上位の肯定的レビュー
5つ星のうち4.0興味をもつこと、アレ?と思うことの大切さを感じる一冊
2019年3月31日
本書の構成は47都道府県の、基本データ(総人口、総面積、産業、歴史、祭事など)、その補足、地形、そして持ち方が綴られている。
基本データは地理教科書的な情報だけなく、例えば祭事欄には知っておく必要はなさそうだが「どんな祭り?」なものが書かれいていたり、おまけとしてさらにどうでもよい情報が載っていたりする。
補足は案外マジメでへえーと思うことも多く、基本データと併せてちゃんと覚えれば都道府県のプチ情報を知ってるオモシロイ人になれる、かもしれない。
本題の「都道府県のもちかた」よりもここまでの小ネタのさばき方が本書の好き嫌いの分かれ目になるように思う。
で、その“持ち方”はバカリズムさんらしく、図形から受けたインスピレーションを一発であるいは段階的に示していて、素直に面白いと感じた。そこまでの情報たちがネタふりになっていないところもよい。
興味をもつこと、アレ?と思うことの大切さを感じる一冊。