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著者の「岩間眞知子」氏は早大の美術史で修士課程を修了し、国立博物館の研究員や編纂委員を歴任しました。
本書は歴史を紐解きながら「茶の本質」について考察したものです。

岩間氏は2009年に「茶の医薬史」を上梓して世に問いましたが、「茶は薬局方に掲載されていないので、医薬でないのでは?」という反論を受けました。
これに答えるべく、「茶と薬との関係性」を、歴史を紐解きながら深く考察し、まとめたのが本書です。

日本の医薬のルーツは中国へと辿ることができ、漢代の医学書「黄帝内経」を紐解くと「薬と食が渾然一体となって用いられている」様が伝えられていました。
唐代には食事療法が薬を使った治療よりも優先され、最古の薬書「神農本草経」では体に害を及ぼさない食材を「上薬」として、副作用や毒性のある薬「下薬」よりも重視されていました。
こうした流れから中国では古代から茶の薬効を認識していて、積極的に養生や治療として用いてきました。
日本にも医学知識の一部として茶が伝えられ、948年に完成した医学全書「医心方」の中に記述を遺しています。
そして金元時代に入ると、これまでの経験医学から脱皮して、理論を構築しようとする機運が高まりました。
木火土金水の「五行説」に基づいた薬の性質の意味づけと、各薬品が特定の経絡に影響を与えるという「帰経」という概念を新たに提唱しました。
茶もこれに基づき、食性として「苦と寒の気味」を持ち、苦味が疲労回復と消化促進を促すとされています。
金元の思想は日本にも「田代三喜」らを通じて伝えられました。
著者は薬茶の変遷を明治期の「漢方医学の断絶」まで追いかけ、近年の漢方医学の見直しと再興の機運に触れて筆を置いていました。

本書は以上のように、薬と渾然一体となって発達した茶の歴史を膨大な文献を紐解きながら解説していました。
文中では日中の古文献が多数引用されていて、著者の博覧強記ぶりには圧倒されました。
茶の歴史に興味がある方はもちろん、中国医学を実践している方にとって興味深い書だと思います。
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2015年8月2日
相方が茶に興味があって買ったが、とても歯が立たないと私に廻してきた一冊。

それはそうだ。いきなり「茶は薬か?」という議論から始まり、日本薬局方にも中華人民共和国薬典にも茶は記載がないが、中薬大辞典や中国医学薬物事典には薬物として掲載されている、という話から始まり、次に説文解字、黄帝内経、千金方、聖済総録が次々紹介される。さらに周礼において、膳夫、庖人、・・・医師、食医、疾医、瘍医、獣医、酒正という役職があったことを述べ、その解説が続く。そして本草書の系譜が描かれ、神農本草経に神農は日に百毒に当たったがそれを茶で治した、とする説は実は清代に生まれたに過ぎず、実際の神農本草経には茶の記載はない、おそらく一番古い記載は大谷探検隊が敦煌から持ち帰った本草集注(陶淵明)で、そこに荼茗(とめい)の記載があるが、これがおそらくは茶であろう、と論が進む。

これは漢方医が読むべき本である。著者は1978年早稲田大学文学研究科(美術史)修士課程修了、同年より81年まで東京国立博物館科学研究費特別研究員を務めた人だそうである。今は既に定年を過ぎているだろう。中国伝統医学に於けるこの博識は、国立博物館で得たものだろうか?到底、茶人が読んで分かるとは思えないが、漢方医なら是非一読を勧める。
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2015年2月19日
良く聞く、お茶に解毒作用があるとは、神農伝説でお茶を飲んで解毒したとの下りから来ているとの話を聞いていましたが、
それは本当なのか?
中国から日本へお茶の入った経緯や、かつては薬であったこと、茶に関する最古の典籍の茶経
[...]
に記載されているお茶の淹れ方等を著者が中国と日本の医薬書や各種史料を調査し、引用元を明記しています。
前回の「茶の医薬史―中国と日本喫茶の歴史」に最新の情報も追加して、なおかつ、判りやすく予備知識のない方も読みやすく、買いやすい本になりました。興味のあるかたは早めに買われることをお勧めします。(この手の本は発行数が少ないことが多いため)
さらに詳細なことを知りたい方には「茶の医薬史―中国と日本喫茶の歴史」をお勧めします。
http://www.amazon.co.jp/%E8%8C%B6%E3%81%AE%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%8F%B2%E2%80%95%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC-%E5%B2%A9%E9%96%93-%E7%9C%9E%E7%9F%A5%E5%AD%90/dp/4784214631/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1424347442&sr=1-2
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