始めたホームホスピスの取り組みなどは、筆者がNPO活動してきたこと(未経験者を雇用し、吸引や胃ろうからの注入などの医療的ケアができるヘルパーに育成する)にも近い。主催者が非専門職である点にも親近感を覚えたが、看取りに専門性は要らないとまでは筆者は言いきれない。

 本書は自宅や地域で最期を迎える可能性や豊かさを示す一方で、課題についても多方面から見せてくれる。

高齢者や終末期のQOL(生活の質)の向上についても考えさせる良書である。
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